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ハムレット Hamlet (1996)

1599~1601年に書かれたとされるウィリアム・シェイクスピアの四大悲劇のうちの”ハムレット”を19世紀を舞台にして描く、監督、脚本、主演ケネス・ブラナーケイト・ウィンスレットリチャード・ブライアーズジュリー・クリスティデレク・ジャコビルーファス・シーウェル他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:ケネス・ブラナー

製作:デヴィッド・バロン
原作:ウィリアム・シェイクスピア”ハムレット”
脚本:ケネス・ブラナー
撮影:アレックス・トムソン
編集:ニール・ファレル
音楽:パトリック・ドイル

出演
ハムレット:ケネス・ブラナー
オフィーリア:ケイト・ウィンスレット
ポローニアス:リチャード・ブライアーズ
ガートルード:ジュリー・クリスティ
クローディアス:デレク・ジャコビ
亡霊(ハムレットの父):ブライアン・ブレスド
レアティーズ:マイケル・マロニー
ホレイショー:ニコラス・ファレル
フォーティンブラス(ノルウェー王子):ルーファス・シーウェル
ノルウェー王:ジョン・ミルズ
ローゼンクランツ:ティモシー・スポール
ギルデンスターン:リース・ディンズデール
レイノルズ:ジェラール・ドパルデュー
墓掘り人:ビリー・クリスタル
墓掘り人:サイモン・ラッセル・ビール
イングランド大使:リチャード・アッテンボロー
オズリック:ロビン・ウィリアムズ
プリアモスジョン・ギールグッド
ヘカベージュディ・デンチ
旅役者の王役:チャールトン・ヘストン
旅役者の王妃役:ローズマリー・ハリス
マーセラス:ジャック・レモン
バーナード:イアン・マッケルヒニー
ヨーリック:ケン・ドッド

イギリス/アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1996年製作 242分
公開
イギリス:1997年2月14日
北米:1996年12月25日
日本:1998年1月25日
製作費 $18,000,000
北米興行収入 $4,708,160
世界 $4,739,190


アカデミー賞
第69回アカデミー賞

・ノミネート
脚色・美術・衣装デザイン・劇映画音楽賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
19世紀、デンマーク王国エルシノア
王子ハムレット(ケネス・ブラナー)の友人ホレイショー(ニコラス・ファレル)は、警護を交代したマーセラス(ジャック・レモン)とバーナード(イアン・マッケルヒニー)と共に、城壁に現れるというハムレット王の亡霊を確認しようとする。

その時、城壁の上に亡霊は現れ、話しかけるホレイショーだったが、亡霊は姿を消す。

マーセラスは、昼夜を問わずに国民を酷使し、戦いの準備をさせる理由をホレイショーに尋ねる。

かつて先王は、ノルウェー王のフォーティンブラスから一騎打ちを挑まれ、見事に敵を倒した。

領土は我が国のものになるものの、同名の王子(ルーファス・シーウェル)が、先王の失った領土を取り戻すことを考えている可能性があるため、それが警備や労働の理由だろうとホレイショーは話す。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
19世紀、デンマーク王国エルシノア
毒蛇に噛まれて亡くなった父王の死を悲しむ王子ハムレットは、即位して前王妃で母のガートルードと結婚したクローディアスの行いを嘆く。
そんなハムレットは、城壁に現れるという父王の亡霊を友人ホレイショーと確認し、父王が弟クローディアスに毒殺されたことを知り復讐を誓う。
侍従長ポローニアスは、娘オフィーリアに対するハムレットの愛を知り、狂気の末にした行動であることを王と王妃に告げる。
それを知ったハムレットは狂気を装い、オフィーリアを無下に扱う。
その後ハムレットは、父王暗殺の証拠をつかむために、現れた旅役者一座に芝居をさせて、クローディアスの企みを暴こうとするのだが・・・。
__________

1948年の「ハムレット」他、20世紀最高のシェイクスピア俳優ローレンス・オリヴィエの再来と言われたケネス・ブラナーが、監督、脚本、主演を兼ねる意欲作。

全ての台詞をそのまま使うなど原作に忠実に描かれた内容であるため、上映時間は4時間を超える超大作となっている。

絢爛豪華なセットや衣装、イギリス、アメリカを代表する実力派スターに加え、期待の若手スターなど超豪華キャストも話題になった作品。
舞台となる宮廷は、世界遺産でもある”ブレナム宮殿”が使用された。

興行的には成功しなかったものの、作品は高く評価され、第69回アカデミー賞では、脚色、美術、衣装デザイン、劇映画音楽賞にノミネートされた。

とにかく、よく実現したと思える、世界の映画界を代表する名優達の競演はファンは必見で、主人公ハムレットを演ずるケネス・ブラナーの圧倒的な存在感と完成された演技、翌年、「タイタニック」(1997)で世界中の人々の心を捉える、オフィーリア役のケイト・ウィンスレットの熱演が光る。

オフィーリアと息子レアティーズ(マイケル・マロニー)の父である侍従長ポローニアスのリチャード・ブライアーズ、ハムレットの母である王妃ガートルードのジュリー・クリスティ、兄を毒殺して王位に就くクローディアスのデレク・ジャコビ、先王の亡霊ブライアン・ブレスド、ハムレットの友人ホレイショーのニコラス・ファレルノルウェー王子フォーティンブラスのルーファス・シーウェルノルウェー王のジョン・ミルズ、ハムレットの友人である国王のスパイ、ローゼンクランツのティモシー・スポールとギルデンスターンのリース・ディンズデール、ポローニアスの召使ジェラール・ドパルデュー、墓掘り人のビリー・クリスタルサイモン・ラッセル・ビールイングランド大使のリチャード・アッテンボロー、伝達人オズリックのロビン・ウィリアムズ、1948年の「ハムレット」にも亡霊の声で出演した、プリアモスジョン・ギールグッドヘカベージュディ・デンチ、旅役者の王役チャールトン・ヘストン、旅役者の王妃役ローズマリー・ハリス、護衛兵マーセラスのジャック・レモン、同じくバーナードのイアン・マッケルヒニー、道化師ヨーリックのケン・ドッドジョン・スペンサー=チャーチル(第11代マールバラ公)がノルウェー軍の大尉役で出演している。


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