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フルメタル・ジャケット Full Metal Jacket (1987)

■ 作品情報へ ■
スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★★

1979年に発表された、グスタフ・ハスフォードの自伝的小説”The Short-Timers”を基に、彼自身とスタンリー・キューブリックが脚色して製作されたベトナム戦争を舞台にしたドラマ。
マシュー・モディーンヴィンセント・ドノフリオR・リー・アーメイ他共演。


ドラマ(戦争)


スタッフ キャスト ■
監督:スタンリー・キューブリック

製作総指揮:ヤン・ハーラン
製作:スタンリー・キューブリック
原作:グスタフ・ハスフォード
脚本
スタンリー・キューブリック
マイケル・ハー
グスタフ・ハスフォード
撮影:ダグラス・ミルサム
編集:マーティン・ハンター
音楽:アビゲール・ミード(ヴィヴィアン・キューブリック)

出演
ジェイムズ・T”ジョーカー”デイヴィス:マシュー・モディーン
レナード”ゴーマー・パイル”ローレンス:ヴィンセント・ドノフリオ
ハートマン:R・リー・アーメイ
”カウボーイ”エヴァンズ:アーリス・ハワード
アニマル・マザー:アダム・ボールドウィン
エイトボール:ドリアン・ヘアウッド
ラフターマン:ケヴィン・メイジャー・ハワード
ウォルター・J”タッチダウン”シノスキー:エド・オロス
ロックハート:ジョン・テリー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1987年製作 116分
公開
北米:1987年6月26日
日本:1988年3月19日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $46,357,700


アカデミー賞 ■
第60回アカデミー賞

・ノミネート
脚色賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1967年、ベトナム戦争中。
サウスキャロライナポート・ロイヤル
アメリカ海兵隊新兵訓練基地”パリス・アイランド”に入隊したジェイムズ・T・デイヴィス(マシュー・モディーン)らは、先任軍曹ハートマン(R・リー・アーメイ)にウジ虫呼ばわりされながら、過酷な訓練を8週間受けることになる。

ハートマンは容赦なく新兵をしごき、ドジを繰り返す図体ばかりデカいレナード・ローレンス(ヴィンセント・ドノフリオ)に、”ゴーマー・パイル”というあだ名をつけて罵倒する。

新兵達にとっては地獄のような日々が続き、落伍寸前のパイルに、”ジョーカー”(デイヴィス)や同僚の”カウボーイ”エヴァンズ(アーリス・ハワード)が手助けをする。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ベトナム戦争中、アメリカ海兵隊新兵訓練基地に入隊したジェイムズ・T・デイヴィス(ジョーカー)らは、先任軍曹ハートマンにいびられながら、過酷な訓練を8週間受けることになる。
ハートマンは容赦なく新兵をしごき、足手まといになるパイルを罵倒する。
ジョーカーは、自分を通そうとハートマンに意見してしまい、殴られながらもその根性を買われて班長に任命され、落伍寸前のパイルの面倒を見ることになる。
しかし、パイルのせいで連帯責任まで負わされた兵士達は、彼への虐待を始める。
精神的に追い詰められたパイルは、卒業の日の夜、銃に実弾を込めて、ハートマンを射殺し自殺してしまう。
その後、戦地に向かったジョーカーは、基地内で、”スターズ&ストライプス”の軍事報道部に配属されていた。
ジョーカーは、カメラマンのラフターマンらと共に、平穏ではあるが退屈な日々を送っていた。
しかし、テト攻勢により、激戦地となったフエ市を取材するために、ジョーカーらは現地に向かうことになる・・・。
__________

シャイニング」(1980)以来7年ぶりにメガホンを握ったスタンリー・キューブリックの、製作、脚本も兼ねる意欲作。

原作者グスタフ・ハスフォード自身の体験が基となっているため、リアルな脚本と映像が際立つ作品であり、キューブリック自身が言っているように、反戦映画ではなく、戦争そのものを描いた作品として大きな反響を呼び、その仕上がりは高く評価された。

過酷な訓練と、地獄の戦場を映し出した作品は他にもあるが、上記のように、戦争をストレートに描いた描写により、その恐ろしさや空虚さがダイレクトに伝わってくる。

戦争そのもの怖さよりも、ごく普通の青年が、人格を奪われ”殺人マシーン”に変貌させられる訓練や、それを経て戦地に赴いた兵士が人格を取り戻し、さらに凶暴さを増して、殺し屋のように変貌する姿が恐ろしい。

第60回アカデミー賞では脚色賞にノミネートされ、スラングの連発など、的を得た表現が入り混じるセリフのシャワーは圧巻だ。

クライマックスの舞台となる市街のセットや、昼間から夜にかけて続く、時間が流れながらの、生々しい激戦シーンのカメラワークなども素晴らしい。

平凡な若者に見えながら、ひと癖あり、また思慮深い面も見せる主人公のマシュー・モディーン、過酷な訓練を耐え抜くものの、精神的に追い詰められて、教官を射殺し自殺するヴィンセント・ドノフリオ、鬼教官の怪演が光る、実際のベトナム帰還兵でもあるR・リー・アーメイ、主人公と訓練を共にして戦地で再会するアーリス・ハワード、その同僚兵士でタフガイぶりが印象的なアダム・ボールドウィンドリアン・ヘアウッド、主人公の同僚カメラマンのケヴィン・メイジャー・ハワード、戦地で知り合う士官エド・オロスなどが共演している。


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