ナビゲイター Flight of the Navigator (1986)

森の中でジェフに脅かされたデヴィッドは、ブルーザーを連れ戻そうとして谷間に落ちてしまう。

家に戻ったデヴィッドは、知らない女性ジャネット・ハワード（アイリス・アッカー）が現れたために驚き、彼女の夫ラリー（リチャード・リバティー）から名前を訊かれ、家族が恋しくなり涙する。

警察に向かったデヴィッドは、バンクス刑事（レイモンド・フォーチオン）と共にある家に向かう。

途中、今日の日付などを訊かれたデヴィッドは家に着き、バンクスが父ビルと話していることに気づきパトカーを降りる。

捜索願を出したことをバンクスに伝えたビルとヘレンは、デヴィッドが戻って来たために驚き、動揺する息子を気遣う。

両親の様子が家を出た時とは違うため、何が起きたか分からないデヴィッドは、気を失ってしまう。

その頃、NASAのルイス・ファラデー博士（ハワード・ヘスマン）は、地球外から飛来した宇宙船が送電線に衝突した現場に到着する。

ファラデーは、鏡面のような美しい宇宙船を観察する。

病院で意識が戻ったデヴィッドは、両親からどこにいたのか訊かれ、数時間前にジェフを迎えに行った話をする。

そこにジェフ（マット・アドラー）が現れ、デヴィッドは、弟の方が成長していることを知り驚く。

ジェフから、本当に兄なら20歳のはずだと言われたデヴィッドは、行方不明となった自分のチラシを見せられ、あの夜から8年経ったことを知らされる。

ジェフが弟だと信じたデヴィッドは、家に帰りたいと両親に伝えるものの、何があったのか病院で調べる必要があると言われて安心する。

空中に浮かぶ宇宙船は、NASAの研究施設に運び込まれる。

病室でデヴィッドに付き添っていたジェフは、何かに呼ばれたと言って動揺する兄を気遣う。

ファラデーは、宇宙船の調査を始める。

医師から、8年前の森の中のことを訊かれたデヴィッドの脳波のデータは、何かを映し出す。

それを知らされたファラデーは、データの図が宇宙船だと気づく。

デヴィッドの主治医カー（リチャード・リバティー）と話し合ったファラデーは、デヴィッドを施設に連れて行き詳しく調べようとするものの、ビルに反対される。

8年間の謎を知りたくないかとビルに尋ねたファラデーは、48時間で解明することをデヴィッドに約束して納得させる。

研究施設に近づいたデヴィッドは、何かが聴こえたような気がする。

おもちゃやテレビなどがある部屋に案内されたデヴィッドは、研修生のキャロリン・マクアダムス（サラ・ジェシカ・パーカー）から、食事などを運んでくれるロボットの”ラルフ”について説明を受ける。

翌日、家族に電話をしたデヴィッドは検査を受け、ファラデーに質問される。

デヴィッドの脳のデータは様々な情報を伝え、8年間、彼が”フェイロン”という星にいたことが分かる。

フェイロンまでの距離は560光年あり、2.2時間で移動できることも知ったファラデーは、光速移動が往復4.4時間でも、地球では8年が経過したとデヴィッドに伝える。

デヴィッドにフェイロンの場所を尋ねたファラデーは、彼の脳のデータがそれを示したために驚く。

それが未知の領域だと知ったファラデーは、フェイロンの位置を確認するものの、動揺するデヴィッドは部屋に戻ってしまう。

ファラデーは、48時間では足りないと考える。

部屋に戻ったデヴィッドは、現れたキャロリンに明日には帰れると伝える。

キャロリンから、来週の食事リストに名前があったと言われたデヴィッドは憤慨する。

マジックミラーで監視されているデヴィッドは、警備員に知られないようにして、キャロリンに家に連絡してほしいと頼む。

翌朝、”ナビゲーター、助けて、来てくれ”という言葉で目覚めたデヴィッドは、ラルフに乗って声の聴こえた施設に向かう。

その場にあった宇宙船のハッチが開き乗り込んだデヴィッドは、制御するトライマクシオン・ドローン・シップ（ポール・ルーベンス）から、任務を終えるために自分の情報が必要だと言われ、脳の中に全星図が入っているこことを知る。

宇宙船のハッチが開いていることに気づいた警備員は、それをファラデーに知らせる。

内部のデヴィッドと話したファラデーだったが、ハッチが閉まった宇宙船は移動し、入り口の扉を壊して施設から出る。

フェイロンに向かうつもりのトライマクシオンだったが、家に帰りたいと言うデヴィッドから30キロ移動するようにと指示され、上昇し大気圏外に向かう。

水平に飛ぶようにと言われたトライマクシオンは、宇宙船を施設まで降下させて水平に30キロ飛行し、デヴィッドは外のに出ようとする。

その頃ファラデーは、、キャロリンがラルフに指示してデヴィッドを逃がしたと知るはずもなかった。

苛立つファラデーは、宇宙船の場所を確認する。

外に出たデヴィッドは、人間の脳は10％しか使われていないと言うトライマクシオンから、自分の脳に星図をインプットしたことを知らされる。

送電線に衝突して星図が消えたと話すトライマクシオンから、自分の脳のデータが必要だと言われたデヴィッドは、8年前が無理なら家に帰りたいと伝える。

そこにファラデーらの乗ったヘリコプターが現れ、星図をくれたら家に帰すと言われたデヴィッドは、宇宙船に乗って飛び立つ。

トライマクシオンを短縮してマックスと名付けたデヴィッドは、宇宙船が海中に向かったために驚く。

星図の転送の準備をするマックスは、様々な宇宙生物に興味を持つデヴィッドにその説明をする。

デヴィッドは、その中で、破壊された惑星ビンプカのパックマレンが気に入る。

ビルからの電話を受けたファラデーは、デヴィッドから連絡させると伝える。

ファラデーは、デヴィッドと最後に会ったキャロリンを呼ぶよう指示する。

デヴィッドのデータをスキャンしたマックスは、星図以外の情報も取り込んでしまう。

言動がおかしくなったマックスは飛び立ち、制御不能となったデヴィッドは、何とか体勢を整えて操縦を覚える。

その頃、デヴィッドの家族に会ったキャロリンは、ファラデーが保管していた宇宙船に乗り込んだデヴィッドが空を飛んでいることを知らせる。

NASAの職員が来たことに気づいたキャロリンは、裏口から逃げようとするものの見つかってしまう。

ビルらは、ファラデーの指示で自宅軟禁状態になる。

宇宙船が東京で目撃されたことを知ったファラデーは、その後の行き先を探る。

何も知らないと言うキャロリンに、デヴィッドを連れ戻したいと伝えたファラデーは、宇宙船がサンフランシスコに向かったという報告を受ける。

街道を車で走っていた若者たちに、フォート・ローダーデールの場所を訊いたデヴィッドだったが、彼らは驚いて走り去り、ここがテキサス出ないかと思う。

その後ファラデーは、宇宙船がテキサスからメキシコ湾を横断していることを知り、デヴィッドが家に戻ると考え警備体制を強化する。

フロリダに着き、ガソリンスタンドで家に電話をしたデヴィッドは、ジェフから帰る道順を聞く。

道が分からないデヴィッドは、空から見える合図をしてほしいとジェフに伝え、花火を上げると言われて電話を切る。

観光ためのオブジェだと思った家族は、宇宙船が飛び立ったために驚く。

地図を参考にして飛行したデヴィッドは、マイアミビーチを通過する。

花火を見つけて家から抜け出したジェフは、屋根に上る。

夜になり、フォート・ローダーデールに着いたデヴィッドは、ジェフの合図を待つ。

ジェフが打ちあげた花火に気づいたデヴィッドは、その場に向かうものの、多くの人々が集まっていることに気づく。

地上に近づき外に出たデヴィッドは、自分の家族ではないと言って船内に戻り、1978年に向かおうとする。

マックスから、消滅する可能性もあると言われたデヴィッドは、危険を承知してチャレンジすることを伝える。

二度とマックスに会えないかもしれないデヴィッドは、彼に感謝して時空を超える。

森の谷間で目覚めたデヴィッドは家に戻り、ボートで花火をする家族に気づく。

1978年に戻れたことを知ったデヴィッドはヘレンに愛を伝え、抱きしめられる。

ジェフから謝罪されたデヴィッドは、バッグの中にいたパックマレンに気づいた彼に、これは秘密だと伝える。

家族はボートでレストランに向かい、デヴィッドは、花火と共に飛行するマックスの宇宙船に気づき微笑む。