病気で寝ていたキャメロンは、フェリスからの電話を受けて、楽しめば元気になるので迎えに来るようにと言われる。
学生部長のエドワード・ルーニー(ジェフリー・ジョーンズ)は、不動産業者であるケイトに電話をして、フェリスの欠席が多すぎることを伝える。
留年は決定的だと言うルーニーは、今学期の病欠が9回目だと知って驚くケイトに、フェリスはたぶん仮病だと伝える。
フェリスの欠席日をコンピューターでチェックしていたルーニーは、数字が減っていくために不思議に思う。
親に車の代わりにコンピューターを買ってもらっていたフェリスは、学校のシステムに侵入して操作していた。
ケイトは、フェリスが病気で休んでいることを信じているとルーニーに伝える。
フェリスを心配する友人に病状を訊かれたジーニーは、答える気にもなれない。
友人からの電話を受けたフェリスは、適当に病気を装う。
秘書のグレイス(エディ・マックラーグ)に、フェリスの悪巧みを暴いて見せると伝えたルーニーだったが、学校の人気者である彼の方が有利な立場にいると言われる。
だからこそ今回は許さないと言うルーニーは、フェリスの真似をする者が現れないようにするのが自分の役目だと伝える。
フェリスに呼ばれたキャメロンは迷うが、行かなければ電話攻めは続くと考えて、仕方なく彼の家に向かおうとする。
英語の授業を受けていたスローン・ピターソン(ミア・サラ)は、教室に現れた保険教師のフローレンス・スパロー(ヴァージニア・ケイパーズ)から、祖母が亡くなったという連絡を受けたことを知り悲しむ。
それを知ったルーニーは、グレイスからスローンがフェリスと親しいと言われ、彼女の父親の電話番号を調べるよう指示する。
そこにピーターソンから電話があり、不幸があったのでスローンを返してほしいと言われる。
死人まででっち上げたと言って疑うルーニーは、電話の相手をフェリスだと確信して、グレイスにそれを伝える。
しかし、フェリスからの電話を受けたグレイスは驚き、それをルーニーに伝える。
焦るルーニーは、フェリスの電話に出て病気で休むと言われ、ピーターソンと話して謝罪する。
しかし、ピーターソンに扮して電話をしていたのはキャメロンで、ルーニーを罵倒してスローンを捜すよう指示する。
よけいなことを話すキャメロンを制止して電話を切ったフェリスは、気分を害して帰ろうとする彼に謝罪する。
スローンを迎えに行くには、キャメロンの父親が命より大切にしているコレクション”フェラーリ 250GTスパイダーカリフォルニアSWB”でなければ信用されないと言うフェリスは、反対するキャメロンを説得してそれに乗り学校に向かう。
スローンを捜して校舎の外まで送り慰めたルーニーは、フェラーリで迎えに来たピーターソン(変装したフェリス)が迎えに来たことを確認する。
父だと言うスローンは、ルーニーの心遣いに感謝してフェリスの元に向かう。
その様子を見ていたジーニーは、フェリスの行動に呆れてしまう。
スローンと”父”が恋人のようにキスする姿を見たルーニーは、色々な家庭があると思い納得する。
車に乗ったスローンは隠れていたキャメロンに話しかけ、フェリスは急発進して走り去り街に向かう。
その様子を見ていたルーニーは、二人を疑う。
その頃、フェリスを救うために募金が集められていたが、腎臓移植のための5万ドルが必要だと知ったジーニーは、ばかげた話だと言って相手にしない。
ピーターソン家に電話をしたルーニーは、不幸があったという留守電のメッセージを聴くものの、すべてフェリスが仕組んだことだと考えスローンも協力しているとグレイスに伝える。
メッセージで連絡先を知ったルーニーは電話をするものの、かけた先の葬儀社も留守電だったてめに、フェリスが何かを企んでいると考える。
駐車場に向かい、車を預けるのに不安を感じるキャメロンは、フェリスに家に戻るべきだと伝える。
キャメロンの意見を聞こうとしないフェリスは、見た目は疑わしい係員(リチャード・エドソン)に車を預けて街に向かう。
係員は、同僚(ラリー”フラッシュ”ジェンキンス)と共にフェラーリに乗って走り去る。
家に戻りフェリスの様子を見たケイトは、マネキンとも気づかづに、彼が眠っていると思い安心する。
”シアーズ・タワー”(現ウィリス・タワー)の展望台から”シカゴ・マーカンタイル取引所”に向かったフェリスは、スローンに結婚するか尋ねる。
当然するが今日はしないと答えるスローンに、気持ちは分かるがしてみるのもいいと伝えたフェリスは、キャメロンから、自分の親を見る限りしない方がいいと言われる。
高級レストラン”Chez Luis”の案内係を騙し、予約なしで席を取ったフェリスらは食事をする。
フェリスはトイレに向かうものの、その場にいた父トムは気づかなかった。
その頃ジーニーは、フェリスだけが好き勝手なことをすることに納得いかず、ルーニーと話そうとするものの、グレイスから使用で出かけていると言われる。
トムがレストランにいたことを知ったフェリスだったが、気づかれないままタクシーでその場を去る。
同じ頃ルーニーは、カフェに向かいフェリスを捜すものの、人違いをして恥をかく。
”リグレー・フィールド”の外野席にいたフェリスらはテレビに映るものの、ルーニーはそれに気づかない。
その後ビューラー家に向かったルーニーは、インターフォンでフェリスと話すものの、繰り返し同じことを言うために、それが録音だと気づく。
家の中を調べようとしたルーニーは裏に回り、足が泥にはまり大変なことになる。
駐車場の係員は、フェラーリを暴走させる。
犬用の入り口から家の中を覗いたルーニーは、愛犬に襲われる。
”シカゴ美術館”に向かい見学したフェリスらは、その後、”Von Steuben Day”のパレードで渋滞するタクシーの中で、隣の車にトムが乗っていることに気づく。
フェリスとキャメロンは隠れて、一瞬フェリスを見たような気がしたトムは、サングラスをかけたスローンが微笑みかけてきたために戸惑う。
タクシーを降りて姿を消したフェリスはパレードに加わり、”ウェイン・ニュートン”の”Danke Schoen”と”ビートルズ”の”ツイスト・アンド・シャウト”歌い始めてしまい、キャメロンとスローンを驚かせる。
フェリスの歌は人々に大いに受けて、オフィスに戻ったトムもそれが気になる。
犬に追い回されたルーニーは、届けられた花を受け取り、それがフェリスを気遣う教員からのものだと気づく。
”重病”のフェリスを救う運動が広まっていることに気づいたジーニーは苛立ち、自宅に向かう。
フェリスの部屋のマネキンを確認したジーニーは憤慨し、犬に花を投げつけて気絶させたルーニーは、入り口が開いていたために家に入る。
物音が聴こえたジーニーはフェリスだと思うものの、それがルーニーだとは気づかづかないまま蹴り倒してしまう。
駐車場に向かったフェリスらは、無傷のフェラーリに乗り走り去る。
警察に通報したジーニーは、状況を理解しない相手に苛立ち電話を切ってしまう。
駐車違反のルーニーの車は、レッカー移動されてしまう。
意識が戻り、泥だらけの顔を洗っていたルーニーは、インターホンで話すジーニーから通報したと言われて焦り、財布を落としたことに気づかずその場を去る。
車が移動させられることに気づいたルーニーは、慌てながらそれを追う。
駐車場の係員は見かけよりいい奴だったと話すフェリスは、走行距離が大幅に増えていることに気づき、それを知ったキャメロンは叫び声を上げる。
玄関のベルで警察だと思ったジーニーは、病気のフェリスのためのデリバリー・サービスだったために追い払う。
車のことでショックを受けたキャメロンは、目を開けたまま反応しなくなり、フェリスとスローンは彼の自宅に戻る。
プールに落ちたキャメロンを助けたフェリスは、彼から自分のヒーローだと言われる。
からかわれたフェリスは憤慨するが、キャメロンとスローンと共にプールで楽しむ。
警察に向かったジーニーは、ジャンキーのガース・ヴォルベック(チャーリー・シーン)から話しかけられる。
仮病を使い皆に迷惑をかける兄のことを話したジーニーは、ガースがフェリスのことを知っていたために驚く。
フェラーリの後輪をジャッキアップしてバックさせて距離計を戻すキャメロンは、最高の一日だったとフェリスとスローンに伝え、卒業して来年は別々だと話し寂しく思う。
意識不明を装いながら、スローンが着替えるのを見ていたことを認めたキャメロンは、距離計が減るどころか増えていることに気づく。
フェリスから、メーターを分解して手で戻すと言われたキャメロンは、そんなことはせずに立ち向かうと伝える。
父親の指示に従い我慢ばかりしていた自分に問題があると言うキャメロンは、立ち向かい話し合うことを決意する。
フェラーリのフロント・バンパーとボンネットを蹴って傷つけたキャメロンは、父親は怖くないとフェリスとスローンに伝える。
キャメロンがボンネットに足を置いた瞬間に後部のジャッキが外れ、フェラーリはバックしてガラスを突き破り林に落下してします。
車が完全に壊れたことを知ったキャメロンは流石に不安になり、自分が悪いと言うフェリスは、父親に謝ると伝える。
自分が話すと言うキャメロンは、フェリスの気持ちに感謝する。
警察に呼ばれたケイトは、家宅侵入の話などをした刑事から、息子さんを皆が応援していると言われて疑問に思う。
ガースに惹かれてしまったジーニーは彼とキスし、ケイトから帰ると言われる。
名前をガースに教えたジーニーは、その場を去る。
フェリスに楽しい一日だったと伝えたスローンは、キャメロンのことを心配するものの、大丈夫だと言われる。
キャメロンを自立させるために、最初から仕組んだことだったのかと訊かれたフェリスは、言葉を濁してスローンにキスし、時間を確認してその場を去る。
フェリスとの愛を確認したスローンは、彼との結婚はあり得ると考える。
家に戻るフェリスは、ケイトを乗せたジーニーが運転する車とぶつかりそうになる。
目の前のフェリスに驚くジーニーは、ケイトが気づいていないために、車を急発進させて暴走しパトカーに追われる。
帰宅途中のトムは、よそ見していたために、パトカーに追われるケイトの車に気づかない。
道路を走るフェリスにクラクションを鳴らしたトムは、顔が見えなかったために息子だと気づかない。
人の家や庭を通り抜けるフェリスは、家に向かう。
家に着いたケイトは、帰宅したトムに、ジーニーのことで警察に呼ばれてスピード違反で切符を切られ、仕事の契約もできなかったことを話す。
裏口に向かいマットに隠してある鍵がないことに気づいたフェリスは、その場に現れたルーニーから鍵を見せられる。
留年させると脅されているフェリスに気づいたジーニーは、病気だった兄を送ってくれたルーニーに感謝し、早くベッドに戻るべきだと言ってフェリスにウインクする。
フェリスは部屋に向かい、ジーニーは、彼が病院から歩いて帰ろうとしたことをルーニーに伝える。
キッチンに落ちていた財布を見せたジーニーは、それを投げ捨ててルーニーを脅す。
愛犬に襲われたルーニーは、叫び声を上げる。
フェリスを激励する花が家中に溢れていることに気づききながら、ケイトとトムは二階に向かう。
ベッドに入ったフェリスは、イビキが再生されているデッキを野球のボールを投げて停止する。
入ってきた両親を安心させたフェリスは、150%回復したと言って、これ以上、休ませてほしくない、学校に行きたいと伝える。
6月には卒業だと伝えたフェリスだったが、トムから無理することはないと言われ、ケイトは愛しい息子にキスする。
フェリスは、人生はあっという間に過ぎ去るので、たまには立ち止まって楽しむべきだと考える。
歩いて帰るルーニーは、フェリスにコケにされ続けた4年間のことを考えながら、近づいてきたスクールバスのドライバーに声をかけられる。
乗っていくか訊かれたルーニーは、恥をかくのを承知で生徒達がいるバスに乗る。
驚く生徒達の眼差しを気にしながら席に着いたルーニーは、隣の女子生徒からグミを渡されるものの、それを捨てる。
ルーニーは、自分の悪口の落書きと”フェリスを救おう”という運動が広がっていることを知る。
部屋から出て来たフェリスは、映画は終わったので帰るようにと観客に伝える。