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終戦のエンペラー Emperor (2012)

GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)統治下の日本で昭和天皇の戦争責任の調査を命ぜられた最高司令官ダグラス・マッカーサーの部下であるボナー・フェラーズ准将の苦悩を描く、主演マシュー・フォックストミー・リー・ジョーンズ初音映莉子西田敏行他共演、監督ピーター・ウェーバーによるドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

トミー・リー・ジョーンズ / Tommy Lee Jones / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ピーター・ウェーバー

製作
奈良橋陽子

ギャリー・フォスター
野村祐人
ラス・クラスノフ
芥川保志
原案:芥川保志
原作:岡本嗣郎”His Majesty’s Salvation”
脚本
ベラ・ブラシ

デヴィッド・クラス
撮影:スチュアート・ドライバーグ
編集:クリス・プラマー
音楽:アレックス・ヘッフェス

出演
ボナー・フェラーズ准将:マシュー・フォックス

ダグラス・マッカーサー元帥:トミー・リー・ジョーンズ
島田あや:初音映莉子
鹿島:西田敏行
高橋:羽田昌義
昭和天皇片岡孝太郎
リクター少将:コリン・モイ
木戸幸一伊武雅刀
関屋貞三郎夏八木勲
近衛文麿中村雅俊

東条英機火野正平
鹿島夫人:桃井かおり

アメリカ/日本 映画
配給
ロードサイド・アトラクションズ

ライオンズゲート(北米)
2012年製作 105分
公開
北米:2013年3月8日
日本:2013年7月27日
北米興行収入 $3,345,320


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1945年8月30日。
第二次世界大戦が終結直後、ダグラス・マッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)は、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)を占領国日本に設置するため現地に向かう。

マッカーサーの専用機に同乗するアメリカ陸軍ボナー・フェラーズ准将(マシュー・フォックス)は司令官に呼ばれる。

日本到着を前にマッカーサーは、天皇を神と考える国民性などを部下フェラーズらに調査させようとする。

厚木飛行場に降り立ったマッカーサーは、GHQが設置される東京に向かう。

早速、統治を始めたマッカーサーは、A級戦犯の逮捕をフェラーズに命じ、彼は直ちに行動を開始する。

フェラーズは、補佐となる日本人の高橋(羽田昌義)に、ある日本人女性を捜すよう指示する。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
1945年8月、第二次世界大戦終結直後。
アメリカ陸軍ダグラス・マッカーサー元帥は、日本にGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)を設置するために東京に向かう。
マッカーサーは、昭和天皇の戦争責任について調査し、10日間で結論を出すよう、部下のボナー・フェラーズ准将に命ずる。
かつて、留学生の日本女性あやと付き合っていたフェラーズは、日本人の心を知りつつ、その証拠を探そうとしてA級戦犯を逮捕する。
フェラーズは、消息不明となったあやを捜しながら調査を続け、自殺未遂を図った元首相の東条英機から、開戦の直前に首相を辞任した近衛文麿に会うよう指示される。
近衛に、欧米に侵略されたアジア諸国のために起こした戦争だったと言われたフェラーズは、天皇の責任問題のカギとなる側近、木戸幸一に会うよう言われるのだが・・・。
__________

日本では、大物スター、トミー・リー・ジョーンズダグラス・マッカーサーを演ずることばかりが宣伝文句として伝わった作品ではあるが、本作は、日本や日本人女性を愛した、歴史上の重要問題の調査を命ぜられた、マッカーサーの部下ボナー・フェラーズ准将の苦悩の物語である。

とかく力み過ぎ、大袈裟な演技や表現が問題になる日本の俳優陣も無難に演技をこなし、日本を舞台にした作品としてはまずまずといったところで、皇居敷地内でのロケが初めて許可されたことも注目だ。

日本人が歴史を知らな過ぎるというか、知ろうとしないことがよく分かる作品で、一般的な知識があれば、宣伝文句のような”知られざる真実”的ではなく、脚色を交えた歴史を淡々と伝えている内容だ。

ファンであることを認めつつ観ても、トミー・リー・ジョーンズのイメージに合うとは到底思えないダグラス・マッカーサー役は今一受け入れ難い。
実際に本人も自分の役ではないとオファーを断ったらしいが・・・。

親日家として重大な調査を命ぜられるボナー・フェラーズ准将役を熱演すマシュー・フォックス、彼と愛し合う日本人女性初音映莉子、そのおじ西田敏行、その妻桃井かおり、主人公の補佐で羽田昌義昭和天皇片岡孝太郎、主人公の上官コリン・モイ、天皇の側近である木戸幸一伊武雅刀、宮内次官である関屋貞三郎役の夏八木勲、元首相、近衛文麿役の中村雅俊東条英機火野正平などが共演している。


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