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ラスト・リベンジ Dying of the Light (2014)

かつて拷問を受けたテロリストへの復讐を果たそうとするCIA元工作員の戦いを描く、監督、脚本ポール・シュレイダー、主演ニコラス・ケイジアントン・イェルチンアレクサンダー・カリムイレーヌ・ジャコブ他共演のサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)

ニコラス・ケイジ / Nicolas Cage 作品一覧
ニコラス・ケイジ / Nicolas Cage / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ポール・シュレイダー

製作
スコット・クレイトン
ゲイリー・A・ハーシュ
デヴィッド・グロビック
トッド・ウィリアムズ
ニコラス・ウィンディング・レフン
脚本:ポール・シュレイダー
撮影:ガブリエル・コサス
編集:ティム・シラノ
音楽:フレデリック・ウィードマン

出演
エヴァン・レイク:ニコラス・ケイジ
ミルトン・シュルツ:アントン・イェルチン
モハメド・バニール:アレクサンダー・カリム
ミシェル・ズバレイン:イレーヌ・ジャコブ
アシム:エイメン・ハムドゥッチ
ユリアン・コーネル医師:セルバン・セレア
サンジャー医師:サイラス・カーソン

アメリカ 映画
配給 ライオンズゲート
2014年製作 94分
公開
北米:2014年12月5日
日本:2015年5月2日
製作費 $5,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
監禁されたCIA諜報員エヴァン・レイク(ニコラス・ケイジ)は、テロリストのモハメド・バニール(アレクサンダー・カリム)の拷問を受ける。

22年後、バージニア州、キャンプ・ピアリーCIA訓練施設。
数々の功績を残したベテランのレイクは、訓練生へのスピーチを終えてその場を離れる。

バニールに拷問されるものの、救出された際のことをレイクは思い出す。

バージニア州、ラングレーCIA本部。
長官に呼ばれたレイクは、海軍6年、CIA年の経歴を称えられ、引退を勧められるものの職務を続けたいことを伝える。

オフィスに戻ったレイクは、自分を慕う親友でもあるミルトン・シュルツ(アントン・イェルチン)から長官との話を訊かれ、引退する可能性を伝える。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
数々の功績を残したベテランのCIA局員エヴァン・レイクは、FTD/前頭側頭認知症と診断され、その症状に苦しんでいた。
長官から引退を勧められたレイクは、自分を慕う親友の局員ミルトンから、22年前に拷問を受けたテロリスト、バニールの情報を入手したと言われる。
ルーマニアブカレストで死んだケニア人と接点のある医師コーネルが、バニールの持病のサラセミア(地中海性貧血)の薬を患者に処方していたということだった。
その患者と思われるバニールを捕えるため捜索部隊の編成を要請するものの、それを長官に拒まれたレイクは辞職してしまう。
協力を申し出たミルトンと共に、因縁の男バニールを捕えるため、レイクはブカレストに向かうのだが・・・。
__________
鬼才ポール・シュレイダーの演出と脚本、人気スターのニコラス・ケイジアントン・イェルチンの共演ということで注目したい作品。

しかし、ポール・シュレイダーのご都合主義的な脚本に冴えがなく演出も単調で、サスペンスに加えた心理スリラー的な内容も今一パンチが足りない。

北米公開もされたとは言えない状況で拡大公開もされず、商業的にも失敗に終わった作品。

ハリウッド作品ではあまり馴染みのない、東欧の古都ブカレストでのロケが興味深い。

主演のニコラス・ケイジは、二流的な作品に時々、出演するのが気になるところだが、彼の演ずるベテランCIA局員が、痴呆症を患っているという変わった役柄は、少々、無理はあるが面白味はある。

2016年6月に惜しまれつつ事故で亡くなったアントン・イェルチンが、主人公と親子以上の年齢差を感じさせない、落ち着いた雰囲気で、主人公を慕う元秘密工作員の若い局員をサポート的に演じている。

主人公が追うテロリストのアレクサンダー・カリムブカレストでの主人公の協力者イレーヌ・ジャコブ、テロリストの部下エイメン・ハムドゥッチ、彼らに関係する医師セルバン・セレア、CIAの医師サイラス・カーソンなどが共演している。


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