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恋は邪魔者 Down With Love (2003)

恋を否定した著書で一躍、時の人となったベストセラー作家とプレイボーイの記者の恋の駆け引きを描く、レニー・ゼルウィガーユアン・マクレガー共演、監督ペイトン・リードによるロマンチック・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ペイトン・リード

製作総指揮
パディ・カレン

アーノン・ミルチャン
製作
ブルース・コーエン

ダン・ジンクス
脚本
イヴ・アーラート

デニス・ドレイク
撮影:ジェフ・クローネンウェス
編集:ラリー・ボック
音楽:マーク・シェイマン

出演
バーバラ・ノヴァク/ナンシー・ブラウン:レニー・ゼルウィガー

キャッチャー・ブロック:ユアン・マクレガー
ピーター・マクマナス:デヴィッド・ハイド・ピアース
ヴィッキー・ヒラー:サラ・ポールソン
セオドア・バナー/T.B.:トニー・ランドール
E.G.:ジョン・アイルウォード
C.B.:ウォーレン・マンソン
J.B.:マット・ロス
J.R.:マイケル・エンサイン
R.J.:ティモシー・オマンソン
グウェンドリン:ジェリー・ライアン
エルキー:メリッサ・ジョージ

アメリカ映画
配給 20世紀FOX

2003年製作 101分
公開
北米:2003年5月16日
日本:2003年10月18日
北米興行収入 $20,305,250
世界 $39,468,110


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1962年、ニューヨーク
出版社”バナー・ハウス”を訪れた作家バーバラ・ノヴァク(レニー・ゼルウィガー)は、恋を否定する著書”Down with Love”の出版を控えていた。

編集担当のヴィッキー・ヒラー(サラ・ポールソン)に迎えられたバーバラは、社の重役達に著書の内容を説明する。

男性雑誌”ノウ”の社主ピーター・マクマナス(デヴィッド・ハイド・ピアース)はNo.1記者ではあるが、女性を追いかけまわしてばかりいる、プレイボーイのキャッチャー・ブロック(ユアン・マクレガー)の行動に呆れ果てていた。

キャッチャーをクビにしようとしたピーターだったが、彼がナチの残党の取材に成功し、記事を書いてあったことで気を取り戻す。

重役達の理解を得られなかったバーバラは、ヴィッキーの提案で、”ノウ”のキャッチャーに、カバーストーリーを書かせるという提案をする。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
田舎から出てきた新進作家のバーバラ・ノヴァクは、恋を否定した著書を出版するためニューヨークに拠点を移す。
大手出版社の編集者ヴィッキーを訪ねたバーバラだったが、社の男性重役達にそれが受け入れられなかった。
そこでヴィッキーは、男性誌”ノウ”の社主ピーターに連絡を入れ、No.1記者であるプレイボーイのキャッチャー・ブロックに、カバー・ストーリーを書いてもらおうとする。
仕方なくそれを承知したキャッチャーだったが、バーバラと連絡は取るものの、約束をすっぽかし続ける。
そのためにヴィッキーは、人気TV番組の”エド・サリヴァン・ショー”でバーバラの本を取り上げてもらうことのに成功し、発売された本は爆発的に売れ始める。
世の女性の意識は変わり、キャッチャーは、自分の周辺からも女性達が遠ざかってしまったため、プレイボーイとしてのプライドを懸けて、彼女を口説き落とそうとするのだが・・・。
__________

往年の黄金コンビ、ドリス・デイロック・ハドソンの「夜を楽しく」(1959)や「恋人よ帰れ」(1961)などをモチーフに、そのオマージュとも言える作品。
それらの作品に出演した80歳を過ぎているトニー・ランドールの登場が懐かしく非常に嬉しい。

CGや色彩感覚豊かなハイセンスなセットなど、1960年代初頭の雰囲気がよく出ていて楽しい作品に仕上がっている。

既にスターの座に着いていた主演レニー・ゼルウィガーユアン・マクレガーの熱演は見ものなのだが、上記の、ドリス・デイロック・ハドソンによる、コメディでありながらスケール感もあるコンビと比較し過ぎると物足りないことばかりが頭に浮かんでしまう。
それを意識せずに観ることをお勧めします。

本作でユアン・マクレガーが宇宙飛行士に扮するところが注目で、現在のように、日本人までもが盛んに宇宙に飛び立つ時代とは違い、当時”マーキュリー計画”で、国家の威信を懸けていた時代の,象徴的な人物設定が実に興味深い。

魅力的なキャスティングではあるが、興行的には成功した作品とは言えない。

北米興行収入 $20,305,250
世界 $39,468,110

7ヵ月後に公開される「コールド マウンテン」(2003)でアカデミー助演賞を獲得する、演技派としても高く評価されるレニー・ゼルウィガーが、まるで着せ替え人形のようなチャーミングな役柄を好演している。

妙に爽やかな、茶目っ気もある憎めない青年、プレイボーイ役のユアン・マクレガーも、レニー・ゼルウィガー以上の熱演を見せてくれる。

キャッチャー(E・マクレガー)の親友でもある男性誌出版社社主のデヴィッド・ハイド・ピアース、彼と結婚することになる編集者サラ・ポールソン、彼女の上司で大手出版社社主トニー・ランドール、重役達のジョン・アイルウォードウォーレン・マンソンマット・ロスマイケル・エンサインティモシー・オマンソン、キャッチャーの女友達のジェリー・ライアンメリッサ・ジョージなどが共演している。


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