”デス・ウィッシュ”シリーズ第4作。 二つの麻薬組織の壊滅を依頼された主人公の戦いを描く、監督J・リー・トンプソン、主演チャールズ・ブロンソン、ケイ・レンツ、ジョン・P・ライアン他共演の犯罪アクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:J・リー・トンプソン
製作:パンチョ・コーナー
製作総指揮
メナハム・ゴーラン
ヨーラン・グローバス
原案:ブライアン・ガーフィールド(キャラター)
脚本:ゲイル・モーガン・ヒックマン
撮影:ギデオン・ポラス
編集:ピーター・リー・トンプソン
音楽
ポール・マッカラム
ヴァレンタン・マッカラム
ジョン・ビシャラット
出演
ポール・カージー/ヴィジランテ:チャールズ・ブロンソン
カレン・シェルドン:ケイ・レンツ
フェラーリ/偽ネイサン・ホワイト:ジョン・P・ライアン
エド・ザカリアス:ペリー・ロペス
ジャック・ロメロ:マイク・モロフ
トニー・ロメロ:ダン・フェロ
シド・ライナー刑事:ジョージ・ディッカーソン
フィル・ノザキ刑事:スーン=テック・オー
イゲラ警部補:ジェラルド・カスティージョ
エリカ・シェルドン:デイナ・バロン
ランディ・ヴィスコビッチ:ジェシー・ダブソン
アート・サネラ:ダニー・トレホ
アル・アロヨ:ダニエル・サビア
ダニー・モレノ:マイケル・ルッソ
ヴィンセント・モントノ:ジェームズ・パーセル
ニック・フランコ:ピーター・シェライコ
フランク・バグス:デヴィッド・フォンテノ
マックス・グリーン:トム・エヴェレット
ジョー”ジョ・ジョ”ロス:ヘクター・メルカド
ジェシー:ティム・ラス
パンク:マーク・ペレグリーノ
缶詰工場の所長:ミッチ・ピレッジ
ジョーイ:アーウィン・キーズ
ネイサン・ホワイト:チャード・アハーン
アメリカ 映画
配給 Cannon Film Distributors
1987年製作 99分
公開
北米:1987年11月6日
日本:1990年8月18日
製作費 $5,000,000
北米興行収入 $6,880,310
■ ストーリー ■
ロサンゼルス。
ポール・カージー(チャールズ・ブロンソン)は、過去の自警の悪夢に苦しみながらも、建築家として平穏な日々を送っていた。
カージーの恋人で未亡人のカレン・シェルドン(ケイ・レンツ)の10代の娘エリカ(デイナ・バロン)は、麻薬の売人ジョー”ジョ・ジョ”ロス(ヘクター・メルカド)に会うために、ボーイフレンドのランディ・ヴィスコビッチ(ジェシー・ダブソン)と共にゲームセンターに向かう。
カージーは、エリカが迎えに来たランディと共にジョイントを吸う姿を見て気になる。
ジョ・ジョからコカインを受け取ったエリカは、過剰摂取で病院に運ばれ、駆け付けたカージーとカレンの前で死亡する。
カージーは、ランディがエリカの死に関与していると考えて尾行し、ゲームセンターへ向かう。
ジョ・ジョを責めたランディは口論になり、ナイフで刺殺される。
そこに現れたカージーは、逃げたジョ・ジョを追って射殺する。
シド・ライナー刑事(ジョージ・ディッカーソン)とフィル・ノザキ刑事(スーン=テック・オー)がその事件を捜査し、ジョ・ジョを撃った男を目撃した若者(マーク・ペレグリーノ)から話を聞く。
自宅に戻ったカージーは、自分が”自警団”であることを知っている相手からのメモを確認し、その人物からの電話を受ける。
会いたいと言われたカージーはそれを拒むものの、すべてを警察に話すと脅迫され、迎えに来た車である屋敷に向かう。
カージーは、新聞社社主ネイサン・ホワイト(ジョン・P・ライアン)に迎えられる。
ホワイトは、娘が麻薬中毒となり死亡したことを話し、ロサンゼルスの麻薬取引を一掃するため、カージーを雇おうとする。
カージーは、エリカの葬儀のこともあり、数日考えさせてほしいとホワイトに伝える。
失意のカレンを気遣うカージーは、すべてが麻薬のせいだと考え、記者である彼女に記事に書き世の中に訴えることを勧める。
編集長の許可を得たカレンは、危険を承知で取材を始める。
ホワイトの申し出を受け入れたカージーは、地元の麻薬の供給をめぐり、エド・ザカリアス(ペリー・ロペス)とジャック・ロメロ(マイク・モロフ)、トニー(ダン・フェロ)兄弟の組織が抗争を続けていること知り、武器と情報を提供されて行動を開始するのだが・・・。
参考:
・「狼よさらば」(1974)
・「ロサンゼルス」(1982)
・「スーパー・マグナム」(1985)
・「バトルガンM‐16」(1987)
・「狼よさらば 地獄のリベンジャー」(1994)
「ナバロンの要塞」(1961)などの名匠J・リー・トンプソンが監督し、主演はチャールズ・ブロンソン、ケイ・レンツ、ジョン・P・ライアンなどが共演した作品。
二つの麻薬組織の壊滅を依頼された主人公の戦いを描く犯罪アクション。
主人公が、過去の心の傷が言えないまま自警活動するお決まりの内容だが、どのような方法で悪に制裁を加えるかが見どころでもある、ファン待望のシリーズ第4作。
登場人物に深味はなく、70歳を過ぎたJ・リー・トンプソンの演出、アクション共に平凡な内容の作品。
主演のチャールズ・ブロンソンは、相変わらず、渋さと共に表情と物腰だけで絵になる、悪を憎む主人公を熱演している。
娘を麻薬で亡くす主人公の恋人ケイ・レンツ、主人公と同じく麻薬を憎み仕事を依頼する人物だったが、実は利用しただけの組織のボス、ジョン・P・ライアン、麻薬組織のボス、ペリー・ロペス、敵対する組織のボス、マイク・モロフ、その弟ダン・フェロ、事件を捜査する刑事ジョージ・ディッカーソンとスーン=テック・オー、その上司ジェラルド・カスティージョ、主人公の恋人の娘デイナ・バロン、その恋人ジェシー・ダブソン、麻薬組織の一員ダニー・トレホ、マイケル・ルッソ、ジェームズ・パーセル、ピーター・シェライコ、デヴィッド・フォンテノ、トム・エヴェレット、麻薬の売人ヘクター・メルカド、ティム・ラス、若者マーク・ペレグリーノ、缶詰工場の所長ミッチ・ピレッジ、運転手のアーウィン・キーズ、新聞社社主のチャード・アハーンなどが共演している。