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間諜 Dark Journey (1937)

第一次大戦下、連合国の二重スパイとドイツ側の諜報員の活動と2人に芽生える恋を描く、製作アレクサンダー・コルダ、製作、監督ヴィクター・サヴィル、主演コンラート・ファイトヴィヴィアン・リーアンソニー・ブシェル他共演のサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)

ヴィヴィアン・リー/Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ヴィクター・サヴィル

製作
ヴィクター・サヴィル
アレクサンダー・コルダ
脚本:ラホス・ビロ
脚色:アーサー・ウィンペリス
撮影
ジョルジュ・ペリナール
ハリー・ストラドリングSr.
編集
ヒュー・スチュアート
ライオネル・ホアレ
音楽:リチャード・アディンセル

出演
カール・フォン・マルイッツ男爵:コンラート・ファイト
マドレーヌ・ゴダール:ヴィヴィアン・リー
ボブ・カーター:アンソニー・ブシェル
ルピータ:ジョーン・ガードナー
ガートルード:ウルスラ・ジーンズ
コレット:マージェリー・ピカード
アナトール・バーゲン:エリオット・メイクハム
ミュラー医師:オースティン・トレヴァー
シェファー:サム・リヴシー
ドイツ諜報部長:エドモンド・ウィラード
第5捜査部長:チャールズ・カーソン
フェイバー:フィル・レイ
スウェーデン治安判事:ヘンリー・オスカー
コタン:ローレンス・ハンレイ
ボーラウ:M・マーティン・ハーヴェイ
Uボートの士官:ロバート・ニュートン
ルージ:リディアン・ブラウン
ドイツ人:アンソニー・ホールズ
殺し屋:ウィリアム・デューハースト
Qシップ船長:セシル・パーカー
スウェーデン船船長:パーシー・ウォルシュ

イギリス 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1937年製作 77分
公開
イギリス:1937年3月28日
北米:1937年7月2日
日本:1937年11月


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1918年、春、第一次大戦下。
ドイツUボートオランダ船を停止させる。

乗客は救命胴衣を着けて甲板に出るよう指示され、スイス人で、ストックホルムで衣装店を経営するマドレーヌ・ゴダール(ヴィヴィアン・リー)もそれに従う。

オランダ船に乗り込んだUボートの士官(ロバート・ニュートン)は、ある男がオランダ人ではなくベルギー人であることを見破り連行する。

士官に質問されたマドレーヌは、複数回パリに向かっている理由を問われ、婦人服の仕入れだと答え、商品を見せて納得してもらう。

スウェーデンストックホルム
使用人のアナトール・バーゲン(エリオット・メイクハム)と共に、ドレスを持参して伯爵夫人の屋敷に向かったマドレーヌは、その刺繍に隠されたフランス軍の情報を確認する。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
1918年、春、第一次大戦下、ストックホルム
ドイツのスパイであるマドレーヌは、衣装店を経営しながら情報を入手していた。
入国したドイツ人の海軍大佐カール・フォン・マルイッツ男爵は、マドレーヌに惹かれてしまい、彼女の店に通うようになる。
当初は誘いを断るものの、マルイッツの誘いを受けたマドレーヌも彼に惹かれ、警戒しながら親交を深めるのだが・・・。
__________

第一次大戦末期、中立国であるスウェーデンストックホルムを舞台に、連合国側とドイツ双方のスパイ戦を描くサスペンス。

スパイ・ドラマではあるが、戦時下の緊迫した情勢の中で、連合国側の二重スパイとドイツ諜報部長との叶わぬ恋が中心に描かれている。

20年前の第一次大戦末期を描いた内容なのだが、ナチスが台頭していた時期に製作されたスパイ映画であることに注目したい。
数年後に勃発する第二次大戦とその激動の時代を考えながら観ると、その緊迫感が伝わり一層楽しめる作品でもある。

ドイツ出身の主演のコンラート・ファイトは、反ナチス論者と知られるだけあり、ドイツ諜報部長を演じているが、作品内でも中立的な雰囲気を感じさせる姿が印象的だ。

コンラート・ファイトは、この時期、既にイギリスに移住している。

ヒロインを演ずるヴィヴィアン・リーは、今では伝説となってはいるがデビュー間もない作品である。
とは言うものの、舞台でのキャリアもある彼女は、美しさだけでない演技力で二重スパイを好演している。
直前に公開さた「無敵艦隊」(1937)でのローレンス・オリヴィエとの共演をきっかけにしたロマンスはあまりにも有名だ。

ヒロイン(ヴィヴィアン・リー)を支えるイギリスの諜報員アンソニー・ブシェル、主人公の男爵と親交を深めるブラジル人女性のジョーン・ガードナー、ヒロインの店の店員ウルスラ・ジーンズとマージェリー・ピカード、店の使用人である協力者のエリオット・メイクハムドイツ諜報部員のオースティン・トレヴァー、その上官サム・リヴシー、諜報部長である将軍のエドモンド・ウィラード、ヒロインの上官であるフランス第5捜査部長のチャールズ・カーソンフランスの諜報員フィル・レイスウェーデンの治安判事ヘンリー・オスカー、ヒロインの取引相手ローレンス・ハンレイドイツ諜報部員のM・マーティン・ハーヴェイリディアン・ブラウンUボートの士官ロバート・ニュートンドイツ人のアンソニー・ホールズドイツ側の殺し屋ウィリアム・デューハースト、Qシップの船長セシル・パーカースウェーデン船船長のパーシー・ウォルシュなどが共演している。


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