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わたしの可愛い人 シェリ Chéri (2009)

1920年に発表された、コレットの小説”Chéri”を基に製作された作品。
ベル・エポック時代のパリ、”ココット”と呼ばれる元高級娼婦と親子ほど年の離れた青年との恋を描く、監督スティーヴン・フリアーズ、主演ミシェル・ファイファールパート・フレンドフェリシティ・ジョーンズキャシー・ベイツ他共演の恋愛ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)


スタッフ キャスト
監督:スティーヴン・フリアーズ
製作
ビル・ケンライト
アンドラス・ハモリ
トレイシー・シーウォード
トム・マウント
製作総指揮
クリストファー・ハンプトン
リチャード・テンプル
サイモン・フォーセット
フランソワ・イヴェルネル
キャメロン・マクラッケン
原作:コレットChéri
脚本:クリストファー・ハンプトン
撮影:ダリウス・コンジ
編集:ルチア・ズケッティ
音楽:アレクサンドル・デプラ

出演
レア・ド・ロンヴァル/レオーヌ・ヴァロン:ミシェル・ファイファー
フレッド”シェリ”プルー:ルパート・フレンド
エドメ:フェリシティ・ジョーンズ
シャルロット・プルー:キャシー・ベイツ
マリ・ロール:イーベン・ヤイレ
ローズ:フランシス・トメルティ
ラ・コピーヌ:アニタ・パレンバーグ
ラ・ルーピオット:ハリエット・ウォルター
女男爵:ベット・ボーン
リリ:ゲイ・ブラウン
デスモン子爵:トム・バーク
マダム・アルドンザ:ニコラ・マコーリフ
パトロン:トビー・ケベル

イギリス/フランス/ドイツ 映画
配給
ミラマックス(北米)
パテ(フランス)
2009年製作 92分
公開
イギリス:2009年5月8日
北米:2009年6月26日
日本:2010年10月16日
製作費 $23,000,000
北米興行収入 $2,715,660
世界 $9,366,230


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1900年代、ベル・エポック時代のパリ
”ココット”と呼ばれる高級娼婦は、富や地位を手に入れてセレブとなった。

”ココット”のレア・ド・ロンヴァル本名レオーヌ・ヴァロン(ミシェル・ファイファー)は、若くないことに気づき引退を考える。

元ココットのシャルロット・プルー(キャシー・ベイツ)の道楽息子フレッド”シェリ”プルー(ルパート・フレンド)は、乱れた生活を送っていた。

遊び疲れた19歳のシェリは、そんな生活を終わらせようとも考える。

親友のシャルロットの屋敷に向かったレアは、シェリの生活を改善させるために協力を求められる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想
*(簡略ストー リー)
1900年代、ベル・エポック時代のパリ
”ココット”と呼ばれる高級娼婦は、富や地位を手に入れてセレブとなった。
引退したココットのレア・ド・ロンヴァルは、元同僚のシャルロットから、乱れた生活を送る19歳の息子フレッド”シェリ”の教育係を頼まれる。
シェリとの生活を始め恋人として暮らしたレアは、親子ほど年の違う彼にすぐ飽きるかと思っていたが、6年経っても二人は一緒だった。
そんな時シャルロットは、元ココットのマリ・ロールの18歳の娘エドメとシェリを結婚させることにする。
ショックを受けたレアは、この日が来ることを覚悟していたこともあり、シェリとエドメの結婚を祝福するしかなかった。
レアとシェリはそれぞれの生活を始めるものの、互いを想う日々が続く・・・。
__________

ベル・エポックパリを舞台に、その華やかなりし時代の象徴的な存在である、富と地位を得てセレブとなった高級娼婦と世間を知らない青年との恋を描く作品。

優雅でゴージャスなその時代の雰囲気を見事に再現したスティーヴン・フリアーズの演出が見どころの作品で、第59回ベルリン国際映画祭金熊賞にノミネートされた。
また、スティーヴン・フリアーズはナレーターを担当している。

高級娼婦をその時代の文化の象徴としてセレブと認めるお国柄の描き方や、貴族のような振る舞いの彼女らが誇りをもって人生を謳歌している姿が実に興味深い。

批評家、一般の評価は低く、北米で拡大公開されなかったこともあり、全世界の興行収入は1000万ドルに届かず、製作費の2300万ドルを回収することはできなかった。

実年齢50歳には見えない美しい主演のミシェル・ファイファーは、引退した高級娼婦を高貴な雰囲気で好演している。

主人公なしでは生きられなくなってしまう青年ルパート・フレンド、その母親である主人公の友人で元高級娼婦のキャシー・ベイツ、シェリ(ルパート・フレンド)の妻となるフェリシティ・ジョーンズ、その母親で元高級娼婦のイーベン・ヤイレ、主人公の屋敷の家政婦フランシス・トメルティ、主人公の友人アニタ・パレンバーグハリエット・ウォルターベット・ボーン、ゲイ・ブラウン、ニコラ・マコーリフ、シェリの友人トム・バーク、主人公の使用人トビー・ケベルなどが共演している。


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