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ブルベイカー Brubaker (1980)

1969年に発表された、トム・モートンの実体験を基にしたジョー・ハイアムズとの共同著書”Accomplices to the Crime: The Arkansas Prison”を基に製作された作品。
囚人として刑務所に入り腐敗しきった体制を改善しようとする所長の闘いを描く、監督スチュアート・ローゼンバーグ、主演ロバート・レッドフォードヤフェット・コットージェーン・アレクサンダーマーレイ・ハミルトンモーガン・フリーマン他共演の社会派ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(社会派)

モーガン・フリーマン / Morgan Freeman 作品一覧
モーガン・フリーマン / Morgan Freeman / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:スチュアート・ローゼンバーグ

製作:ロン・シルヴァーマン
製作総指揮:テッド・マン
原作
”Accomplices to the Crime: The Arkansas Prison”
トム・モートン
ジョー・ハイアムズ
原案
アーサー・A・ロス
W・D・リクター
脚本:W・D・リクター
撮影:ブリュノ・ニュイッテン
編集:ロバート・ブラウン
音楽:ラロ・シフリン

出演
ヘンリー・ブルベイカー:ロバート・レッドフォード
リチャード“ディッキー”クームス:ヤフェット・コットー
リリアン・グレイ:ジェーン・アレクサンダー
ジョン・ディーチ:マーレイ・ハミルトン
ラリー・リー・バレン:デヴィッド・キース
フロイド・バードウェル:ジョー・スピネル
ウォルター:モーガン・フリーマン
ロイ・パーセル:マット・クラーク
ヒューイ・ラウチ:ティム・マッキンタイア
エイブラハム・クック:リチャード・ウォード
ザランスカ:ジョン・ヴァン・ネス
C・P・ウッドワード:M・エメット・ウォルシュ
ロリー・ポーク:アルバート・サルミ
キャロル:リンダ・ヘインズ
エディ・コールドウェル:エヴェレット・マッギル
ピンキー:ジェームズ・キーン
グレン・エルウッド:コンラッド・シーハン
ウェンデル:ヴァル・エイヴリー
バール・ウィレッツ:ロン・フレイザー
デュアン・スパイビー:デヴィッド・ハリス
クラレンス:ブレント・ジェニングス
フェンスター医師:ノーブル・ウィリンガム
ロジャース:ウィルフォード・ブリムリー
レオン・エドワーズ:ネイサン・ジョージ
チャールズ・ハイト上院議員:ジョン・マクマーティン
キャンベル医師:ハリー・グローナー
レンフロ所長:リー・リチャードソン
レンフロ夫人:エレーン・ロアー・リチャードソン

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1980年製作 132分
公開
北米:1980年6月20日
日本:1980年11月8日
製作費 $9,000,000
北米興行収入 $37,121,710


アカデミー賞
第53回アカデミー賞

・ノミネート
脚本賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1969年、アーカンソー州。
ウェイクフィールド州立刑務所は、自治委員が選出した囚人により管理されていた。

そこに、新入りと共に一人の囚人ヘンリー・ブルベイカー(ロバート・レッドフォード)が護送されて来る。

囚人達を管理する役付のエディ・コールドウェル(エヴェレット・マッギル)は、自治委員のヒューイ・ラウチ(ティム・マッキンタイア)の指示に従い目を光らせる。

暴力が横行し虐げられる日々を送る囚人達は、全てを賄賂によって手に入れるしかなかった。

製材所の経営者C・P・ウッドワード(M・エメット・ウォルシュ)に囚人を労働者として貸していたラウチは、その場にいたブルベイカーらを連れて、裏で行っていた物品卸しを手伝わせる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
1969年、アーカンソー州。
ウェイクフィールド州立刑務所は、自治委員が選出した囚人により管理されていたが、内部では暴力が横行し、全て賄賂で動いていた。
新入りと共に刑務所に入った囚人ヘンリー・ブルベイカーは、刑務所の実態を観察する。
実は新任の刑務所長だったブルベイカーは、前任者と交代して所内の改革を始める。
州政府の補佐官ゲイルと共に、囚人を利用して利益を蝕む者達の一掃を始めようとしたブルベイカーは、妨害に遭いながらも、それを推し進めようとするのだが・・・。
__________

暴力脱獄」(1968)でも体制に反発する男を描いたスチュアート・ローゼンバーグが、本作の3か月後に公開される「普通の人々」(1980)でアカデミー作品、監督賞を受賞することになるロバート・レッドフォードが組んだ作品として注目された。

腐敗の実態を確かめるために、赴任する所長が囚人として刑務所に入るという奇抜な行動からドラマは始まる。
改革を決意した主人公の信念を貫く姿を徹底的に描く、スチュアート・ローゼンバーグの力強い演出が見所の作品。

原作者であるトム・モートンの刑務所長職の実体験を基にした映画化だけあり、アメリカの大きな社会問題とも言える、犯罪と汚職を描写するリアルな映像は見応えがある。

第53回アカデミー賞では、脚本賞にノミネートされた。

主人公を演ずるロバート・レッドフォードは、最後まで決して信念を変えない改革を求める刑務所長を熱演している。

所長の考えを理解しつつ囚人としての立場で事態を見つめるヤフェット・コットー、主人公に協力する州政府の補佐官ジェーン・アレクサンダー、管理委員会の委員長マーレイ・ハミルトン、主人公が信頼する若い囚人デヴィッド・キース、囚人の役付ジョー・スピネルエヴェレット・マッギルマット・クラーク、悪徳自治委員のティム・マッキンタイア、製材業者M・エメット・ウォルシュ、囚人モーガン・フリーマンリチャード・ウォード、ジョン・ヴァン・ネス、ヴァル・エイヴリーデヴィッド・ハリスブレント・ジェニングス、州直属の購買係ロン・フレイザー、医師ノーブル・ウィリンガム、新任医師ハリー・グローナー、管理委員ウィルフォード・ブリムリーネイサン・ジョージ上院議員ジョン・マクマーティン、刑務所長リー・リチャードソンなどが共演している。


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