アイルランド系犯罪組織のリーダーであるジェームズ“ホワイティ”バルジャーと協力したFBIとの関係を描く、製作、監督スコット・クーパー、主演ジョニー・デップ、ジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチ、ロリー・コクレーン、ケヴィン・ベーコン、ジェシー・プレモンス、ピーター・サースガード、ダコタ・ジョンソン、コリー・ストール他共演の犯罪ドラマ。 |
・ジョニー・デップ / Johnny Depp 作品一覧
・ベネディクト・カンバーバッチ / Benedict Cumberbatch 作品一覧
・ダコタ・ジョンソン / Dakota Johnson / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:スコット・クーパー
製作
ジョン・レッシャー
ブライアン・オリヴァー
スコット・クーパー
パトリック・マコーミック
タイラー・トンプソン
製作総指揮
ブレット・ラトナー
ジェームズ・パッカー
ピーター・マルーク
レイ・マルーク
クリストファー・ウッドロウ
ブレット・グランスタッフ
ゲイリー・グランスタッフ
フィル・ハント
コンプトン・ロス
原作
”Black Mass: The Irish Mob, the FBI and A Devil’s Deal ”
ディック・レイア
ジェラード・オニール
脚本
マーク・マルーク
ジェズ・バターワース
撮影:マサノブ・タカヤナギ
編集:デヴィッド・ローゼンブルーム
音楽:トム・ホルケンボルフ
出演
ジェームズ“ホワイティ”バルジャー:ジョニー・デップ
ジョン・コノリー:ジョエル・エドガートン
ウィリアム”ビリー”バルジャー:ベネディクト・カンバーバッチ
スティーヴン”ザ・ライフルマン”フレミ:ロリー・コクレーン
チャールズ・マグワイア:ケヴィン・ベーコン
ケヴィン・ウィークス:ジェシー・プレモンス
ブライアン・ハロラン:ピーター・サースガード
リンジー・シル:ダコタ・ジョンソン
フレッド・ワイシャック:コリー・ストール
ジョン・モリス:デヴィッド・ハーバー
マリアン・コノリー:ジュリアン・ニコルソン
ロバート・フィッツパトリック:アダム・スコット
ジョン・マッキンタイア:ブラッド・カーター
ジョニー・マルトラーノ:W・アール・ブラウン
ミッキー・マロニー:マーク・マホニー
デボラ・ハッセー:ジュノー・テンプル
メアリー・バルジャー:エリカ・マクダーモット
ジョン・キャラハン:ビル・キャンプ
トミー・キング:スコット・アンダーソン
ロジャー・ウィーラー:デヴィッド・ドゥベック
コディ夫人:ジェイミー・ドネリー
マイケル・ドナヒュー:パトリック・M・ウォルシュ
ジョシュ・ボンド:ジェレミー・ストロング
スコット・ガリオラ:ジェームズ・ルッソ
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2015年製作 123分
公開
北米:2015年9月18日
日本:2016年1月30日
製作費 $53,000,000
北米興行収入 $62,575,680
世界 $99,775,680
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
アイルランド系犯罪組織”ウィンター・ヒル・ギャング”のリーダーであるジェームズ“ホワイティ”バルジャー(ジョニー・デップ)の元部下ケヴィン・ウィークス(ジェシー・プレモンス)は、密告者ではないことをDEA捜査官オルセンにに伝えて証言を始める。
1975年、南ボストン。
スティーヴン”ザ・ライフルマン”フレミ(ロリー・コクレーン)、ジョニー・マルトラーノ(W・アール・ブラウン)、ミッキー・マロニー(マーク・マホニー)と共にバーにいたホワイティは、従妹の夫チャーリーと揉めたウィークスを気に入る。
翌日、ホワイティはウィークスと共に、イタリアン・マフィア”アンジュロ・ブラザーズ”のメンバーを殺す。
ホワイティと上院議員である弟のウィリアム”ビリー”(ベネディクト・カンバーバッチ)と同じ公営住宅で育ったFBI捜査官のジョン・コノリー(ジョエル・エドガートン)は、イタリアン・マフィアの一掃を目的とした捜査に加わる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1975年、南ボストン。
アイルランド系犯罪組織”ウィンター・ヒル・ギャング”のリーダーであるジェームズ“ホワイティ”バルジャーは、上院議員である弟ビリーと共に育った幼馴染のコノリーがFBI捜査官になったことを知る。
イタリアン・マフィア”アンジュロ・ブラザース”壊滅を目指すコノリーは、それと対立するホワイティと手を組み、互いの情報提供を約束をするのだが・・・。
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2001年に発表された、ディック・レイアとジェラード・オニールによる著書”Black Mass: The Irish Mob, the FBI and A Devil’s Deal ”を基に製作された作品。
南ボストンで勢力を拡大する犯罪組織”ウィンター・ヒル・ギャング”のリーダーであるジェームズ“ホワイティ”バルジャーとFBIとの協力関係を描く実録犯罪ドラマ。
「ディパーテッド」(2006)に登場する、ジャック・ニコルソンが演ずる”フランク・コステロ”はバルジャーがモデルであり、警察にスパイを潜入させる内容なども本作のFBIとの関係に似ている。
本作はバリー・レヴィンソンの演出で企画は始まったもののスコット・クーパーに降板し、ジョニー・デップ他、大物スター競演が話題になった作品。
メイクでイメージを変え、主人公ジェームズ“ホワイティ”バルジャーを雰囲気ある演技で好演するジョニー・デップは各方面から好評価を得たが、実力派人気スターのジョエル・エドガートンとベネディクト・カンバーバッチの役柄などに物足りなさを感じる。
中堅どころの犯罪組織をFBIが利用し、強大なマフィアを壊滅させる考えは分かるのだが、組織のリーダーの弟が有力政治家であったり、度々登場する明らかに”内規違反”であるFBIの行為が摘発されないという現実には驚かされる。
主人公とは幼馴染であり、犯罪組織のリーダーである彼との協力関係で出世するFBI捜査官ジョン・コノリーのジョエル・エドガートン、上院議員である主人公の弟ウィリアム”ビリー”バルジャーのベネディクト・カンバーバッチ、主人公の右腕スティーヴン”ザ・ライフルマン”フレミのロリー・コクレーン、イタリアン・マフィア壊滅チームのリーダーであるFBI捜査官のケヴィン・ベーコン、主人公の手下ケヴィン・ウィークスのジェシー・プレモンス、組織を裏切り殺されるピーター・サースガード、主人公の妻ダコタ・ジョンソン、主人公と共に関係したFBI捜査官の悪事を暴く連邦検事コリー・ストール、主人公に関わるFBI捜査官のデヴィッド・ハーバー、犯罪組織との関係を嫌うコノリーの妻ジュリアン・ニコルソン、コノリーの上司アダム・スコット、IRAへの武器の運び屋で組織を裏切るブラッド・カーター、主人公の右腕である殺し屋ジョニー・マルトラーノのW・アール・ブラウン、同じくマーク・マホニー、フレミの愛人の娘で主人公に殺されるジュノー・テンプル、ビリーの妻エリカ・マクダーモット、”ハイアライ”の件で主人公に殺されるロジャー・ウィーラーのデヴィッド・ドゥベック、彼と関わり殺されるビル・キャンプ、主人公に意見したために殺される手下スコット・アンダーソン、主人公の知人である老夫人ジェイミー・ドネリー、他ジェレミー・ストロング、ジェームズ・ルッソなどが共演している。