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空軍大戦略 Battle of Britain (1969)

第二次大戦初期、本土防衛のためにナチス・ドイツを迎え撃つイギリス及び連合軍による制空権を争った”バトル・オブ・ブリテン”を描く、監督ガイ・ハミルトン、出演ローレンス・オリヴィエトレヴァー・ハワードクリストファー・プラマースザンナ・ヨークマイケル・ケインラルフ・リチャードソンロバート・ショウ他共演の戦争超大作。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(戦争)


スタッフ キャスト ■
監督:ガイ・ハミルトン
製作
ハリー・サルツマン
ベンジャミン・フィッツ
脚本
ジェームズ・ケナウェイ
ウィルフレッド・グレートレックス
撮影:フレディ・ヤング
編集:バート・ベイツ
音楽
ロン・グッドウィン
ウィリアム・ウォルトン

出演
【イギリス側】
ヒュー・ダウディング空軍大将:ローレンス・オリヴィエ
キース・パーク空軍少将:トレヴァー・ハワード
トラッフォード・リー=マロリー空軍少将パトリック・ワイマーク
コリン・ハーヴェイ空軍少佐:クリストファー・プラマー
マギー・ハーヴェイ:スザンナ・ヨーク
キャンフィールド空軍少佐:マイケル・ケイン
駐スイス・イギリス大使ケリー:ラルフ・リチャードソン
スキッパー空軍少佐:ロバート・ショウ
アンディ空軍上等兵曹:イアン・マクシェーン
ホープ大尉:ナイジェル・パトリック
ベイカー空軍大佐:ケネス・モア
アーチー空軍少尉:エドワード・フォックス
アンディの妻:アイラ・ブレア

【ドイツ側】
フォン・リヒター男爵:クルト・ユルゲンス
ヘルマン・ゲーリング元帥:ハイン・リース
ファルケ:マンフレッド・レッドマン

イギリス 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1969年製作 132分(イギリス・バージョン151分)
公開
イギリス:1969年9月15日
北米:1969年10月20日
日本:1969年9月20日
製作費 $13,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1940年5月、第二次大戦初期。
ナチス・ドイツフランスに侵攻し北部を制圧、イギリスの大陸派遣軍とフランス軍の合計35万人はダンケルクから撤退する。

そして、ドイツ軍は、いよいよイギリス本土に攻め込む準備を始める。

フォン・リヒター男爵(1940年5月、第二次大戦初期。
ナチス・ドイツフランスに侵攻し北部を制圧、イギリスの大陸派遣軍とフランス軍の合計35万人は、ダンケルクから撤退する。

そしてドイツ軍は、いよいよイギリス本土に攻め込む準備を始める。

フォン・リヒター男爵(クルト・ユルゲンス)は、ヒトラーの特使として、駐スイスイギリス大使のケリー(ラルフ・リチャードソン)と、無益な戦いを避けようと話し合いの場を持つ。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
1940年5月、第二次大戦初期。
ナチス・ドイツフランス北部を制圧して、イギリスの大陸派遣軍とフランス軍は、ダンケルクから撤退する。
そしてドイツ軍は、いよいよイギリス本土に攻め込む準備を始める。
8月、ドイツ軍は、いよいよイギリス本土攻撃を開始し、戦闘機”メッサーシュミット”などの大編隊を出撃させ、それをイギリス側は”スピットファイア”などで迎え撃つ。
両国は、被害と成果状況の情報戦で、互いに牽制し合いながら戦いは続く。
そんな中、イギリス空軍最高司令官のダウディング大将は、倍の敵機を撃墜するものの、大量の戦闘機を有するドイツ軍に余力があると判断し、自軍のパイロット不足を不安視する。
そして、夜間爆撃を決行したドイツ軍爆撃機は、禁じられているロンドンを誤って爆撃してしまう。
そして、イギリス側は、報復としてベルリンを爆撃、ついに総力戦が始まる・・・。
__________

歴史的背景を順序だてて描き、ドラマに重点を置かず、主人公なども明確に特定されていない作風になってはいる。
ローレンス・オリヴィエトレヴァー・ハワードなど、イギリスの誇るベテラン俳優、若手を合わせた豪華キャストも見もので、それをまとめる監督ガイ・ハミルトンの演出手腕も見所だ。

ヒュー・ダウディング空軍大将:ローレンス・オリヴィエ
キース・パーク空軍少将:トレヴァー・ハワード
フォン・リヒター男爵:クルト・ユルゲンス
コリン・ハーヴェイ空軍少佐:クリストファー・プラマー
マギー・ハーヴェイ:スザンナ・ヨーク
キャンフィールド空軍少佐:マイケル・ケイン
駐スイス・イギリス大使ケリー:ラルフ・リチャードソン
スキッパー空軍少佐:ロバート・ショウ
アンディ空軍上等兵曹:イアン・マクシェーン
ホープ大尉:ナイジェル・パトリック
ベイカー空軍大佐:ケネス・モア
アーチー空軍少尉:エドワード・フォックス
トラッフォード・リー=マロリー空軍少将パトリック・ワイマーク

ナチス・ドイツ及び敵側に、クルト・ユルゲンス以外あまり馴染みのない出演者が多く、攻勢をかける側の迫力が今一歩欠けている感じを受ける。
ドイツ軍人が最も似合う、ヴォルフガング・プライスリヒャルト・ミュンヒあたりの役者が登場すれば、作品にさらに重みが加わったとも思える。

また、本作はイギリスでは、最後の激戦が繰り広げられた日、 9月15日に合わせて公開された。

一部”シュトゥーカ”などはラジコンが使われたものの、”スピットファイア” 、”ハリケーン”、”メッサーシュミット”、”ハインケル”など、本物の迫力とスピード感は、現在のようなCGがなかった時代、今でも十分通用する、見事な空中戦の映像が楽しめる。

また、バックの音楽を消した空中戦の場面では、戦闘機のエンジン音と銃弾、爆発音のみで効果を上げている。
(クライマックスはその逆で音楽のみ)

その、ロン・グッドウィンウィリアム・ウォルトンの勇ましい音楽は印象に残る。


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