大ヒットSFコメディ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)の続編。 未来、過去、現在を舞台に、家族の危機と町を守るために奮闘する高校生と科学者の活躍を描く、製作スティーヴン・スピルバーグ、監督、脚本ロバート・ゼメキス、主演マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン、エリザベス・シュー、トーマス・F・ウィルソンた共演のSFコメディ。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ロバート・ゼメキス
製作総指揮
スティーヴン・スピルバーグ
キャスリーン・ケネディ
フランク・マーシャル
製作
ボブ・ゲイル
ニール・カントン
脚本
ロバート・ゼメキス
ボブ・ゲイル
撮影:ディーン・カンディ
編集
ハリー・ケラミダス
アーサー・シュミット
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演
マーティ/マーティJr./マーリーン・マクフライ:マイケル・J・フォックス
エメット”ドク”ブラウン博士:クリストファー・ロイド
ビフ・タネン/グリフ・タネン:トーマス・F・ウィルソン
ロレイン・ベインズ・マクフライ:リー・トンプソン
ジョージ・マクフライ:ジェフリー・ワイズマン/クリスピン・グローヴァー
ジェニファー・パーカー:エリザベス・シュー
ストリックランド:ジェームズ・トールカン
ゴールディー・ウィルソン3世:ドナルド・フリラヴ
ダグラス・J・ニードルス:フリー
フジツ・イシダ:ジム・イシダ
マッチ:ビリー・ゼイン
ゲームをする少年:イライジャ・ウッド
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1989年製作 108分
公開
北米:1989年11月22日
日本:1989年12月9日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $118,500,000
世界 $332,000,000
■ アカデミー賞 ■
第62回アカデミー賞
・ノミネート
視覚効果賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
カリフォルニア州、ヒル・ヴァレー、1985年10月26日、土曜日。
30年前の過去から戻ったマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)は、未来から戻ったエメット”ドク”ブラウン博士(クリストファー・ロイド)に連れられて、自分とガールフレンドのジェニファー・パーカー(エリザベス・シュー)との子供に危険が及んでいる、30年後の未来に向けてデロリアンで飛び立つ。
その様子を見ていた、マクフライ家の使用人のような暮らしをしていたビフ・タネン(トーマス・F・ウィルソン)は驚く。
ヒル・ヴァレー、2015年10月21日、水曜日、午後4時29分。
デロリアンがタイムマシンだと知ったジェニファーを眠らせたドクは、地上に着陸する。
未来の技術によりドクが若返っていることを知ったマーティは、息子と同じ服装にさせられ、ドクから、カフェに向かいグリフという男を待つようにと言われる。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)
・「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」(1989)
・「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」(1990)
*(簡略ストー リー)
カリフォルニア州、ヒル・ヴァレー、1985年10月26日、土曜日。
30年前の過去から戻ったマーティ・マクフライは、未来から戻ったエメット”ドク”ブラウン博士に連れられて、自分とガールフレンドのジェニファーとの子供に危険が及んでいる30年後の未来に向けて、デロリアンに乗り飛び立つ。
ドクとマーティは、ビフの孫グリフに犯罪に加担するよう強要されているマーティJr.を助けて危機を救う。
その後、ドクは、スポーツ年鑑を過去に持ち帰り金儲けを考えるマーティを戒める。
それを盗み聞きしていた老ビフは、ドクの捨てた年鑑を手に入れ、デロリアンを盗み60年前の自分に年鑑を届けてしまう。
ドクとマーティは、30年後の自分に出会い気を失ったジェニファーを連れて1985年に戻る。
自宅に帰ったマーティは、無法の町と化した世の中の異変に気づく。
マーティは、ビフが年鑑を利用して大富豪になり、母ロレインと結婚したことを知り、父ジョージは彼に殺されていたために悲しむ。
年鑑の事実をなくすには、老ビフがビフ自身に年鑑を渡した時を知るしかないことをドクはマーティに伝える。
1955年の”魅惑の深海パーティー”の時に、ビフが年鑑を渡されたことを知ったマーティは、ドクと共にデロリアンで30年前に飛ぶのだが・・・。
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1作目の大ヒットと、ファンの要望による待望の続編で、北米の興行収入が前作をかなり下回ったものの、全世界ではほぼ同じ記録を残した。
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北米興行収入 $118,500,000
世界 $332,000,000
また、Part3の撮影は同時に行われ、6ヶ月後に公開された。
真剣に見ていないと混乱してしまうほど、前作を上回る目まぐるしいストーリー展開で、未来、現在、過去を舞台にした、1作目のシーンを巧みに使った編集は見事だ。
第62回アカデミー賞では、視覚効果賞にノミネートされた。
1作目のジェニファー役クローディア・ウェルズが、母親の病気を理由に俳優を引退してしまったためにエリザベス・シューと代わった。
また、マーティの父親役をクリスピン・グローヴァーが辞退してジェフリー・ワイズマンが演じているのだが、許可なくクリスピン・グローヴァーの映像を使ったために訴訟となり、結局は彼が勝訴した。
また、同一人物の合成画面が多く使われ、2015年のマーティ一家では、ジュニア、父、娘の3役をマイケル・J・フォックスが演じている。
頭の回転の速さに驚かされる、マーティを凌ぐ活躍を見せるクリストファー・ロイドが、Part3での奮闘を前に、混乱して倒れて終わるラストが笑える。
老人、中年、青年、孫と各時代のビフ・タネン/グリフを忙しく演じるトーマス・F・ウィルソン、グラマーな主人公の母親役を演じてドキッとさせるリー・トンプソン、主人公の父ジェフリー・ワイズマン、ほとんど気を失っている、主人公のガールフレンド、エリザベス・シュー、2015年でも市長のドナルド・フリラヴ、2015年のマーティの同僚フリー、上司のジム・イシダ、教師のジェームズ・トールカン、未来の主人公の同僚フリー、二人の上司ジム・イシダ、1作目に続きビフの仲間のビリー・ゼイン、そして、ゲーム少年役でイライジャ・ウッドが端役で登場する。