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アポカリプト Apocalypto (2006) 3.8/5 (35)

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

マヤ文明後古典期後期のメソアメリカを舞台に、ある森の支配者と侵略者との戦いを描く、製作、監督、脚本メル・ギブソン、主演ルディ・ヤングブラッドダリア・エルナンデスヘラルド・タラセーナマイラ・セリヴルオモリス・バードイエローヘッド他共演の叙事詩的アドベンチャー映画。


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:メル・ギブソン

製作
ブルース・デイヴィ
メル・ギブソン
製作総指揮
ネッド・ダウド
ヴィッキー・クリスチアンソン
脚本
メル・ギブソン
ファルハド・サフィニア
撮影:ディーン・セムラー
編集:ジョン・ライト
音楽:ジェームズ・ホーナー

出演
ジャガー・パウ:ルディ・ヤングブラッド
セブン:ダリア・エルナンデス
ミドル・アイ:ヘラルド・タラセーナ
ゼロ・ウルフ:ラオウル・トルヒーヨ
村の女性:マイラ・セリヴルオ
ブランテッド:ジョナサン・ブリュワー
フリント・スカイ:モリス・バードイエローヘッド
カット・ロック:リカルド・ディアス・メンドーサ
スネーク・インク:ルドルフォ・パラシオス
高僧:フェルナンド・エルナンデス

アメリカ 映画
配給 ブエナビスタ
2006年製作 138分
公開
北米:2006年12月8日
日本:2007年6月9日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $50,866,640
世界 $120,654,340


アカデミー賞
第79回アカデミー賞

・ノミネート
メイクアップ・音響編集・音響編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
マヤ文明後古典期後期、メソアメリカ
森林地帯で狩りをして暮らす青年ジャガー・パウ(ルディ・ヤングブラッド)は、代々、森を受け継ぐ部族長である父フリント・スカイ(モリス・バードイエローヘッド)や仲間達と共に獲物を追う。

バクを捕らえたジャガー・パウは、仲間達に内臓を皆に分け、ブランテッド(ジョナサン・ブリュワー)に睾丸を与えてからかう。

騒ぎを鎮めたフリント・スカイは、男としての誇りを持つようにとブランテッドに伝え、子供がいない彼のために効き目がある薬草を渡す。

その直後に現れた部族民と話したフリント・スカイは、大魚と肉を交換し、彼らが森を通ることを許可する。

彼らの村が襲われたことを知ったジャガー・パウはそれを気にするが、フリント・スカイから関わるなと言われて村に戻る。

森で起きたことは誰にも話すなと皆に伝えたフリント・スカイは、ジャガー・パウに何を感じたかを問う。

感じた恐怖は魂の中に入り込む病だと言うフリント・スカイは、心の平安を既にむしばみ始めていると伝える。

そのような男に育てた覚えはないと言うフリント・スカイは、心から恐怖を追い出し村に持ち込むなと伝え、先祖の魂を呼び出し教えを請う集会を開くことを知らせる。

義母に種なしだと言われて侮辱されたブランテッドは、妻と共に子作りに励む。

息子のタートル・ランを抱きかかえ、妻セブン(ダリア・エルナンデス)の元にバクの肉を持ち帰ったジャガー・パウは、二人目の子供が生まれることを楽しみにする。

フリント・スカイからもらった薬草を試したブランテッドは、性器が焼けるように熱くなったために驚き、家から飛び出すして水で冷やし、皆に笑われる。

その夜、集会は開かれ、ジャガー・パウらは長老の話を聞く。

翌朝、夢の中で逃げろと言われたジャガー・パウは目覚め、犬が吠えていたために気にする。

ゼロ・ウルフ(ラオウル・トルヒーヨ)率いる人狩り集団が近づき、それに気づいたジャガー・パウは、セブンとタートル・ランを連れてその場から逃れ、二人を縦穴の中に下ろす。

村人は襲われて多くが殺され、気づかれたジャガー・パウは一人を殺し、必ず助けに来るとセブンとタートル・ランに伝えてその場を離れる。

反撃したジャガー・パウはミドル・アイ(ヘラルド・タラセーナ)に襲い掛かるものの、ゼロ・ウルフに捕らえられる。

ジャガー・パウを殺すことを許されないミドル・アイは、捕らえたフリント・スカイが父親だと気づき、ジャガー・パウの目の前で彼の喉をかき切る。

フリント・スカイから恐れるなと言われたジャガー・パウは、ミドル・アイに殴り倒される。

拘束されたジャガー・パウは、セブンとタートル・ランが見つかることを心配する。

穴に近づいた男は、誰もいないことを確認して、垂れ下がっていたロープを切る。

捕らえられた村人は連れ去られ、森を抜けて川を渡り、子供達だけが残される。

セブンは、怪我をしたタートル・ランの傷口をアリを使って手当てする。

一人が力尽きて崖から落ちそうになり、つながれていたジャガー・パウらは必死に引き上げる。

しかし、ミドル・アイは、力尽きた男を崖から突き落とす。

それを知ったゼロ・ウルフはミドル・アイの行動を非難し、二度と捕虜を殺すなと言って脅す。

夜になり野営をしたゼロ・ウルフは、勇敢に戦った息子カット・ロック(リカルド・ディアス・メンドーサ)に剣を譲る。

妻のことを気にして絶望するブランテッドを励ますジャガー・パウは、雨が降らないことを願う。

翌日、焼き討ちした村を通ったゼロ・ウルフの集団は、生き残った少女の予言を聞く。

暗黒の昼、そして、泥沼の中から生き返る、ジャガーを連れてくる今ここにいる男に気をつけろ、皆殺しにして世界を終わらせると少女は話す。

都市に戻ったゼロ・ウルフは女達を売りさばき、ブランテッドは、買い手がいない義母が見捨てられたことを知る。

干ばつに苦しみ作物は収穫できず、災いの日が近づくと考え、それを回避する儀式が行われ、その場に連れて行かれたジャガー・パウらは生贄にされることになる。

生贄の一人の心臓がえぐり出され、切り落とされた首と体は神殿の階段から転げ落とされる。

次の生贄が捧げられ、覚悟を決めたジャガー・パウはセブンのことを想う。

生贄にされる順番がきたジャガー・パウは、ブランテッドからいい旅をしろと言われるものの、旅立たないと答えて祭壇に連れて行かれる。

その時、太陽が欠け始めて辺りは闇となり、再び陽の光に照らされる。

ジャガー・パウは祭壇から下ろされ、ゼロ・ウルフは、生贄を始末するよう指示される。

処刑場に連れて行かれたジャガー・パウらは、目の前のトウモロコシ畑に逃げ込めれば自由だと言われる。

走れと言われたブランテッドらはトウモロコシ畑に向かうのものの、矢や槍を放たれて命を奪われる。

ミドル・アイから走れと言われたジャガー・パウは、巧みな走法で矢と槍を避ける。

矢を脇腹に受けたジャガー・パウは、止めを刺そうとするカット・ロックに襲い掛かり傷つけて、苦しみながらもトウモロコシ畑に逃げ込む。

カット・ロックの死を見届けたゼロ・ウルフは、息子に渡した剣を手にしてジャガー・パウを追う。

死体捨て場を通り森林地帯に入ったジャガー・パウは、木に登り身を隠す。

ゼロ・ウルフらが走り去ったことを確認したジャガー・パウだったが、そこにジャガーがいることに気づく。

ジャガー・パウの傷口から滴り落ちた血がミドル・アイの肩に落ち、それに気づいたスネーク・インク(ルドルフォ・パラシオス)は、ジャガー・パウが木の上にいることに気づく。

ゼロ・ウルフは、周囲を捜すよう皆に指示する。

地上に下りたジャガー・パウは、追ってくるジャガーから逃げる。

ジャガー・パウに気づいたゼロ・ウルフらは彼を追うが、一人がジャガーの餌食になる。

ミドル・アイらはジャガーを殺し、少女の予言が前触れだったと思い今後を恐れる。

それを否定するゼロ・ウルフは、ジャガー・パウは怖くて逃げただけだと皆に伝え、捕らえて殺すと言って彼を追う。

走りながら傷の治療をしたジャガー・パウは、苦しみに耐えながらセブンとタートル・ランのことを想い村を目指す。

落下してきたジャガーの子供に驚いたセブンは、タートル・ランを守るためにそれを殴り殺す。

夜が明けてジャガー・パウを追うゼロ・ウルフらだったが、毒蛇に噛まれた一人は、予言が当たったと言って自ら命を絶つ。

ゼロ・ウルフらに迫られて川に出たジャガー・パウは、滝つぼに飛び込む。

水から上がったジャガー・パウは、自分を見つめるゼロ・ウルフらに向かい、父フリント・スカイから受け継いだ森は、息子や孫に受け継がれると言って挑発する。

滝を避けようとしたスネーク・インクを臆病者だと判断して殺したゼロ・ウルフは、全員、飛び下りると言ってジャガー・パウを追う。

森に入り底なし沼にはまってしまったジャガー・パウは何とか這い出し、自分の森で恐れることなく、敵に立ち向かおうとする。

ゼロ・ウルフらを待ち構えたジャガー・パウは、スズメバチの巣を投げて敵を追い払う。

ロープに木の枝を縛り地上に投げたセブンは、それを使ってその場から脱出しようとするものの、失敗して落下する。

木のトゲにカエルの毒を塗ったジャガー・パウは、追っ手の一人にそれを突き刺し、現れたミドル・アイと対決する。

敵の斧を拾ったジャガー・パウは、ミドル・アイを殴り殺す。

その時、雨が降り始め、焦るジャガー・パウは村に向かう。

穴に水が溜まり、セブンは、落下したショックで陣痛が始まる。

セブンとタートル・ランの無事を確認したジャガー・パウは、追いついたゼロ・ウルフの矢を胸に受けてしまう。

矢を折ったジャガー・パウは、襲い掛かるゼロ・ウルフが罠にはまり、息絶える姿を見つめる。

激痛に耐えながらタートル・ランを守ろうとするセブンは、水の中で子供を出産する。

海岸に向かったジャガー・パウは、侵略者(コンキスタドール)の襲来に気づき、森に戻りセブンらを助ける。

子供を抱きながら海岸の近くを歩くジャガー・パウは、初めて見る船に驚くセブンに、新しい始りを探すと伝え、タートル・ランを連れて森に向かう。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
マヤ文明後古典期後期、メソアメリカ
代々、森を受け継ぐ家系の青年ジャガー・パウは、誇り高き族長の父フリント・スカイらと共に狩りをする生活を続けていた。
ある日、ゼロ・ウルフ率いる人狩り集団に襲われた村は多くの死者を出し、妻セブンと息子のタートル・ランを縦穴に隠したジャガー・パウは、目の前で父フリント・スカイを殺される。
捕虜として捕らえられたジャガー・パウらは都市に連れて行かれ、干ばつの苦しみから脱するための儀式の生贄にされることになる。
太陽が欠けて暗闇になり再び陽の光が戻ったことで生贄を免れたジャガー・パウらだったが、処刑場で死の宣告を受ける。
それからを逃れたジャガー・パウは傷つきながらも、自分の森でゼロ・ウルフらに立ち向かうのだが・・・。
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スペインによるアメリカ大陸征服が始まる時期のメソアメリカを舞台に、誇り高き部族民の勇気ある行動と戦いを描く、製作、脚本を兼ねるメル・ギブソンが監督した意欲作。

森林地帯のオールロケによる生々しい映像と、メル・ギブソンの緊迫感溢れる演出など、見応えある作品に仕上がっている。

第79回アカデミー賞では、メイクアップ、音響編集、音響編集賞にノミネートされた。

マヤ文明の衰退を描いた作品ではなく、後古典期後期のメソアメリカの森林地帯での追跡劇に終始した内容となっている。

あるアフリカの部族に捕らえられた白人ハンターが、生かされたまま原野に放たれ、それを戦士が追うという内容の、コーネル・ワイルドが製作し監督、主演した「裸のジャングル」(1966)に非常に似た構成となっている。

全編マヤ語が使われた作品で、残虐な暴力シーンなどが多々ありR-15指定となり、役者も無名、更には、公開前に、飲酒運転によるメル・ギブソンの逮捕とユダヤ人蔑視発言などがあったにも拘らず、北米興行収入は約5100万ドル、全世界では約1億2100万ドルのヒットとなった。

全世界に衝撃を与えたメル・ギブソンの前作「パッション」(2004)の興行収入は約6億1200万ドル(世界)。

誇り高き戦士を演ずる無名の役者達の演技は新鮮であり、区別するのが難しいキャラクターが多いのだが、メイクで判断すると分かり易い。

森を受け継ぐ青年として誇りを持ち勇気ある戦いに挑むルディ・ヤングブラッド、その妻ダリア・エルナンデス、人狩り集団のリーダー、ラオウル・トルヒーヨ、その部下ヘラルド・タラセーナ、ルドルフォ・パラシオス、リーダーの息子リカルド・ディアス・メンドーサ、村の女性マイラ・セリヴルオ、村の青年ジョナサン・ブリュワー、高僧フェルナンド・エルナンデスなどが共演している。


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