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ストリップダンサーとロシアのオリガルヒの御曹司との恋を描く、製作、監督、脚本、編集ショーン・ベイカー、主演マイキー・マディソン、マーク・エイデルシュテイン、ユーリー・ボリソフ、カレン・カラグリアン、ヴァチェ・トヴマシアン、アレクセイ・セレブリャコフ、ダリヤ・エカマソワ他共演のロマンチック・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ショーン・ベイカー
製作
アレックス・ココ
サマンサ・クァン
ショーン・ベイカー
製作総指揮
グレン・バスナー
アリソン・コーエン
ケン・マイヤー
クレイ・ペコリン
ミラン・ポペルカ
脚本:ショーン・ベイカー
撮影:ドリュー・ダニエルズ
編集:ショーン・ベイカー
音楽:ジョセフ・カパルボ
出演
アノーラ “アニー”ミケーヴァ:マイキー・マディソン
イヴァン “ヴァーニャ”ザハロフ:マーク・エイデルシュテイン
イゴール:ユーリー・ボリソフ
トロス:カレン・カラグリアン
ガルニク:ヴァチェ・トヴマシアン
ニコライ・ザハロフ:アレクセイ・セレブリャコフ
ガリーナ・ザハロフ:ダリヤ・エカマソワ
ルル:ルナ・ソフィア・ミランダ
ダイアモンド:リンジー・ノーミントン
ジミー:ヴィンセント・ラドウィンスキー
トム:アントン・ビター
クリスタル:アイヴィ・ウォーク
アレックス:ヴラド・ママ
ダーシャ:マリア・ティチンスカヤ
ラスベガスのホテル支配人:チャールズ・ジャン
ニッキ:エミリー・ウィダー
ドーン:ブリトニー・ロドリゲス
ジェニー:ソフィア・カルナブチ
ヴェラ:エラ・ルービン
クララ:アレナ・グレヴィッチ
マイケル・シャーノフ:アルチョム・トルブニコフ
判事:マイケル・セルジオ
アメリカ 映画
配給 ネオン
2024年製作 139分
公開
北米:2024年10月18日
日本:2025年2月28日
製作費 $6,000,000
北米興行収入 $20,474,300
世界 $57,400,890
■ アカデミー賞 ■
第97回アカデミー賞
・受賞
作品・監督
主演女優(マイキー・マディソン)
脚本・編集賞
・ノミネート
助演男優賞(ユーリー・ボリソフ)
■ ストーリー ■
ニューヨーク、ブルックリン、ブライトンビーチ(ロシア系アメリカ人街)。
23歳のストリッパー、アノーラ “アニー”ミケーヴァ(マイキー・マディソン)は、クラブのオーナー、ジミー(ヴィンセント・ラドウィンスキー)から、ロシアのオリガルヒ、ニコライ・ザハロフ(アレクセイ・セレブリャコフ)の21歳の息子で上客のイヴァン “ヴァーニャ”(マーク・エイデルシュテイン)を紹介される。
楽しんだアノーラは、店の外に連れ出したいと言うヴァーニャに、携帯電話の番号を教える。
翌日、ヴァーニャから連絡を受けたアノーラは、彼の両親が所有するブルックリンの豪邸に向かう。
ヴァーニャはアメリカで勉強しているが、ほとんどの時間をクラブでパーティーをしたり、豪邸でビデオゲームをしたりして過ごしていた。
ヴァーニャはアノーラと性的関係を求め、2人は愛し合う。
アノーラは、ヴァーニャの父親がロシアのオリガルヒだと知り驚く。
その後も、金を払いアノーラとの関係を続けたヴァーニャは、彼女を屋敷で行われるニィーイヤーズ・イヴのパーティに招待する。
アノーラは、友人で同僚のルル(ルナ・ソフィア・ミランダ)と共にパーティーに向かい楽しむ。
パーティー後にヴァーニャと一夜を過ごしたアノーラは、独占契約を提案され、1週間、恋人になってくれたら1万5000ドル受け取れることで合意する。
その週、休暇をとったアノーラは、ヴァーニャや彼の友人たちとパーティーなどをして楽しみ、全員でラスベガスへの豪華な旅行に向かう。
1週間が過ぎ、ヴァーニャは、父親の会社で働くためにロシアに帰国しなければならないことをアノーラに話す。
ヴァーニャは、アメリカ人と結婚すればロシアに戻る必要はないと言って、アノーラにプロポーズする。
戸惑うアノーラは、ヴァーニャが本気だということを確認して、それに同意し、2人は結婚式を挙げる。
仕事を辞めたアノーラは、ヴァーニャと共に彼の屋敷で暮らし始める。
ヴァーニャは、アノーラに大きなダイヤの結婚指輪と高価な毛皮のコートをプレゼントする。
ヴァーニャが結婚したことを知った母ガリーナ(ダリヤ・エカマソワ)は、ヴァーニャの世話係であるアルメニア人のトロス(カレン・カラグリアン)に連絡する。
焦ったトロスは、弟のガルニク(ヴァチェ・トヴマシアン)にヴァーニャの元に向かわせる。
ガルニクは、結婚を無効にするようトロスに指示され、仲間のイゴール(ユーリー・ボリソフ)と共にヴァーニャの屋敷に向かう。
憤慨するガリーナは、今回の件を解決するために、夫ニコライ(アレクセイ・セレブリャコフ)と共にアメリカに向かうのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」(2017)などのショーン・ベイカーが製作、脚本、編集を兼ねて監督し、主演はマイキー・マディソン、マーク・エイデルシュテイン、ユーリー・ボリソフ、カレン・カラグリアン、ヴァチェ・トヴマシアン、アレクセイ・セレブリャコフ、ダリヤ・エカマソワなどが共演した作品。
ストリップダンサーとロシアのオリガルヒの御曹司との「恋を描くロマンチック・コメディ。
権力者に怯まない労働者の逞しく生きる姿が生き生きと描かれた、テンポの良い活気あふれる内容は観るものを惹きつけ、古風なコメディを彷彿させるショーン・ベイカーの演出と脚本(編集兼)も見ものだ。
第97回アカデミー賞では、作品、監督、主演女優(マイキー・マディソン)、脚本、編集賞を受賞し、助演男優(ユーリー・ボリソフ)にノミネートされた。
また、第77回カンヌ国際映画祭ではパルムドールを受賞し、第82回ゴールデングローブ賞では5部門で受賞した。
主演のマイキー・マディソンは、身分違いの結婚や権力者に怯まない女性を見事に演じ、オスカーを受賞した。
主人公と結婚するオリガルヒの御曹司マーク・エイデルシュテイン、彼の世話係に関わる男を好演するユーリー・ボリソフ、ヴァーニャ(マーク・エイデルシュテイン)の世話係で、父親に雇われるアルメニア人のカレン・カラグリアン、その弟ガルニク:ヴァチェ・トヴマシアン、ヴァーニャの両親アレクセイ・セレブリャコフとダリヤ・エカマソワ、主人公の友人であるストリッパーのルナ・ソフィア・ミランダ、主人公と不仲のストリッパー、リンジー・ノーミントン、ストリップ・クラブのオーナー、ヴィンセント・ラドウィンスキー、キャンディショップで働くヴァーニャの友人アントン・ビターとアイヴィ・ウォーク、ヴァーニャの友人ヴラド・ママとマリア・ティチンスカヤなどが共演している。