2013年に公開された「死霊館」の冒頭のシーン以降を描いた、アナベル・シリーズの第3作。 呪いの人形“アナベル”と霊に襲われる少女たちが体験する恐怖を描く、製作、原案ジェームズ・ワン、監督、原案、脚本ゲイリー・ドーベルマン、主演マッケナ・グレイス、マディソン・アイズマン、ケイティ・サリフ、パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ他共演のオカルト・ホラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ゲイリー・ドーベルマン
製作
ピーター・サフラン
ジェームズ・ワン
原案
ゲイリー・ドーベルマン
ジェームズ・ワン
脚本:ゲイリー・ドーベルマン
撮影:マイケル・バージェス
編集:カーク・M・モッリ
音楽:ジョセフ・ビシャラ
出演
ジュディ・ウォーレン:マッケナ・グレイス
メアリー・エレン:マディソン・アイズマン
ダニエラ・リオス:ケイティ・サリフ
エド・ウォーレン:パトリック・ウィルソン
ロレイン・ウォーレン:ヴェラ・ファーミガ
ボブ・パルメリ:マイケル・チミノ
アナベル”ビー”マリンズ:サマラ・リー
ゴードン神父:スティーヴ・コールター
パルメリ:ポール・ディーン
アンソニー・リオス:ルカ・ルーハン
リオス:アンソニー・ウィームス
フェイリー夫人:アリソン・ホワイト
カミラ:サデ・カタリナ
デビー:ケンジ・キャプラン
マイケル・モリッセイ神父/神父の霊:ゲイリ-7
花嫁:ナタリア・サフラン
ブラック・シャック:ダグラス・テイト
アナベルの悪魔/ラム:アレクサンダー・ウォード
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2019年製作 106分
公開
北米:2019年6月26日
日本:2019年9月20日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $74,152,590
世界 $231,252,590
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
超常現象研究家のエド・ウォーレン(パトリック・ウィルソン)と妻ロレイン(ヴェラ・ファーミガ)は、不気味な人形”アナベル”が暴力的な行為を行うと言う、看護師のデビー(ケンジ・キャプラン)とカミラ(サデ・カタリナ)の話を聞き、自分たちが保管することを伝えて人形を自宅に持ち帰ろうとする。
エドとロレインは、帰り道の街道で事故に遭遇し、警官から迂回するように指示される。
ロレインは、事故現場を見つめている少女が気になる。
その後エドとロレインは道を間違えたことに気づき、車が故障して止まってしまう。
車を降りたエドはボンネットを開けて調べ、ロレインは付近の”メアリーヴィル墓地”の門が気になる。
霊の声が聴こえ、墓地の霊も見えたロレインは、修理を終えたと言うエドが襲われたために助けようとする。
霊に道に押し倒されたエドは、通過するトラックに轢かれそうになるものの、何とかそれを回避する。
トラックを止めた運転手は、急に車が制御できなくなったと言って、エドとロレインに謝罪する。
エドとロレインの娘ジュディ(マッケナ・グレイス)は、両親が帰ったことに気づく。
ゴードン神父(スティーヴ・コールター)に迎えられたエドとロレインは、アナベルを保管室に運び、人形を清める儀式を行う。
それだけでは足りないと考えた3人は、教会から譲り受けたガラスケースにアナベルを入れて、邪悪なものを封印する。
1年後。 十字架をリュックに入れたジュディは、メアリー・エレンの車で学校に向かう。 ランチの時間にジュディは、神父の霊(ゲイリ-7)が自分を見つめていることに気づき、リュックから十字架を取り出す。 その直後に神父の霊は姿を消す。 ジュディの早めの誕生パーティーを開くために買い物をしていたメアリー・エレンは、友人のダニエラ・リオス(ケイティ・サリフ)に気づく。 メアリー・エレンは、新聞記事になっているウォーレン夫妻の娘の子守をすることを気にするダニエラから後で遊びに行くと言われ、家のことなどを訊かれる。 ダニエラは、メアリーが思いを寄せるボブ・パルメリ(マイケル・チミノ)が、店を手伝いレジのバイトをしていたため、彼に声をかける。 ウォーレンの向かいに住むボブは、ダニエラから幽霊などを見ないか訊かれる。 オーナーの父(ポール・ディーン)から、お客が倒したトマト缶を片付けるよう指示されたボブは、ウォーレン家は問題ないとダニエラとメアリー・エレンに伝える。 メアリー・エレンからウォーレン夫妻の仕事のことを訊かれたボブは、ウワサを話そうとする。 ダニエラが、自分がボブに惹かれていることを話そうとしたために焦ったメアリー・エレンは、遊びに来ていいと言って彼女を黙らせる。 支払いをして急いで帰ったメアリー・エレンが卵を忘れて行き、それを受け取ったダニエラは、彼女が惹かれていることをボブに伝える。 ジュディをからかったアンソニー(ルカ・ルーハン)は、現れたメアリー・エレンから姉ダニエラに話すと言われたために、焦ってその場を去る。 クラスメイトから、親に反対されたので誕生パーティーには行けないと言われたジュディは傷つく。 両親の記事が新聞に掲載されて以来、ジュディががイジメられていることを知ったメアリー・エレンは、両親には心配かけたくないと言う彼女の気持ちを察する。 ジュディは、マイケル・モリッセイ神父の胸像を見つめる。 メアリー・エレンから他に悩みはないかと訊かれたジュディは、悩んでいないと言いながら、廊下に立ち自分を見つめる神父の霊を気にする。 神父の霊は入口に移動し、ジュディとメアリー・エレンを見つめていたが、姿を消す。 自宅に戻りジュディとケーキを作っていたメアリー・エレンは、ダニエラが現れたために驚く。 ダニエラから呪いの品について訊かれたジュディは、保管室にしまってあることを話してしまう。 ジュディは、保管室に興味を持つダニエラに立ち入り禁止だと伝える。 ダニエラからローラースケートをプレゼントされたジュディは喜び、家の中でそれを試す。 外で遊びたいたいと言うジュディにメアリー・エレンが付き添い、その間、何もしないことを約束したダニエラは、ケーキが焼けるのを見ていると伝える。 2人が出て行った後でダニエラは、保管室に入ろうとするものの鍵がかかっていた。 ウォーレン夫妻の部屋に入り、写真楯の裏に隠してあった鍵を見つけたダニエラは、それを使って保管室に入る。 その場にあった様々なものに興味を持つダニエラは、ガラスのケースに入れられている人形”アナベル”が気になる。 ダニエラは、奥にあった白いウェディングドレスに触れて、それを着た女性の写真を見ながら、古いピアノの鍵盤を叩く。 ポケットの中にあった父と撮った写真を取り出したダニエラは、それをピアノの上に置く。 ダニエラは、”ここに霊がいるなら合図して、何でもいい、パパ・・・”とつぶやくが、馬鹿げたことだと思い写真をポケットにしまう。 去ろうとしたダニエラは、音がしたために振り向くと、アナベルが前かがみになり頭をガラスにつけていた。 ”警告、絶対開けるな”という貼り紙を無視して、鍵を使いケースを開けたダニエラは、アナベルを元に戻す。 その時、火災警報がなったために焦ったダニエラは、ケースの鍵をかけずにキッチンに戻る。 再び倒れたアナベルは、扉が開きケースから落ちる。 戻ったメアリー・エレンは、ダニエラがケーキを焦がしたことに気づく。 ジュディが転んで膝を擦りむいたことを知ったダニエラは、鶏小屋でエサを与えている彼女と話をする。 ダニエラがアンソニーの姉だと知ったジュディは驚き、大変な時期なので大目に見てほしいと言われ、大切な人を亡くしたことを感じとり、それが父親だと知る。 宅配のピザを注文したメアリー・エレンは、玄関のベルが鳴り、激しくドアをノックされる。 メアリー・エレンは、覗き穴から外を見ても誰もいないことを確認するが、”アナベルは?、アナベルと遊びたい”という少女の声が聞こえる。 ドアを開けたメアリー・エレンは、その場にいた少女(サマラ・リー)に、そんな子はいないと伝える。 ”いるわ、あなたの後ろに”と言われたメアリー・エレンは、誰もいないことを確認して振り向くと、少女の姿はなかった。 ダニエラは、アンソニーは死に偏見を持っているのでイジメるとジュディに伝える。 ウォーレン夫妻が、死後の世界はあると考えていることに興味を持ち、希望をもらったと言うダニエラは、”ダーリン・ダド/愛しいパパ”はどこかに存在していると思うとジュディに伝える。 まだそばにいる、自分の両親もきっとそう言うと思うと、ジュディはダニエラに伝える。 家の中から自分を見つめる父(アンソニー・ウィームス)の姿を目撃したダニエラは、その場に向かい父を捜す。 何かを感じたジュディは2階に向かい、物音がした部屋の椅子にアナベルが座っていることに気づく。 ドアが閉まり、もう一度開けたジュディは、アナベルがいないことを確認し、ベッドの下に落ちていた紙片を拾い、それには”私に会いたい?”と言う文字が書かれていた。 奥の部屋のドアが大きな物音を立てて壁のものが落ち、窓の外や鏡にウェディングドレスの女性の姿が見える。 ジュディは、ナイフを手にして襲いかかってきた女性に、床に落ちた十字架をかざして叫び声をあげる。 2階に向かったメアリー・エレンは、怯えているジュディを落ち着かせて話を聞き、母親と同じように変なものがたまに見えることを知る。 それが幽霊だということを確認したメアリー・エレンは、あらゆるところで見えると言うジュディに、元は人間なのでいい幽霊もいると伝えて安心させる。 ダニエラは、ウォーレン夫妻が調査した女性が”フェリーマン”に襲われたとメアリー・エレンに話し、資料の中にあった写真を見せる。 自分に似ていると言われたメアリー・エレンは資料を渡される。 ダニエラは、イギリス人が”ブラック・シャック/黒い魔犬”に憑依された事件の資料なども確認する。 2人は、何度か部屋に忍び込んで資料を見ていたジュディから、両親が最近調査していた、呪いのウェディングドレスの花嫁(ナタリア・サフラン)が、人にとり憑いて襲うことを知らされる。 ウェディングドレスが保管室にあることを知っていたダニエラは、記事にあったアナベルの人形も気にするが、ジュディはそれだけは話さないでほしいと伝える。 ダニエラは、そのばにあった映写機のスイッチを入れてしまい、エドが男性の悪魔祓いをする姿が映し出される。 その後3人は、”手探りゲーム”をして遊び、玄関のベルが鳴ったためにメアリー・エレンが見に行く。 ボブだったためにドアを開けたメアリー・エレンは、家には入れられないと伝える。 話がしたかっただけだとメアリー・エレンに伝えたボブは、現れたピザの配達人にからかわれる。 ピザ代を払いボブと話したメアリー・エレンは、家に戻る彼を見送る。 その後、ピザを食べながらテレビを見ていたジュディは、画面が消えたために、テーブルの上にあったはずのリモコンを探す。 ソファの下のリモコンを見つけたジュディは、その奥にアナベルが横たわっていたために、起き上がって裏を覗くものの何もなかった。 部屋が暗くなり、メアリー・エレンとダニエラが、ジュディのために歌いながら、ロウソクを灯したバースデーケーキを持って現れる。 楽しい時間を過ごしたジュディはベッドに入り、ダニエラに誕生パーティーの招待状を渡す。 メアリー・エレンが招待状を数週間前にもらったことを知ったダニエラは、絶対に出席するとジュディに伝える。 その時、家の外からギターと共に歌声が聴こえ、3人はそれがボブだと気づき、ジュディは彼に手を振る。 喘息のジュディは、車に吸入器を忘れたと言って取りに行こうとする。 ブラック・シャックに襲われたボブはその場から逃げ去り、外に出たジュディはボブがいないことに気づく。 ジュディにベッドに入るよう指示したメアリー・エレンは、泊まりたいと言うダニエラに、それはできないと伝えて、来てくれたことには感謝して帰ってもらう。 鍵を持ってきてしまったことに気づいたダニエラは、それを戻すために夫妻の部屋に向かおうとするが、保管室のドアが開く。 メアリー・エレンはジュディからダニエラの父親のことを訊かれ、ダニエラが運転していた車の事故で亡くなったことを話す。 ダニエラのせいではないが責任を感じていると、メアリー・エレンはジュディに伝える。 保管室に入ったダニエラは、音がした場所に向かい、箱の中にあったロケットペンダントに父の写真を入れて手首につける。 霊に話しかけるダニエラは、揺り椅子が動き音がしたために怯えて、それが父ではないかと思う。 ピアノが鳴り、それを弾いたダニエラは、鏡に映った父に気づき、霊に襲われそうになり、その場から出ようとするもののドアが開かない。 鶏小屋で怯えていたボブは、扉が開き一羽の鶏が出て行ったために助けようとする。 仕方なく扉を閉めたボブは、鶏がブラック・シャックに襲われたことに気づく。 キッチンで後片付けをしていたメアリー・エレンは、ミルクのグラスがテーブルから落ちたために、床を掃除しようとする。 流れ始めた音楽を消したメアリー・エレンは、ジュディの様子を見に行き、不気味な人形(アナベル)が横たわっていることに気づくものの、彼女に毛布を掛けて部屋を出る。 保管室に閉じ込められたダニエラは、その場にあった古いテレビに自分の姿が映ったために戸惑う。 少し時間がずれている映像を見ながら怯えるダニエラは、サルの人形が床に落ちたので動揺する。 宿題をしていたメアリー・エレンは、話し声が聴こえる部屋に向かい、テープレコーダーを止める。 部屋の照明が消えて暗くなり、メアリー・エレンは懐中電灯で部屋を照らし、”フェリーマン”の資料に気づく。 何かの気配を感じて廊下に出たメアリー・エレンは、転がったコインを手にして居間に向かい、別の2枚のコインが転がる。 もう一枚のコインを拾ったメアリー・エレンは、コインを目に当てたフェリーマンが現れたために驚き、倒れた彼女キッチンに引きずり込まれる。 その場には遺体の入った棺があり、カンテラを持ったフェリーマンがいた。 懐中電灯を手にしたメアリー・エレンは、フェリーマンが姿を消したためにジュディの部屋に向かい、閉まっているドアを開けさせようとして叫ぶ。 眠っていたジュディはアナベルに足を引っ張られ、アナベルは少女や大人に姿を変える。 その場から逃げたジュディとメアリー・エレンは、玄関のチャイムが鳴ったために驚く。 メアリー・エレンはロレインに電話をかけて、おかしなことが起きたと伝えて、どうしたらよいか尋ねる。 アナベルと話がしたいと言うロレインは、彼女に魂をあげるよう指示し、ジュディの魂を欲しがっていると伝える。 その時、居間にあった霊ベルが一斉に鳴り始める。 テレビに映ったダニエラは、保管室の電話の受話器を取リ、血まみれになる。 怯えるダニエラは、電話が鳴ったので受話器に近づくが、現れたジュディがそれを制止する。 動き出したタイプライターが”私に会いたい?”と文字を打ち、ジュディは、すべてアナベルの仕業で、魂を奪うためだとメアリー・エレンに説明する。 父に会い謝りたかったと言うダニエラは、メアリー・エレンに何をしたのか訊かれ、アナベルをケースから出したと答える。 ジュディから他に触れたものを訊かれたダニエラが、すべてと答えた瞬間、保管庫にあったものが一斉に動き始める。 3人は保管庫から逃げるが、メアリー・エレンが喘息の発作を起こす。 ジュディが車に吸入器を取りに行き、ダニエラは、ナイフを振り上げるウェディングドレスの女に腹部を刺される。 ダニエラはそれが現実ではなかったことに気づき、馬乗りになった女は彼女に憑依する。 ジュディは車に向かい呼吸器を手にするが、ドア閉まりブラック・シャックに襲われる。 車から出たジュディに逃げるようにと指示したボブは、ギターでブラック・シャックを殴り、それは消え去る。 家に戻ったジュディから吸入器を渡されたメアリー・エレンは、それを吸って落ち着く。 2階から自分たちを呼ぶダニエラの声がするが、ジュディは、彼女ではなく霊が憑依していとメアリー・エレンに伝える。 ジュディは、アナベルを見つけてケースの中に戻すとメアリー・エレンに伝える。 アナベルがどこかは分からないと伝えたジュディは、神父の霊に導かれて保管室に向かおうとする。 心配するメアリー・エレンに、いい霊もいると伝えたジュディは、廊下に日本の甲冑が立っているのに気づき、日本語が聴こえる。 ウォーレン夫妻の部屋入ったジュディとメアリー・エレンは、アナベルを見つける。 それに近づくとドアがしまり鍵がかかり、メアリー・エレンは床に落ちていた手探りゲームの鍵の絵に気づく。 鍵の場所が分かったと言うメアリー・エレンは、ゲームを見つける。 ジュディが箱に手を入れて鍵を取り出し、ドアを開けるとカンテラが灯り、メアリー・エレンがそれを持つ。 ジュディは跪いて祈りを捧げ、メアリー・エレンは、目を銀貨で塞がれた棺に納められた遺体に気づく。 銀貨がばら撒かれ、メアリー・エレンは、一番奥の遺体がアナベルを抱いていることに気づき、それを手にしようとする。 メアリー・エレンの声が暗闇から聴こえ、ジュディはアナベルを抱えて走り出す。 ウェディングドレスを着たダニエラが現れ、妨害してナイフを振り上げる。 メアリー・エレンに助けられたジュディが悪魔祓いの映像を再生し、それがダニエラに映写されて彼女は苦しむ。 その隙にジュディはアナベルを抱えて逃げようとするが、手探りゲームから出た手に足をつかまれる。 何とか逃れたジュディは、部屋から出る。 保管室に入ったジュディは悪霊に襲われ、置いてあった十字架を手にしてそれを振りかざす。 悪霊は姿を消し、ジュディとメアリー・エレン、そして正気に戻ったダニエラは、アナベルをガラスケースに入れて鍵をかける。 そこにボブが現れ、ジュディは、彼に救われたことをメアリー・エレンとダニエラに話す。 ジュディは、アナベルを見つめながら保管室を出る。 翌朝、ウォーレン夫妻が戻ってきたことに気づいたメアリー・エレンは、すべてを話そうとする。 その後、エドとロレインと共に誕生日を祝うジュディは、元気がないことを気にする母から、寂しいのは今だけだと言われ、自分を理解する人は現れるという話を聞く。 エドがイジメっ子のアンソニーの話をするのをロレインが制止し、ジュディはベルが鳴ったために玄関に向かう。 ジュディは、メアリー・エレンとダニエラが誕生パーティーに来てくれたことを喜び、2人に抱きしめられる。 メアリー・エレンは、ボーイフレンドのボブをエドとロレインに紹介する。 ジュディは、たくさんのクラスメイトが来てくれために感激し、現れたアンソニーも歓迎する。 ダニエラと話したロレインは、彼女を保管庫に連れて行き、ここの霊はあなたを傷つけたと言いながら、良い面もあると伝える。 今回、襲われたような霊もいるから、守ってくれる霊もいることに気づくと話したロレインは、彼女に父親の写真を渡し、”ダーリン・ダニエラ”と伝える。 ジュディから聞いたのかと訊かれたロレインは、父親からだと答え、涙する彼女に、彼が会いたいと言っていると伝える。 ”自分を責めるな、お前のせいではない”とも言っていると伝えたロレインは、ダニエラを抱きしめる。 同じくらいの年齢の時に、ボーイフレンドと3日間、親に内緒で家でしたと話すロレインは、自分は悪魔を放ったので訳が違うと言うダニエラの言葉に頷く。 部屋を出るロレインは、ダニエラから、エドはそのことを知っているかと訊かれ、そのボーイフレンドが彼だと答える。 エドは、子供たちやロレインの前で、ギターを弾きながら歌い始める。 実際のウォーレン夫妻とジュディの写真が映し出される。 ”ロレイン・ウォーレンに捧ぐ 1927年~2019年”
エドとロレインは、ジュディの子守を頼んだメアリー・エレン(マディソン・アイズマン)に彼女のことを任せて、別の事件を調査するために、2日間、家を空けることになっていた。
...全てを見る(結末あり)
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参考:
・「死霊館」(2013)
・「死霊館 エンフィールド事件」(2016)
・「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」(2021)
・「アナベル 死霊館の人形」(2014)
・「アナベル 死霊人形の誕生」(2017)
・「アナベル 死霊博物館」(2019)
・「死霊館のシスター」(2018)
・「ラ・ヨローナ〜泣く女〜」(2019)
*(簡略ストー リー)
超常現象研究家のエド・ウォーレンと妻ロレインは、呪われた不気味な人形”アナベル”を保管庫に封印する。
1年後、2日間、家を空けることになったウォーレン夫妻は、娘のジュディの子守をメアリー・エレンに任せる。
新聞に掲載されたウォーレン夫妻に興味を持っていたダニエラは、友人のメアリー・エレンとジュディが留守番する家に向かう。
自分軍転する車の事故で父を亡くしたダニエラは、ウォーレン家で父の霊を呼び寄せようと考えていた。
保管庫の鍵を見つけて忍び込んだダニエラは、封印されたアナベルが気になり、ガラスケースを開けてしまう・・・。
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2013年に公開された「死霊館」の冒頭のシーン以降を描いた、アナベル・シリーズの第3作。
ジェームズ・ワンが製作と原案を、前2作「アナベル 死霊館の人形」(2014)と「アナベル 死霊人形の誕生」(2017)の脚本、「死霊館のシスター」(2018)、「ラ・ヨローナ〜泣く女〜」(2019)では製作総指揮と脚本を担当したゲイリー・ドーベルマンの初監督作品。
本作は、超常現象研究家のエド・ウォーレンと妻ロレインが冒頭とクライマックスだけ登場し、その間、留守番をする夫妻の娘ジュディと、彼女の子守を頼まれた少女と友人が、封印を解いてしまった人形アナベルの呪いと霊に襲われる恐怖体験が描かれている。
単なる遊び感覚で禁断の保管庫に忍び込んだと思われた少女が、実は事故で父親を亡くし、それを自分のせいだと思い込みながら、父の霊と接触しようとするという内容がなかなか興味深い。
少女たちに霊が襲いかかるということで、他の作品に比べるとやや恐怖度は抑え気味という感じはあるが、ファンには満足できる作品に仕上がっている。
北米興行収入は約7400万ドル、全世界では約2億3100万ドルのヒットとなった。
両親と同じく霊を感じられる少女であり、子守と共に健気に恐怖に立ち向かうマッケナ・グレイス、彼女の子守を任されるマディソン・アイズマン、その友人で、亡くなった父親の霊と接触しようとするケイティ・サリフ、呪いの人形”アナベル”を封印して家を留守にするウォーレン夫妻、パトリック・ウィルソンとヴェラ・ファーミガ、メアリー・エレン(マディソン・アイズマン)に惹かれるクラスメイトのマイケル・チミノ、その父親ポール・ディーン、霊として現れる少女アナベル”ビー”のサマラ・リー、アナベルを清めて封印する神父のスティーヴ・コールター、ダニエラ(ケイティ・サリフ)の父親アンソニー・ウィームス、その息子ルカ・ルーハンなどが共演している。