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ランボー/怒りの脱出 Rambo: First Blood Part II (1985)

第1作「ランボー」(1982)の成功で製作されたシリーズ第2作。
脚本、主演シルヴェスター・スタローン、共演リチャード・クレンナチャールズ・ネピアースティーブン・バーコフジュリア・ニクソン=ソウル他、監督ジョージ・P・コスマトス

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

シルヴェスター・スタローン / Sylvester Stallone 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・P・コスマトス

製作:バズ・フェイシャンズ
製作総指揮
マリオ・カサール

アンドリュー・G・ヴァイナ
原作:デイヴィッド・マレル
脚本
シルヴェスター・スタローン

ジェームズ・キャメロン
撮影:ジャック・カーディフ
編集
マーク・ゴールドブラット

マーク・ヘルフリック
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

出演
シルヴェスター・スタローン:ジョン・ランボー
リチャード・クレンナ:サミュエル・トラウトマン大佐
チャールズ・ネピアー:マードック指揮官
スティーブン・バーコフ:ポドフスキー中佐
ジュリア・ニクソン=ソウル:コー・バオ
マーティン・コーブ:エリクソン
アンディ・ウッド:バンクス
ジョージ・チェン:タイ
ボージョ・ゴーリク:ユーシン軍曹
スティーブ・ウィリアムス:リファー

アメリカ 映画
配給 カロルコ・ピクチャーズ
1985年製作 94分
公開
北米:1985年5月22日
日本:1985年8月17日
製作費 $44,000,000
北米興行収入 $150,415,430
世界 $300,400,430


アカデミー賞 ■
第58回アカデミー賞

・ノミネート
音響編集賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
服役中のジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)の元に、元上官のサミュエル・トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)が現れ、機密作戦の任務に就くことを条件に釈放される。

その任務とは、未だ行方不明になっているベトナム戦争の捕虜の調査だった。

しかし、マードック指揮官(チャールズ・ネピアー)から伝えられた任務では戦闘は許されず、情報収集のための写真撮影が目的であり、捕虜生存の証拠が欲しいだけだった。

ランボーを乗せたジェット機は基地を飛び立つが、目標地点にパラシュート降下する際にベルトが絡み、彼はナイフと弓矢以外の装備を失ってしまう。

マードックは、ランボー生存の可能性が低いと判断して、36時間で作戦を打ち切ることをトラウトマンに伝える。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

参考
・「ランボー」(1982)
・「ランボー/怒りの脱出」(1985)
・「ランボー3/怒りのアフガン」(1988)
・「ランボー 最後の戦場」(2008)
・「ランボー ラスト・ブラッド」(2019)

*(簡略ストー リー)
ベトナム帰還兵として社会に受け入れられず、反乱を起こし逮捕されたジョン・ランボーは服役していた。
元上官トラウトマン大佐は、機密作戦に就くことを条件に、ランボーを釈放させる。
ランボーはマードック指揮官に会い、ベトナムで捕虜になった兵士の生存証拠となる、写真撮影が任務だと知らされる。
戦闘が認められない任務が、パフォーマンスだということは明白だったのだが、ランボーはそれを承知で目的地に向かう。
そして、ランボーはその命令を無視し、捕虜の存在を確認して、新たな戦いを始める・・・。
__________

1作目は、本国アメリカで評判はあまり良くなかったものの、シルヴェスター・スタローンは最初から続編を製作する予定でいたらしい。

それ故に本作は前作と一変し派手なアクションが多く取り入れられ、アメリカ国内はもとより、全世界で3億ドルを突破する大ヒットとなった。
北米興行収入 $150,415,430

第58回アカデミー賞では、音響編集賞にノミネートされた。

スタローンは、今回の脚本をファンレターを参考にして練りあげたらしく、前年の「ターミネーター」(1984)でヒットを飛ばしたジェームズ・キャメロンも脚本に参加している。

スタローンは、半年後に「ロッキー4」(1985)も公開され、大ヒットを記録している。

シェイプアップされて、細身に見えるスタローンだが、逞しい筋肉の付き方は半端ではない。

気になるのが、スタローン単独の場面はいいが、他の俳優と同じショットになると、彼の小柄な体が目だってしまうことだ。
自称178cmだということだが、かなり小さく見える。

今回はトラウトマン大佐役のリチャード・クレンナの登場場目が増えて、かなり活躍する。
ランボーシリーズに、なくてはならない存在となった感じだ。

前年「ビバリーヒルズ・コップ」(1984)でも、悪役を演じたスティーブン・バーコフも、実力派俳優らしく凄みのある確かな演技を見せてくれる。

紅一点、ジュリア・ニクソン=ソウルも素朴な雰囲気で美しくもあり、ランボーとアメリカに心惹かれる女性を熱演している。

作戦指揮官チャールズ・ネピアー、傭兵マーティン・コーブ、敵兵ジョージ・チェン、ボージョ・ゴーリクなどが共演している。

本作では、前作の原題”First Blood”に”Rambo”が付け加えられたが、邦題の「ランボー」の好評にあやかったとも言われていて、非常に珍しいケースだ。


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