カーニーは、副官のテニック大尉（フィリップ・キャリー）、スノー軍曹（グイン ”ビッグボーイ”ウィリアムズ）らと共に雪山を越えて移動する。
途中、襲撃犯を見つけたカーニーは、部隊の兵力の4倍であることを確認し、馬を捨てて砦に戻ろうとする。
それに反対するテニックだったが、カーニーは考えを変えなかった。
ハドソンは、探偵のマシュー・クイント（ジェームズ・ミリカン）から、今回も輸送は失敗に終わったことを知らされる。
ハドソンは戻ったカーニーから報告を受け、テニックは、命令義務違反と敵前逃亡の罪で、カーニーを軍法会議にかけることを要求する。
カーニーは反論するものの、ハドソンは、証拠があると言うテニックの意見を聞き入れる。
軍法会議が開かれ、テニックはカーニーの行動を話し、今まで共に戦ったスノーは、カーニーが臆病者でないことを証言する。
カーニーを尊敬するオリー・ラーセン二等兵（マーティン・ミルナー）も、自分を励ましながら戦った彼の勇気を称える。
判決は下り、有罪となったカーニーは軍を追放され、軍の敷地内に侵入した場合は死罪を宣告されることになる。
その後ハドソンは、一般からの馬の買い付けをすることを通告する。
ハドソンに馬を売る牧場主のオースティン・マクール（デヴィッド・ブライアン）は、町に残り、テニックを挑発するカーニーが、単なる臆病者には思えないと、部下のピート・エルム（ロン・チェイニーJr.）に話す。
妻エリン（フィリス・サクスター）が東部から訪ねて来たことを知ったカーニーは驚き、成長した息子ジェイミーの写真を見せられる。
エリンから迎えに来たと言われたカーニーは、やるべきことがあるためにまだ帰れないと伝える。
実は、シャープの指示でわざと軍を追放されたカーニーは、スパイを捜すために行動を開始していたのだった。
その後、酒場でクイントと話したカーニーは、テニックが馬の輸送に失敗したことを知り、彼に声をかけて侮辱する。
憤慨したテニックはカーニーを殴り、格闘となった2人は砦内に入る。
そのため逮捕されたカーニーは留置され、その場に入れられマクールの部下たミゼル（アラン・ヘイルJr.）とシムズが、外のピートから拳銃を受け取る。
監視する兵士を騙してその場から逃げたカーニーは、外で待っていたピートを殴って馬を奪い、マクールの元に向かう。
カーニーはマクールに雇ってもらおうとするが、そこにピートが戻りカーニーを殴る。
翌日、マクールに雇われたカーニーは、ピートと共に3人で1000頭の馬を隠してある場所に向かう。
南に向かえば高値で売れると言うマクールは、脱走兵や無法者を集めたことをカーニーに伝える。
カーニーを皆に紹介したマクールは、南に向けて出発する。
休息時にカーニーは、南軍兵ジム・ランドルフ軍曹（フェス・パーカー）に話しかけられ、かつて戦ったことがると言う彼から、無能なピートは必要ないことで意見が一致する。
カーニーは、マクールが北軍の家畜の情報を入手していることを知る。
マクールは、エサを節約するために早急に出発するよう、ミゼルとシムズに指示する。
ランドルフは、ミゼルとシムズが仲買人から馬を買ってくるまで同行することをカーニーに伝える。
兵士から鏡を譲ってもらったカーニーは、ミゼルとシムズに、馬の話がついたら合図するよう指示する。
その後、馬を乱暴に扱うピートを懲らしめたカーニーは、彼の尻をナイフで傷つける。
ミゼルとシムズの合図を確認したマクールは、仲間と共に出発する。
仲買人に約1000頭の馬を売ったマクールは、現金を受け取る。
テニックから、カーニーを雇い続けるなら馬は買わないと言われたマクールは、民間人なので指示には従わないと伝えて彼を相手にしない。
それをテニックから知らされたハドソンは、マクールが犯罪者を雇うのは許しがたいが、カーニーを挑発して捕らえたやり方も問題だと言って、告発されなかっただけよかったと思えと伝える。
ハドソンは、8頭のマクールの馬を買い取り、カーニーと話をする。
再びエリンが来ていると言われたカーニーは、息子が学校をやめたことを知る。
その後、密かにシャープに会ったカーニーは、実は協力者だったテニックを迎えて話し合いをする。
カーニーは、部隊を襲う奇襲部隊のリーダーはマクールで、それを隠すために軍に馬を売っているとシャープに話し、彼らの行動を報告する。
息子のこともあり、カーニーは任務から離れたいことをシャープに伝えるが、その場合は裏切り者と臆病者の汚名は残ると言われ、名誉回復にはこのまま続けるしかなかった。
マクールとの関係は良好のカーニーが、彼の後を継げることを確認したシャープは、次の移送の際にマクールを始末することをテニックに任せる。
シャープは、カーニーがリーダーになればスパイが接触してくると考える。
息子ジェイミーのことでカーニーの力になろうとしたシャープは、彼からジェイミーの写真を預かる。
エリンと話したカーニーは、今回の除隊の件で息子は友人らにからかわれて家を出てしまい、ハドソンが捜索に手を貸してくれていることを知る。
任務があるカーニーは、母親としての役目を果たすようにと言って、家に戻るようエリンに指示する。
マクールの元に戻ったカーニーは、奇襲が迫る中、仲間に知られないようにして、部隊を率いて近づくテニックに鏡で合図する。
奇襲が始まり、テニックはマクールを撃って落馬させるものの、ピートの銃弾を受ける。
無事だったマクールはカーニーに銃を向けられるが、テニックに射殺される。
ピートに撃たれ兵士を助けたカーニーは、マクールとテニックが死んだことを報告するようにと伝える。
その様子を見ていたスノーは驚く。
カーニーは、その後も北軍との取引を続けながら様子を見る。
取引ではない日に現れたハドソンが、こちら側の内部情報を知るため、カーニーは彼がスパイだと気づく。
ハドソンは、前回支払った金額の下2桁が暗号で、渡した地図でそれを確認すれば、部隊が通るルートが分かることをカーニーとピートに話す。
カーニーは、今回の場所を仲間に知らせるようピートに指示する。
エリンがまだ町にいることをカーニーに知らせたハドソンは、新型の銃が手に入ることを伝えてその場を去る。
そのことをシャープに報告したカーニーは、ハドソンが馬を買う現場で彼を捕らえようとする。
カーニーからピートも捕らえてほしいと言われたシャープは、それを了解し、運び込まれたスプリングフィール銃が、従来の5倍の威力があることを伝える。
シャープから、息子ジェイミーが”ジョン・スミス”という偽名で志願していたことを知らされたカーニーは、エリスの元に向かう。
カーニーからそれを知らされたエリンは、自分を帰したい口実だと思い、ハドソンから聞くまでは町に留まると言って、カーニーを部屋から追い出す。
ハドソンを訪ねたエリンは、息子が見つかったことを知り、昨夜、夫から聞いたが、信じられなかったので追い返してしまったことを話す。
ハドソンは、カーニーが誰から聞いたか言わずに様子がおかしかったと話すエリンに、帰るべきであり、夫を信じるようにと伝える。
自分を信頼していると言うエリンを見送ったハドソンは、カーニーがスパイだと考えながら、訪ねて来たシャープを歓迎する。
カーニーの元に向かったハドソンは、戻って来た彼に銃を向けて、息子のことはシャープしか知らないことを伝える。
シャープもミスをしたことを話すハドソンは、ピートを使いすべてを白状させたことを伝える。
ハドソンに銃を奪われたカーニーは、隣りの部屋にいたピートにシャープが殺されたことを知り、その犯人にされる。
ハドソンは、カーニーが主犯だったスパイの一掃を、クイントが本部に報告することを伝える。
春の総攻撃は、北軍ではなく南軍が仕掛けるとカーニーに伝えたハドソンは、彼を連行する。
砦に拘留されたカーニーは、馬が輸送されることを知る。
処刑されるカーニーは、スノーの協力で砦から幌馬車で脱出する。
カーニーは、輸送隊を止めるために、倉庫にある新型のスプリングフィール銃を取りに行き、スパイのリーダーがハドソンだったことをスノーに話す。
ラーセンなどを合わせても6人しかいないことを心配するスノーは、後装式の銃の威力を説明するカーニーの話を聞く。
軍曹率いる部隊が現れるが、ラーセンらは、食料を運ぼうとしていることを伝える。
乾パンの箱に入れられたスプリングフィール銃は馬車に運び込まれ、カーニーとスノーは出発する。
途中、幌馬車が横転してしまい、そこにジョンソン中尉が現れ、カーニーは、彼と部下にスプリングフィール銃を渡すと言って、馬を取り戻しに行くことを伝えて、指示に従わせる。
現場に着いたカーニーは、ハドソンがいることを確認し、彼を殺さずに連れ帰ることをスノーとジョンソンに伝える。
ハドソンは、逃げたカーニーが本部に向かったと考え、自分の立場を考えると不安だった。
カーニーは攻撃を開始し、ピートは敵が100人はいると考えるが、ハドソンは、新型銃を手に入れたカーニーの仕業だと考える。
反撃するのをやめた敵が、林に隠れて夜を待つと考えたカーニーは、いぶりだすようスノーに指示する。
林に火を点ける作戦は成功し、ハドソンらは逃げ道を失い、ピートは射殺される。
馬で逃げたハドソンを追ったカーニーは、弾がなくなり観念した彼を捕らえる。
殺さない理由を訊かれたカーニーは、5人の死を無駄にしないために生け捕りにするとハドソンに伝える。
その後、軍に復帰したカーニーは、ハレック将軍から、新設された陸軍情報局の局長に推薦すると言われ、実験的武器の能力を実証したことを最大の功績として称賛される。
ハレックは、スプリングフィール銃が、戦いを終結させるために、陸軍の標準装備の武器になるとカーニーに伝える。
エリスと共にカーニーの雄姿を見守るジェイミーは、父を誇りに思う。
カーニーは、エリスとジェイミーを見つめながら、行進する隊列に敬礼する。
