その後、ある大きな事件をきっかけに生活が一変したマックは、雪の日に、ポストの中の手紙に気づく。
ポストまで足跡もないことを気にしながら、それを確認したマックは、”会いたければ、今週末、あの小屋にいる パパより”という内容を見て驚く。
ウィリーのイタズラだと思ったマックは、誤解だったことを知り、家の前で滑って転び気を失う。
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ある日マックは、セミナーがあるナンを残して、子供たちと共にキャンプに出かける。
途中、”マルトノマ滝”に寄ったマックは、ミッシーに滝にまつわる部族の伝説を話す。
ワロワ湖州立公園。
キャンプ場に着いたマックは、エミル・ダセット(ライアン・ロビンス)の家族と知り合い、彼らと楽しい夜を過ごす。
マックは、ミッシーに滝の伝説の話をしながら星空を見つめ、彼女を寝かせる。
翌日、ジョシュとカヌーに乗っていたケイトが、ふざけて立ち上がったために転覆してしまう。
ジョシュが溺れかけていることを知ったマックは、湖に飛び込み彼を助ける。
その間、目を離したミッシーが姿を消してしまい、マックはエミールらと共に彼女を捜すものの、見つけることはできなかった。
警察が駆け付けて捜索が始まり、ミッシーがいた場所にはテントウ虫のピンが残されていた。
”テントウ虫の男”と呼ばれる、5人の少女誘拐容疑がかかっている者の犯行が疑われる。
FBIも加わった大規模な捜索が行われ、駆け付けたナンは、ミッシーから目を離したことを後悔するマックを慰める。
その後、山中で不審車が発見され、その付近の小屋の中で、殺害されたと思われるミッシーの服が見つかり、マックは絶望する。
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意識が戻ったマックは、手紙の件をウィリーに確認するものの、彼ではないことが分かり、ポストの周囲に足跡がなかったことを伝える。
翌朝、ソファで眠っていたマックは、戻って来たナンに起こされる。
子供たちも一緒に戻り、ミッシーの死で責任を感じるケイトは心を閉ざし、マックとの関係に亀裂が生じていた。
その後マックは、郵便局に向かい手紙のことを調べ、ダイナーでウィリーと話し、小屋に行く考えを伝える。
車を貸すウィリーも同行することになり、子供たちと弟の家に向かうナンを見送ったマックは、出かける準備をする。
マックは、要人のために銃なども用意したウィリーに、釣竿を取りに行かせている間に、彼の車で一人で出掛けてしまう。
途中、街道でトラックに衝突しそうになったマックはそれを回避し、雪山に到着する。
マックは銃を持って小屋に向かい、事件のことを思い出しながら取り乱し、何も起きなかったために手紙を破り捨てて去ろうとする。
そこに誰かが現れたために警戒するマックは、その青年(アヴラハム・アヴィヴ・アラッシュ)に銃を向けるものの、道案内されてある場所に向かう。
雪は消え去り、マックは湖の近くにある小屋に着き、アフリカ系アメリカ人の女性(オクタヴィア・スペンサー)に歓迎される。
マックは、エロウジアと名乗る女性から、ナンと同じように呼んでもいいと言われたために戸惑う。
パパ/神だと言うエロウジアは、青年が息子/イエス・キリストだとマックに伝え、もう一人の女性(すみれ)は、サラユー/そよ風(精霊)と名乗り自己紹介する。
混乱するマックは湖に向かい、破り捨てたはずの手紙をイエスから受け取り、招待状だと言われ、何もする必要がないので心に従うようにと指示される。
パパと話したマックは、心の傷を癒して溝を埋めたかったと言われ、娘を見捨てたと伝える。
自分を助けると言うパパの言葉が理解できないマックは、娘の死が変わらない限り、自由にはなれないと伝える。
処刑されたイエスも見捨てたパパを非難するマックは、息子の死は自分たちが一緒に払った犠牲だと言う彼女から、手首のクサビが打たれた痕を見せられる。
パパから、自分もあの場にいた、すべての人々と一緒にいると言われたマックは、何も語らずにその場を去る。
痛みを抱えたままだと、愛されることを忘れてしまうと言うパパは、それがここに呼んだ理由だとマックに伝える。
その後マックは、パパらと家族のことなどを話しながら食事をして、楽しい時間を過ごす。
湖でイエスと話したマックは、人間と神が最高の関係になために彼が存在していることを知る。
ミッシーの夢を見てうなされて見ざめたマックは、朝食の準備をしたパパと話し、ミッシーが異常者に殺されるのを止められなかった彼女を再び責める。
世界の一部だけしか見ていないと言うパパは、根本的な問題は、自分を善だと信じていないことだとマックに伝える。
それが分かれば理解して信頼できると言われたマックは、娘は死んだので無理だとパパに伝える。
去ろうとしたマックは、サラユーから車のキーを渡され、癒しを与えたいだけだと言う彼女に、明日のお祝いの準備の手伝いを頼まれる。
花が咲き乱れる庭園に案内されたマックは、そこに植えるもののための準備と穴掘りを手伝い、サラユーから、善と悪を判断できるか訊かれる。
善の基準を訊かれたマックは、自分や愛する人たちの役に立つこと、悪は有害なものと答える。
自分の基準、主観で善悪を判断するなら、自分の善が他人の悪と衝突した場合は争い、戦争が始まると言われたマックは、友人同士は話し合うべきだと言うサラユーの考えを聞く。
成長を続けるこの場所は自分だと言われたマックは、考え込む。
その後マックは、木箱を作るイエスと話し、湖の対岸で見せたいものがあると言う彼に、先に向かうようにと指示される。
ボートを漕ぐマックは、船底が壊れて浸水し始めたために焦り、水面を歩くイエスから落ち着くようにと言われて、冷静になり何も起きていなかったことに気づく。
イエスに誘われて水面に立ったマックは、歩いて岸にたどり着く。
森の中に案内されたマックは、何があっても先に進み続けるようにと言うイエスの指示に従う。
岩の壁に突き当たったマックは、そこを通り抜けた洞窟で、その場にいた女性ソフィア(アリシー・ブラガ)から自分は”英知”だと言われ、来た理由を訊かれる。
分からないと答えたマックは、今日は重大な裁きの日であり、自分が裁くことを知り戸惑う。
常に裁いてきたと言われたマックは、自分を折檻した父親の話をされ、少女に襲い掛かる男は有罪かと訊かれ、地獄に堕とすと答える。
その男を怪物にした父親のことも訊かれ、有罪だと答えたマックは、すべてを創った神も同じかと訊かれる。
神も有罪だと答えたマックは、神までも簡単に裁けるなら、子供を天国と地獄に送るようにと言われるものの、それを拒む。
子供たちの代わりに自分が地獄に行くつもりのマックに、子供たちを愛に値すると裁いたと言うソフィアは、その犠牲の心はパパも同じだと伝える。
神がミッシーを愛していたなら、なぜあんな目に遭わせたかを問うマックは、苦しみ続けることが悲しみから逃れられない理由だと言われて戸惑う。
神はあなたが思っているような存在ではないと言うソフィアは、ミッシーのことは、罪ある人間が招いた結果であり、人間は逃れることはできないとマックに伝え、苦しみのない人生を望むかを問う。
それは存在しないと言うソフィアは、人間が神から離れる自由がある限り、悪は入り込むとマックに伝える。
まともな道はないのかと訊かれたソフィアは、まず信じることだと答える。
滝が現れ、マックは、その向こうの野原で遊ぶ子供たちの中にミッシーがいることに気づく。
ミッシーの笑顔を見たマックは心が和み、助けてやれなかったことを後悔する。
ミッシーとナンやパパは、そのように思っていないと言うソフィアは、もう手放すようにとマックに伝える。
イエスの元に戻ったマックは気分を訊かれ、恐ろしかったが最高だったと答えて彼を抱きしめ、ミッシーに会せてくれたことを感謝する。
イエスと共に水面を走り抜けて戻ったマックは、ポーチにいたパパと話し、責めていたことを謝罪し、ミッシーに会せてくれたことを感謝する。
その後、パパらと4人で出かけたマックは、ある場所で、あらゆる言語の種族のパパの子供たちを見せられる。
その中から現れた父親に気づいたマックは、彼に近づく。
父から謝罪されたマックは、自分のしたことを話し、互いに赦し合う。
マックを抱きしめた父親は、また会おうと言って姿を消す。
翌朝マックは、先住民に姿を変えたパパ(グラハム・グリーン)に起こされ、森に向かう。
ある場所に着いたマックは、岩に印されたマークが、犯行現場の小屋にあったものと同じだということに気づく。
パパの考えである犯人を赦すことを拒んだマックは、自分と同じ苦しみを与えると言って、苦しめてほしいと彼に頼む。
犯人も自分の息子であり、救いたいと言うパパは、最善の方法を知るために信頼してほしいとマックに伝えて理解を求める。
苦しむマックは、手のひらのテントウ虫を握り締めながら、パパに促されて”お前を赦す・・・”とつぶやく。
テントウ虫を放したマックは、怒りは消えなかったものの、諦めずに繰り返せば必ずその日は来ると言う、パパの言葉を信じるしかなった。
パパと共にマークの岩を動かし洞窟に入ったマックは、ミッシーの遺体を見つけて布で包み、それを抱いて運ぶ。
イエスとサラユーが待つ場所に向かったマックは、棺を見て泣き崩れる。
マックに頼まれたイエスはミッシーを棺に納め、サラユーが花を添える。
イエスと共に棺を運んだマックは、パパが待つ庭園に向かう。
ミッシーは埋葬され、サラユーが集めていたマックの涙が撒かれ、花が咲き木が生えて育つ。
家に戻ったマックは、ここに残るか家族の元に戻るか選択することになり、残れば午後にもミッシーに会えることを知る。
自分の行いにはすべて意味があると言われたマックは、家に戻ることにする。
パパから、ミッシーのことで自分を責めているケイトと話し合うことを提案されたマックは、彼女らに一緒にいてほしいと伝える。
いつも一緒にいると言われたマックは、君たちのことが好きだと伝える。
小屋の中で目覚めたマックは、家に戻る途中、トラックと衝突する。
ウィリーに声をかけられたマックは病室で目覚め、ミッシーがいたことを話す。
ケイトと話すと言うマックは、起き上がろうとしながら、トラックに衝突されたのが出発した日だと知って戸惑い、週末を小屋で過ごしたとウィリーに伝える。
それを信じないウィリーに確かに行ったと伝えたマックは、彼に神に会ったことを話す。
”パパ”は君が大好きだそうだと言われたウィリーは、ナンらが現れたので席を外す。
湖とパパのことなどを話そうとしたマックは、ミッシーに会ったとナンに伝える。
マックは、涙するナンに、ミッシーは幸せにしている、素晴らしい子だと伝える。
ジョシュの手を握り話したマックは、ケイトと二人で話そうとする。
マックは、すれ違いばかりで自分の悲しみに浸り、力になれなかったことをケイトに謝罪する。
自分は悪くはないと言われたケイトは、涙しながらカヌーのことを後悔する。
マックは、お前は悪くない、重荷を一緒に手放そうと言ってケイトに愛を伝え、彼女を抱きしめる。
その後、マックはナンにすべてを話し、信じてもらえる。
数週間後、回復したマックは、喜びを感じながら日々を過ごす。
家族と共に釣りに行ったマックは、水面に足を乗せてみる。