ノーベル文学賞を受賞した夫を支えてきた妻の心に秘めた苦悩を描く、製作総指揮、監督ビョルン・ルンゲ、主演グレン・クローズ、ジョナサン・プライス、クリスチャン・スレーター、マックス・アイアンズ他共演のドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ビョルン・ルンゲ
製作
ロザリー・スウェドリン
ミタ・ルイーズ・フォルデイガー・ソーレンセン
クローディア・ブリュームフーバー
ジョー・バムフォード
ピアース・テンペスト
製作総指揮
ジェーン・アンダーソン
ビョルン・ルンゲ
ゲロ・バウクネヒト
ニナ・ビスゴード
マーク・クーパー
フローリアン・ダーゲル
トマス・エスキルソン
ヨン・マンケル
ガード・シェパーズ
ティム・ハスラム
ヒューゴ・グランバー
原作:メグ・ウォリッツァー”The Wife”
脚本:ジェーン・アンダーソン
撮影:ウルフ・ブラントース
編集:レーナ・ルンゲ
音楽:ジョスリン・プーク
出演
ジョーン・アーチャー・キャッスルマン:グレン・クローズ
ジョゼフ・キャッスルマン:ジョナサン・プライス
ナサニエル・ボーン:クリスチャン・スレーター
デヴィッド・キャッスルマン:マックス・アイアンズ
スザンナ・キャッスルマン:アリックス・ウィルトン・リーガン
ジョーン・アーチャー・キャッスルマン(若年期):アニー・スターク
ジョゼフ・キャッスルマン(若年期):ハリー・ロイド
リネア:カーリン・フランツ・ショーロフ
エレーヌ・モゼル:エリザベス・マクガヴァン
イギリス/スウェーデン/アメリカ 映画
配給
Picturehouse Cinemas(イギリス)
ソニー・ピクチャーズ・クラシックス(北米)
2017年製作 100分
公開
イギリス:2018年9月28日
北米:2018年8月17日
日本:2019年1月26日
北米興行収入 $9,601,090
世界 $19,978,189
■ アカデミー賞 ■
第91回アカデミー賞
・ノミネート
主演女優賞(グレン・クローズ)
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1992年、コネチカット州。
著名な作家ジョゼフ・キャッスルマン(ジョナサン・プライス)は、愛する妻ジョーン(グレン・クローズ)と共に、今年こそ受賞が期待されるノーベル財団からの連絡を心待ちにしていた。
就寝中にノーベル財団からの連絡を受けたジョゼフは、今年の文学賞受賞を知り、ジョーンと共に喜ぶ。
受賞を祝うパーティーが開かれ、妊娠中の娘スザンナ(アリックス・ウィルトン・リーガン)と話していたジョーンは、作家を目指す息子のデヴィッド(マックス・アイアンズ)に、短編を呼んだことを伝えて絶賛する。
デヴィッドは、ジョーンがその件をジョゼフに話していないことを知る。
ジョゼフと話したデヴィッドは、自分の短編のことを話そうとしない父の考えが気になる。
スピーチしたジョゼフは家族に感謝し、妻ジョーンは人生の宝だと話し、出席者と共に乾杯する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1992年、コネチカット州。
著名な作家ジョゼフ・キャッスルマンは、待望のノーベル文学賞を受賞する。
支えてくれた妻ジョーンと共に喜び彼女に感謝するジョゼフは、息子のデヴィッドも伴いストックホルムに向かう。
伝記作家のナサニエルは、ジョゼフとジョーンにある疑念を抱き、二人の行動を追う。
現地に着いたナサニエルは、ジョゼフが行事をこなしている間にジョーンと話し、学生時代から文才があった彼女が結婚したのを機に、ジョゼフが傑作を発表し始めた秘密を聞き出そうとするのだが・・・。
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2003年に発表された、メグ・ウォリッツァーの小説”The Wife”を基に製作された作品。
ノーベル文学賞を受賞した夫を支えてきた妻の、心に秘めた苦悩を描くドラマ。
ゴーストライターとして夫の成功を支えてきた妻が、ノーベル文学賞の受賞をきっかけにして激しく心が揺れ動き、夫婦の関係が崩壊しかけるクライマックスにかけての心の葛藤が、繊細なタッチで描かれている。
第91回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされたグレン・クローズ(7回目のノミネート)は、物語を創造する苦しみや夫の浮気に耐えながらも長年支えた女性を演技派らしく見事に演じ、夫役のジョナサン・プライスは、常に彼女に感謝するものの、ついつい自制心を失ってしまう著名な作家を好演している。
傍から見ると理想の夫婦、親子に思える関係が崩れかけ、激しく罵り合う際の、実力派スターの演技のぶつかり合いは見応えがある。
主人公夫妻の執筆活動に疑念を抱きく伝記作家のクリスチャン・スレーター、偉大な作家を父に持ち、それがプレッシャーとなり苦悩するマックス・アイアンズ、その姉アリックス・ウィルトン・リーガン、主人公の若年期を演ずるグレン・クローズの実の娘アニー・スターク、彼女と愛し合うジョゼフの若年期ハリー・ロイド、ジョゼフのカメラマンであり彼に迫るカーリン・フランツ・ショーロフ、学生時代の主人公に女流作家を諦めさせる作家のエリザベス・マクガヴァンなどが共演している。