ダウントンの料理人ベリル・パットモア(レズリー・ニコル)は、助手のデイジー(ソフィー・マクシェラ)やエルシーと共に国王夫妻に出す調理のことを考える。
デイジーは、恋人である下僕アンディ・パーカー(マイケル・C・フォックス)から結婚の話が進んでいないと言われ、心の準備ができていないと答える。
モードが王妃に付き添うことを知ったヴァイオレットは、彼女は望んで一族と縁を切ったことを家族に話す。
ヴァイオレットは、ロバートを相続人にすることを拒んだモードに、彼を息子と思ってほしいと願うだけだった。
国王夫妻訪問の話を聞いた元使用人のジョセフ・モールズリー(ケヴィン・ドイル)は、名誉のことだと言って手伝わせてほしいとバローに伝える。
翌日から大掛かりな掃除などが始まり、バローは、王室執事のウィルソン(デヴィッド・ヘイグ)が、衣裳係などと共に到着することを皆に伝える。
訪ねて来たチェトウッドと話しをしたトムは、伯爵の義理の息子でありながら、アイルランド人の立場としての国王夫妻訪問について意見を訊かれる。
義父を名誉に思うとしか答えなかった共和主義者のトムは、チェトウッドは保安局の者だと考える。
王室側が滞在の一切を仕切ろうとしていることで、使用人やメアリーなどから不満の声があがる。
到着したウィルソンは、従者のリチャード・エリス(マックス・ブラウン)と衣装係のロートン(スーザン・リンチ)を使用人たちに紹介し、国王のシェフも来ることを伝える。
ベリルとデイジーは不満に思うが、エルシーは、しきたりなら仕方ないと言って二人を納得させる。
ウィルソンから、家政婦長のウェッブ夫人(リチェンダ・ケアリー)と二人のメイドも到着することを知らされたエルシーらは、自分たちが裏方で仕事をするだけだということを確認する。
メアリーの亡くなった夫マシューの母イソベル・マートン(ペネロープ・ウィルトン)と散歩をしたヴァイオレットは、モードがロバートの相続を拒む理由を訊かれ、分からないと答える。
イソベルは、モードにはそれなりの理由があると考える。
バローでは王室関係者の対応は荷が重いと考えたメアリーは、カーソンの元に向かい協力を求め、快く承諾してもらう。
ロバート付きの従者ジョン・ベイツ(ブレンダン・コイル)とマリー付きの従者である妻のアンナ(ジョアン・フロガット)は、使用人の不満が気になる。
メアリーからカーソンのことを聞き戸惑うロバートは、彼と共にバローに話をする。
カーソンが復職することを知ったバローは納得できず、休暇をとると言って不満を訴える。
いつものようにベイクウェル(マーク・アディ)の店に買い物に行ったベリルは、国王に食材を提供できることで感激する彼の前で真実を話すことはできなかった。
イーディスと夫バーティー・ペルハム/ヘックスハム侯爵(ハリー・ハデン=ペイトン)が到着する。
娘を迎えたコーラは、午後はメアリー王女(ケイト・フィリップス)のお茶会に向かうことを伝える。
ヘアウッド。
コーラ、メアリー、イーデスはメアリー王女を訪ね、歓迎される。
ボイラーが壊れたために配管工のトニーが現れ、アンディは、デイジーが対応したために気になる。
メアリーの夫ヘンリー・ラッセルズ伯爵(アンドリュー・ハヴィル)は、コーラたちの前で、居間に子供がいることで使用人を叱る。
コーラらを紹介されたヘンリーは、パレードや晩餐会の招待を断りその場を去る。
チェトウッドに話かかけられたトムは、村の案内役を頼みたいと言われ、パブに誘われる。
チェトウッドのことを気にするバーティーと話したトムは、アイルランド人である共和主義者の自分を監視する役目で派遣された者と考える。
メアリーの元に向かったアンナは、銀の小箱やキューピッドがないことを知らされる。
そこに現れたイーディスは、保安局に監視されている様子のトムを、バーティーが心配していることを伝える。
翌日、国王のシェフ、クールベと家政婦長ウェッブ夫人(リチェンダ・ケアリー)が到着し、カーソンらが迎える。
ロートンに話しかけたアンナは、使用人は入れない場所だと伝える。
ベリルは、デイジーが保管した村で調達した食材を確認する。
アンディは、ボイラーを修理し終えたトニーが、デイシーとベリルに報告していることが気に入らない。
ヨークの母親を訪ねるつもりのバローは、エリスを誘う。
デイジーがトニーのことを”ヒーロー”と言ったことが気に障り苛立つアンディは、修理されたボイラーを壊してしまう。
傲慢なクールベから不満ばかり言われるカーソンは、ウィルソンにも部屋を使われてしまう。
パレードの見学用の大量の椅子が到着したことをカーソンから知らされたメアリーは、雨の中、ロバートらの手を借りてそれを式場に運ぶ。
パブでチェトウッドと話したトムは、見学用の席を用意しておくことを伝えながら彼を牽制する。
翌日、晴天となり、国王夫妻は到着し、ロバートらは歓迎する。
王妃は、娘のメアリーが、夫妻でランチに訪れることをロバートから知らされ、モードを迎えたヴァイオレットは声をかける。
モードの侍女ルーシー・スミス(タペンス・ミドルトン)を裏口に案内したトムは、彼女が気になる。
ランチが始まり、屋敷の使用人を国王の席に向かわせることを許さないウィルソンは、カーソンらを侮辱する。
メアリーが現れないことを気にする王妃は、夫ヘンリーの体調がすぐれないため、パレードには出席することをロバートから知らされる。
使用人の間で不満が募るものの、冷静に対処するカーソンは、忠義に反する行動を許さない。
アンナらは、ワインセラーで話し合いをしようとする。
ランチは終り、イーディスは、国王と話したバーティーが、皇太子のアフリカ巡行の付き添いとして約3か月、国を離れることを知る。
村ではパレードが始まり、トムの行動が気になるメアリーは、彼の後をつける。
拳銃を所持したチェトウッドは、パレードに向かう。
メアリーに声をかけられたトムは、現れたチェトウッドに彼女を紹介し、彼と共にパレードを追う。
馬上で待機する国王に銃を向けたチェトウッドは、トムに制止されてメアリーが銃を払いのける。
チェトウッドは監視されていた当局に逮捕され、アイルランドの独立を叫びながら連行される。
パレードは終了し、メアリーは式典に出席したものの、ヘンリーは体調不良だと王妃に伝える。
離婚を許可してほしいメアリーだったが、場をわきまえるようにと王妃に注意される。
イーディスとヴァイオレットは、モードがメイドのルーシーを名前で呼ぶことが気になる。
メアリーと共に警察で事情聴取を受けたトムは、愛国者であるイギリスのチェトウッドが、独立運動に興味を持ち反体制派に加わったことを彼女に伝える。
共和主義の自分に目を付けられたトムは、家族のために法は守ると言って、新聞の一面を飾るだろうと考えるメアリーに、事件はもみ消され報道はされないと伝える。
式典が終わった会場に着いたトムは、ルーシーに声をかける。
仕事を訊かれたトムは、車の販売と領地の管理だと答え、伯爵は義父だと伝える。
それを知ったルーシーは無礼を謝罪し、元運転手だったと言う彼が、7年前に亡くなったシビルの夫だということを知る。
ルーシーは、一族に加わることが大変だったというトムの話を聞く。
イーディスは、そんな二人の様子が気になる。
ワインセラーに集まった使用人たちは、アンナとベイツの考えで、王室の使用人を排除する計画を実行することになる。
カーソンは国家反逆罪になると意見するが、皆の考えは変わらなかった。
アンナは、休息に入ったクールベを睡眠薬で眠らせようとする。
ルーシーのことを訊かれたモードは、夫の従卒で戦死したジャック・スミスの娘で、母親がいなかったので引きとったことをヴァイオレットらに話す。
王女とは知らずに、庭のベンチで泣いているメアリーに話しかけたトムは、王室を指示していない考えなどを伝える。
トムは、政治信条は違うものの家族を愛していることを、娘のシビルを見つめながらメアリーに話す。
メアリーは、何が人生で大切かを前向きに考えてみることをトムに伝える。
ヴァイオレットは、夕食後にロバートを含めて話すことをモードと約束する。
ハリー卿からの電話を受けたウィルソンは、その場を屋敷の使用人に任せて、従者をロンドンに戻すよう指示を受ける。
バローは、ハリー卿の真似をしてウィルソンに電話をしてくれたエリスと共にヨークに向かう。
ドレスが間違えて届けられた件をイーディスに知らせたアンナは、再びものがなくなっていることを知らされる。
犯人が分かっていたアンナは、その件とドレスの直しは任せてほしいとイーディスに伝える。
モードの部屋に向かったヴァイオレットは、親しく話をするルーシーを紹介され、”決着”をつけることになる。
双方の使用人を集めたウィルソンは、間違いを犯さぬよう給仕を務めるモーズリーらに指示を出す。
ベリルにソースをかけられたウィルソンは部屋に向かい、アンディが鍵をかけて閉じ込める。
イーディスが妊娠したことを知ったバーティーは、アフリカ行きを国王に断ることを考える。
ヴァイオレットとモードの間で、後継者指名の件で争いが起きそうな気がしたルーシーは、それをトムに伝える。
トムは、モードの意見を尊重すべきだとルーシーに伝える。
ロートンと話したアンナは、一晩でイーディスのドレスを縫い直してほしいと言って、彼女が盗んだはずの銀の小箱やキューピッド、そしてペーパーナイフのことなどを伝える。
アンナに脅されたロートンはスキャンダルを恐れ、指示に従うしかなかった。
晩餐会の招待客が現れるが、ウィルソンは部屋から出られない。
ヨークのパブでエリスを待っていたバローは、客のクリスから声をかけられ、ある場所に誘われてその場に向かう。
カーソンを大広間に向かわせようとするエルシーは、ウェッブ夫人を追い払う。
緊張するモールズリーらは、カーソンと共に大広間に向かう。
闇のゲイクラブに連れて行かれたバローは感激し、クリスと共に楽しむ。
イーディスの横に座ったトムは、ルーシーの件を話す彼女に、気に入っていることを伝えて励まされる。
国王が料理を褒めたために嬉しくなったモールズリーは、ベリルの料理で給仕も屋敷の使用人だと話してしまう。
無礼に気づいたモーズリーは後悔するが、王妃がベリルと使用人を気遣ってくれたために救われる。
自分たちの前では、誰もが奇妙な振る舞いをするものだと話す王妃は、その場の緊張した雰囲気を和ませる。
クラブに押し入った警官は、バローらを逮捕する。
国王にイーディスが第一子を身籠ったことを知らせたバーティーは、出産が皇太子の巡行と同時期だと伝えるものの、同行を断ることはできなかった。
ロバートを含めヴァイオレットらと話したモードは、ロバートではなく、ルーシーを後継者にすることを伝える。
正気とは思えない言葉に驚くヴァイオレットだったが、考えを変えないモードは席を立つ。
警察に向かったエリスは、同性愛者をからかおうとしただけだと言ってバローを擁護し、納得してもらえないために、彼は伯爵の執事だと言って、王室の従者である自分の名刺を見せる。
釈放されたバローは、エリスに感謝する。
ロートンと共にドレスのチェックをしたアンナから、朝までには直せると言われたイーディスは、バーティーと話をする。
国王にアフリカ行きを断れなかったことをイーディスに伝えたバーティーは、上級貴族としての務めがあると言って彼女を納得させる。
モードと話したイソベルは、ルーシーが彼女の娘だと気づいていたために、それを本人が知っていることを確認する。
18歳の誕生日に打ち明けたと言うモードは、メイドなら噂は広がらないと考えたとイソベルに伝える。
ジャックのことを訊かれたモードは、心から愛した唯一の男性であり、39歳で妊娠し父親にも言えず、出産のためにアメリカに向かったと話す。
モードは、10年間暮らしたジャックとの幸せだった日々を語り、父には逆らえず王妃の侍女であるため、結婚する勇気はなかったと伝える。
ルーシーを後継者にして自分も前進したいというモードは、ヴァイオレットにすべてを話すようにとイソベルから助言される。
メアリーは、ダウントンを維持する苦労を、今後も続けていく自信がないことをアンナに伝える。
自分たちを含めた、村や地方、社会の中心であるダウントンを支えていると言うアンナは、命の限り闘うべきだとメアリーに伝える。
ルーシーと廊下で出くわしたトムは、相続人の件で騒動が起きたことを知っていたために、動揺する彼女を気遣う。
モードの財産を受け継ぐ権利があるのなら、幸運を掴むようにと助言したトムは、自分だけが気持ちを理解してくれると言う彼女に、いつでも相談に乗ると伝えてキスする。
家族と屋敷のために今回のことを大目に見たカーソンは、使用人たちと共に祝杯を挙げる。
デイシーと話をしたアンディは、配管工に嫉妬してボイラーを壊したことを伝えて謝罪する。
配管工のことは何とも思っていないと言うデイジーは、自分のためにクビ覚悟で行動したアンディとなら、一緒に生きていけると考える。
エリスも同性愛者だと知ったバローは、うまく世間を渡ることが必要であり、世の中は変わると言う彼と意気投合する。
翌朝、ドレスを仕上げたロートンは、それをアンナに伝えて盗んだものを返す。
こんなことをした理由を訊かれたロートンは、貴族と自分たちの不公平さを語り、小物が消えても気づかないとアンナに伝える。
滞在先でものがなくなれば王妃が疑われると言うアンナだったが、ロートンは納得できない。
ウィルソンらと共に朝食を取ったカーソンは、昨晩のことで騒ぎを起こすと恥をかくことになり、晩餐会は成功したので、誰の得にもならない行動はせず、丸く収めるべきだと伝える。
庭にいたイーディスと話したバーティーは、自分の意思で生きたいと言って悩む彼女を気遣う。
悩んでいるイーディスのことが気になるコーラは、娘の話を聞く。
国王が去る時間となり、バローは、ロンドンに戻るエリスに、ようやく友人ができたと伝え、それ以上だと言う彼からキスされる。
再会する時まで自分を忘れないでほしいと言うエリスは、バローにペンダントを渡して別れる。
ヘアウッドに向かう国王夫妻を見送ったロバートは、王室の使用人に何があったのかをカーソンに尋ねる。
いろいろあったと言われたロバートは、無事に事を済ませ対応してくれたカーソンに感謝し、皆にそれを伝えるよう指示する。
カーソンからクールベに何をしたかを訊かれたアンナは、睡眠薬を倍量飲ませたと答える。
昨晩のことを恥じるモールズリーは、コーラ付きの侍女フィリス・バクスター(ラクエル・キャシディ)から、気にする必要はない、あなたのことはよく知っていると言われて嬉しく思う
結婚を決めたデイジーは、それをベリルに伝えて喜んでもらえる。
カーソンと話したエルシーは、王室の使用人を罠にハメたことを後悔する彼が、ウィルソンらが悪いと認めているために安心する。
そこにメアリーの夫ヘンリー(マシュー・グッド)が戻り、カーソンとエルシーに迎えられる。
ヘンリーは、様々な苦労をしたメアリーを気遣う。
ヘアウッド。
ヘンリーとメアリーが国王夫妻を迎えた舞踏会が開かれる。
国王と王妃は、夫婦関係をやり直すと言うメアリーの話を聞き、トムの意見を訊いたことがきっかけだということを知る。
メアリーから言葉をかけてほしいと言われた国王はトムを呼び止め、君に助けられた”一度ならず”と伝える。
ダウントンの庭で話した女性がメアリー王女だということをメアリーから知らされたトムは、彼女に会釈する。
イソベルも同席して、モードからすべてを知らされたヴァイオレットは、理解はすると伝える。
トムとルーシーの関係を知ったヴァイオレットは、それを嬉しく思う。
負けは認めないヴァイオレットは、続きはルーシーを含めてダウントンで話すことをモードと約束する。
ダウントンをトムのために取り戻すつもりのヴァイオレットは、それをイソベルに伝える。
バーティーに声をかけた国王は、皇太子に同行できないことを確認する。
王妃が口添えしてくれたことを知ったバーティーとイーディスは、彼女から子供のことで祝福され、夫妻に感謝する。
メアリーからトムとルーシーの件を訊かれたイーディスは、ルーシーが屋敷を相続するので、トムを当主にしたいだけだと伝える。
ヴァイオレットと話をしたメアリーは、先日、慌ただしい日程の中でロンドンに行った理由を訪ねる。
検診を受けた結果、長くは生きられないことを知ったと言うヴァイオレットは、動揺するメアリーに、華やかな楽しい人生を送れたことを伝える。
ダウントンを守るのはロバートではなくあなただとメアリーに伝えたヴァイオレットは、こんな生活を子供たちに続けさせたくないと言われるものの、未来を託し立派な領主になれることを確信する。
自分の美徳はあなたの中に生き続けると言うヴァイオレットは、体調を気遣うメアリーに大丈夫だと伝える。
イソベルからダンスが始まることを知らされたヴァイオレットは、見守っていてほしいと言うメアリーと共にホールに向かう。
ダンスは始まり、ヘンリーと踊るメアリーは、やり直したいことを伝えて、変わることを約束してもらう。
イーディスから国王を説得した方法を訊かれたコーラは、王妃と話したと答える。
ルーシーに気づいたトムは、モードにハンカチを届ける口実で自分に会いに来たことを知る。
踊れたらいいのにと言いながら、トムはルーシーの手にキスする。
モードの元に向かったトムはハンカチを渡し、その様子をヴァイオレットが見守る。
ヘンリーと踊るメアリーは、ダウントンを去り出直したいか尋ね、無理だろうと言われて納得する。
ヴァイオレットは、メアリーの様子を見ながら彼女の考えを理解する。
ルーシーを捜したトムは、テラスにいた彼女と踊る。
屋敷の表玄関から出たカーソンとエルシーは、ダウントンの将来について考えながら家に向かう。
カーソンは、100後もダウントンはここに建ち、クローリー家が住んでいることを確信するが、それは分からないとエルシーは彼に伝える。