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ワンダラーズ The Wanderers (1979)

1974年に発表された、リチャード・プライスの小説”The Wanderers”を基に製作された作品。
人種間で争うストリート・ギャングの少年達の日常を描く、監督、脚本フィリップ・カウフマン、主演ケン・ウォールジョン・フリードリックカレン・アレントニ・カレムトニー・ガニオスアラン・ローゼンバーグ他共演の青春コメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト
監督:フィリップ・カウフマン

製作:マーティン・ランソホフ
製作総指揮:リチャード・セント・ジョーンズ
原作:”The Wanderersリチャード・プライス
脚本
フィリップ・カウフマン
ローズ・カウフマン
編集
スチュアート・H・パペ
ロナルド・ルーズ
撮影:マイケル・チャップマン

出演
リッチー・ジェンナーロ:ケン・ウォール
ジョーイ・カプラ:ジョン・フリードリック
ニーナ・ベッカー:カレン・アレン
デスピー・ガラッソ:トニ・カレム
バディ・ボルサリーノ:ジム・ヤングス
ペリー・ラガーディア:トニー・ガニオス
ターキー:アラン・ローゼンバーグ
チャビー・ガラッソ:ドルフ・スウィート
エミリオ・カプラ:ウィリアム・アンドリュース
テラー:アーランド・ヴァン・リス
ピーウィー:リンダ・マンズ
クリントン・スティッチ:マイケル・ライト
ロジャー:サム=アート・ウィリアムズ
シャープ:ヴァル・エイヴリー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1979年製作 117分
公開
北米:1979年7月13日
日本:1979年12月15日
北米興行収入 $5,017,810
世界 $23,017,810


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1963年、ニューヨークブロンクス
高校生のリッチー・ジェンナーロ(ケン・ウォール)は、世間の評判を気にするガールフレンドのデスピー・ガラッソ(トニ・カレム)に迫り愛し合う。

リッチーがリーダーのイタリア系ストリート・ギャング”ワンダラーズ”のメンバー、ジョーイ・カプラ(ジョン・フリードリック)は、仲間のターキー(アラン・ローゼンバーグ)がスキンヘッドにしたために驚く。

自分はライバルのギャング”フォルダム・ボルティーズ”に向いていると言うターキーだったが、ジョーイは彼らを侮辱する。

それを聞いたボルティーズのピーウィー(リンダ・マンズ)は憤慨し、ボーイフレンドの巨漢テラー(アーランド・ヴァン・リス)を呼ぶ。

ボルティーズを再び侮辱したジョーイとターキーは逃げ去り、テラーらは彼を追う。

デスピーと愛し合っていたリッチーは、ジョーイが助けを求める口笛が聴こえたために、仲間のバディ・ボルサリーノ(ジム・ヤングス)を呼ぶ。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
1963年、ニューヨークブロンクス
高校生のリッチー・ジェンナーロは、イタリア系ストリート・ギャング”ワンダラーズ”のリーダーとして、他の人種のグループと競い合っていた。
親友ジョーイやターキーらと共に行動するリッチーは、腕っぷしが強い大柄な転校生ペリーを仲間に引き入れる。
黒人グループ”デル・ボマーズ”とトラブルを起こしたリッチーは対決することになり、他グループに協力を求めようとするのだが・・・。
__________

キャリアを重ね、「アウトロー」(1976)で脚本を担当し、「SF/ボディ・スナッチャー」(1978)を興行的に成功させたフィリップ・カウフマンが、脚本を兼ねて監督した作品。

前二作に続き、本作も批評家から高評価を得たフィリップ・カウフマンは、「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」(1981)の原案を担当し、「ライトスタッフ」(1983)の演出で再び世界中から絶賛された。

激動の1960年代、ニューヨークブロンクスを舞台に、人種別にグループを作り競い合う若者たちの日常を描く青春コメディ・ドラマ。

人種による争いは「ウエスト・サイド物語」(1961)風で、時代背景を含めて「アメリカン・グラフィティ」(1973)的でもあり、原作者リチャード・プライスが育った当時のブロンクスの若者たちの生活感を、フィリップ・カウフマンがノスタルジックな雰囲気で描く秀作に仕上がっている。

成長しきれない若者たちが、裏社会との関わりも持ちながら、その日を精一杯生きる様子が興味深く描かれ、それを演ずる若手スターの活き活きした演技が印象に残る。

イタリア系ストリート・ギャングのリーダーとして、様々なことを経験しながら成長するケン・ウォール、その友人である仲間のジョン・フリードリック、主人公が惹かれる女性カレン・アレン、主人公のガールフレンド、トニ・カレム、主人公の仲間ジム・ヤングス、引っ越してきた転校生で、大柄で腕っぷしが強いトニー・ガニオス、ライバル・グループ”ボルティーズ”に加わる主人公の友人アラン・ローゼンバーグ、主人公のガールフレンドの父親であるマフィアのボス、ドルフ・スウィート、ジョーイ(ジョン・フリードリック)を嫌う父親ウィリアム・アンドリュース、ボルティーズのリーダーで巨漢のアーランド・ヴァン・リス、そのガールフレンド、リンダ・マンズ、黒人グループ”デル・ボマーズ”のリーダー、マイケル・ライト、その従兄でボルティーズのメンバー、サム=アート・ウィリアムズ、教師のヴァル・エイヴリーなどが共演している。


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