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スキャナーズ Scanners (1981)

スキャナー(超能力者)の能力を利用されてスパイとなった男と同じ能力を持つ地下組織のリーダーの戦いを描く、監督、脚本デヴィッド・クローネンバーグ、主演ジェニファー・オニールスティーヴン・ラックマイケル・アイアンサイドパトリック・マクグーハンローレンス・デイン他共演のSFホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:デヴィッド・クローネンバーグ

製作:クロード・エロー
製作総指揮
ピエール・デヴィッド
ヴィクター・ソルニッキ
脚本:デヴィッド・クローネンバーグ
撮影:マーク・アーウィン
編集:ロナルド・サンダース
音楽:ハワード・ショア

出演
キム・オブリスト:ジェニファー・オニール
キャメロン・ヴェイル:スティーヴン・ラック
ダリル・レヴォック:マイケル・アイアンサイド
ポール・ルース博士:パトリック・マクグーハン
ブレードン・ケラー:ローレンス・デイン
ベンジャミン・ピアース:ロバート・シルヴァーマン
エイデン:アンソニー・シャーウッド
カーティス・トレベリアン:メイヴァー・ムーア

カナダ 映画
配給 AVCO Embassy Pictures
1981年製作 103分
公開
カナダ:1981年1月16日
北米:1981年1月14日
日本:1981年9月23日
製作費 CAD 4,100,000
北米興行収入 $14,225,880


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
浮浪者のキャメロン・ヴェイル(スティーヴン・ラック)は、カフェで客の食べ残しをあさっていた。

ヴェイルは、自分を軽蔑の眼差しで見つめる女性に気づく。

次の瞬間、女性は発作を起こして倒れ、それを目撃していた二人組の男は、その場から逃げたヴェイルを追う。

麻酔銃で撃たれたヴェイルは意識を失い、男達に連れ去られる。

ある場所のベッドで目覚めたヴェイルは拘束されていることに気づき、現れたポール・ルース博士(パトリック・マクグーハン)から、自分が世間から見放されたのは”スキャナー”だからだと言われる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

参考:
・「スキャナーズ」(1981)
・「スキャナーズ2」(1991)
・「スキャナーズ3」(1992)

スピンオフ作品
・「スキャナーズ ニュー・エッジ/ザカリアス」(1994)
・「スキャナーズ5/ザカリアス・リターンズ」(1995)

*(簡略ストー リー)
国際的警備会社コンセックに監視されていた浮浪者のヴェイルは捕らえられる。
ヴェイルがスキャナー(超能力者)であることを確認したルース博士は、その能力を利用する地下組織のリーダーであるレヴォックの居場所を捜すよう指示する。
同じスキャナーの女性キムと出会ったヴェイルは、彼女の協力を得ようとするもののレヴォックに襲われる。
それを逃れたヴェイルは手掛かりをつかみ、生化学研究所でスキャン鎮静剤エフェメロルが製造され、その場を指揮しているのがレヴォックであることを知る。
その場でヴェイルは、エフェメロルが”ライプ”プログラムのために出荷されていることを知るのだが・・・。
__________

言わずと知れたデヴィッド・クローネンバーグの出世作であり、彼自身が脚本も担当している。

スキャナー/超能力者同士の壮絶な戦いが描かれている内容であり、主人公らの出生や家族、超能力を授かった秘密などが解明されるクライマックスに向かって、緊迫感溢れるドラマが展開する。

1980年代初頭に製作されたことを考えると、SFXなどの出来栄えも素晴らしい。

内容は正義と悪の単純な戦いではなく、科学技術を駆使した世界支配や陰謀が絡む複雑な人間関係なども含めて、デヴィッド・クローネンバーグの緻密な脚本と演出が光る作品に仕上がっている。

続編が2作とスピンオフ作品が2作製作された。

計画の陰謀に巻き込まれるスキャナーのジェニファー・オニール、彼女と共に計画を解明しようとするスキャナーのスティーヴン・ラック、彼の兄だった、スキャナーによる世界支配を企む地下組織のリーダー、マイケル・アイアンサイド、二人の父親だったスキャナー・リサーチの責任者パトリック・マクグーハン、警備保障会社”コンセック”の警備責任者ローレンス・デイン、スキャナーである精神犯罪者のロバート・シルヴァーマン、コンセックの会長メイヴァー・ムーアなどが共演している。


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