シルバートン高校の3年生ドニー・フラー(マックス・ディーコン)は、ビデオ・クラブの部長だったために、タイムカプセルに入れて25年後に公開する映像を記録する。
ドニーは、惹かれているケイトリン・ジョンストン(アリシア・デブナム=ケアリー)のことで、弟のトレイ(ネイサン・クレス)にからかわれる。
シルバートン高校の教頭である父ゲイリー(リチャード・アーミティッジ)を撮影するドニーは、朝食中だと言われて出かける準備をする。
ニュースの気象予報を気にするゲイリーは、行われる卒業式のことを心配する。
忙しいゲイリーはドニーを相手にせず、何をやっても無関心で文句ばかりだと言って意見する息子と話し合おうとする。
その気になれないドニーは、車に乗らずに自転車で登校する。
ガソリンスタンドに寄ったピートは、3か月、雲しか取れないためにスポンサーが降りたことで苛立ち、勘を信じるために、データを重視するアリソンとも意見が合わない。
竜巻はシルバートンで発生すると言い張るアリソンの意見にダリルが賛成したため、ピートは仕方なく納得する。
”YouTube”で302回しか再生回数がないにも拘わらず、勢いだけで映像を撮るドンク(カイル・デイヴィス)は、友人のリーヴィス(ジョン・リープ)と共に、ピートの装甲車タイタスに気づき後を追う。
母親に預けてある娘グレイスからの電話を受けたアリソンは、まだ帰れないことを伝える。
登校したドニーは、校長のトム・ウォーカー(スコット・ローレンス)から小言を言われている父ゲイリーを撮影しながら、ケイトリンと話すようにとトレイに促される。
インターンの課題提出用資料のデータが壊れていたことで、教師に注意されたケイトリンは落ち込む。
ドニーから声を掛けられたケイトリンは、閉鎖した製紙工場を州は撤去せず、化学薬品や有害物質が放置されたままで、土壌汚染が水道にまで及んでいることを撮影した映像が壊れてしまったと伝える。
協力を申し出るドニーから、卒業式の撮影はトレイに任せるので問題ないと言われたケイトリンは喜び、彼に感謝する。
その様子を撮っていたトレイに、ドニーは卒業式の撮影とインタビューを任せる。
その後トレイは、バスケットボール部のトッド・ホワイト(ブランドン・ライター)や工事現場監督のケニー・ハースト(フランク・ジーガー)、チアリーダーのマデレン・スミス(ロンドン・エリース・ムーア)、町の住人チェスター・キャンベル(デヴィッド・ドラム)、優等生のダスティン・クーパー(ジミー・グロース)にインタビューする。
ピートは、ジェイコブがカメラのバッテリーを置いてきたためにホテルに戻ることを皆に伝える。
卒業式の会場の準備をするゲイリーは、トレイが撮影することを知る。
母と”Skype”で話すアリソンは、3か月も帰っていないためにグレイスのことを心配する。
グレイスと話したアリソンは、すぐには無理だが帰ることを約束する。
ホテルに戻り気象予報を確認したピートは、この場を諦めて移動しようと考え、留まりたいアリソンだったが彼を説得できない。
その時、雹が降り始めたために車に戻ったアリソンは、シルバートンに嵐が来ることを確認する。
卒業式は始まり、ウォーカーが生徒達にスピーチする。
ケイトリンと共に廃墟となった製紙工場に向かったドニーは、その場で撮影を始める。
シルバートンに向かったピートらは、空の様子を見て竜巻が発生することを確信する。
ついに竜巻は発生し、怖いもの知らずのドンクとリーヴィスは竜巻に接近し、ピートらも出発する。
雨が降り始めたために、ウォーカーは卒業式を終わらせて、ゲイリーらは生徒達を校舎に向かわせる。
車から降りたドンクとリーヴィスは興奮し、その様子を撮影する。
タイタスを固定させたピートは、ジェイコブに撮影させながら、迫る竜巻の衝撃に備える。
しかし、竜巻は進路を変えて高校の方角に向かう。
生徒と父兄を非難させたゲイリーは、外の様子を撮影するトレイにドニーの居場所を訊く。
トレイは白を切るが、その時、入り口にもぎ取られた木が飛び込み、ゲイリーらは竜巻に備える。
大きな振動と共に天井が吹き飛び、すぐに収まるものの、生徒らは動揺する。
ゲイリーからの電話を受けたドニーは、卒業式をサボったたために出られるはずがなかった。
トレイに電話をしたドニーだったが、それに出たゲイリーから居場所を訊かれ、式のことで言い訳する。
それよりもドニーの無事を確認したゲイリーは、彼が製紙工場にいることを知るものの、電話が切れてしまう。
その直後に、工場の屋根は吹き飛び建物は崩壊する。
ドニーを捜しに行くために外に出たゲイリーは、その惨状を見て驚く。
被害状況を伝えるニュースを見ていたアリソンは、見たことがない上昇気流を確認して、次の嵐が町の方角に向かっていることをピートの伝える。
ケイトリンの無事を確認したドニーは、怪我をした彼女の足首の応急手当てをする。
車で製紙工場に向かう途中、ドニーがケイトリンのために工場に行ったことをトレイから知らされたゲイリーは、被害が酷い場所で車を止める。
チェスターの愛犬スーナーを見つけたゲイリーは、車に閉じ込められていたチェスターのシートベルトが外れないため、トレイが持っていたナイフでそれを切って彼を助ける。
町に着いたアリソンとダリルは、ドンクとリーヴィスがいるのを確認する。
酔っているドンクとリーヴィスに避難するようにと伝えたアリソンは無視されるものの、彼らを放っておけなかった。
ナイフは助かったと話すゲイリーは、それをトレイから取り上げる。
発生した竜巻に襲われたアリソンらは避難し、通りがかったゲイリーはそれに巻き込まれて事故を起こす。
車を降りたゲイリーとトレイは、建物に入ろうとする。
吹き飛ばされそうになったアリソンを助けたゲイリーは、彼女から携帯電話を借りようとするものの、不通だと言われる。
ゲイリーは、息子が工業団地にいることをアリソンに伝える。
ジェイコブが辞めたいと言っていることをピートから知らされたダリルは、彼を説得して引き留める。
嵐が向かっている方向に息子がいることをピートに伝えたゲイリーは、車に乗せてほしいと伝える。
ゲイリーはアリソンのバンに乗ることになり、ピートからタイタスに乗るよう指示されたトレイは、竜巻が撮れたら3000ドル払うと言われる。
ケイトリンの傷を見たドニーは、亡くなった母親が看護師だったために教わったと彼女に伝える。
閉じ込められている二人は、助けが来てくれることを信じるしかなかった。
アリソンと互いの子供達のことを話したゲイリーは、妻を亡くして以来、親子関係に溝が入ってしまったことを伝える。
ゲイリーから、竜巻を追うことが仕事かと訊かれたアリソンは、観測が専門だと答えて、近年、各地で異常なほど竜巻が発生するようになったと話す。
母のことは毎日、考えると言うドニーは、自分達を捨てて家を出た彼女を恨み、訪ねて来た時にキスを拒んだが、その後に交通事故で亡くなったために、後悔しているとケイトリンに話す。
その時、物音と共に水道管が破裂したため、ドニーとケイトリンは動揺する。
ドンクとリーヴィスは、バギーで移動して映像を撮り続けていた。
複数の竜巻が発生し、ピートらはそれに囲まれながら前進する。
ドンクとリーヴィスは興奮するものの、竜巻に巻き込まれる。
後ろから竜巻に迫られたバンは横転し、付近のタンクローリーからガソリンが漏れ、電柱が倒れて発火する。
ゲイリーらを助けたピートは非難するが、燃料が燃え広がり竜巻で火柱となり、撮影していたジェイコブが巻き込まれてしまう。
ピートらは教会に避難し、竜巻が収まった後、ゲイリーはトレイと共にドニーを捜しに行こうとする。
その場で撮影していたピートを非難するアリソンは、気弱なジェイコブを追い込んだと伝える。
それを否定するダリルは、ピートの責任ではなく、ジェイコブを連れてきた自分が悪いと言って、ゲイリーらを手伝うようにとアリソンに指示する。
自分達は残ると言うダリルは、ジェイコブの両親に連絡するとアリソンに伝える。
ドニーとケイトリンは、水道管の亀裂を塞ごうとする。
バンを走行可能にしたアリソンは、ルーカスを乗せて、ゲイリーとトレイと共に工場に向かう。
浸水する中、何とか電波がつながったドニーはゲイリーに電話をするものの、メッセージしか残せずバッテリーが切れてしまう。
途中で、シェルターに避難する人々に出くわしたゲイリーは、工業団地は壊滅状態だと知らされる。
死を覚悟したケイトリンは、ドニーに両親へのメッセージを撮影してもらう。
電波がつながり、ドニーからのメッセージを聴いたゲイリーは、廃墟となった工場に閉じ込められて水が迫っていることを知る。
自分には未来がないと考えたドニーは過去の話を始めて、殻にこもって父を責めたことを後悔する。
こんなことになったのはトレイのせいではないと言うドニーは、自分の責任であり自慢の弟だと話し、父に愛を伝えてケイトリンと抱き合う。
工場に着いたゲイリーらはドニーとケイトリンがいる場所を見つけるものの、鉄骨が邪魔をして瓦礫を取り除けない。
トレイがバンを衝突させて鉄骨を取り除き、ゲイリーとアリソンはケイトリンを助ける。
瓦礫に挟まり沈んでいるドニーを助けるために水に潜ったゲイリーは、ナイフでベルトを切り彼を助け出す。
人工呼吸をして意識が戻ったドニーを抱きしめたゲイリーは、ケイトリンも無事であることを伝える。
到着したピートは、データ手にしてトレイが映像を撮ったことを確認し、皆をタイタスに乗せてその場を離れる。
史上最大級の竜巻が発生し、シルバートンを襲うことを知ったゲイリーらは高校に向かう。
竜巻に備えて生徒達を避難させようとするゲイリーだったが、ウォーカーは、ここはシェルターなので大丈夫だと反論する。
最大の竜巻が迫ることを伝えたゲイリーは、全員をバスに乗せて避難する考えを変えない。
全員の避難が始まり、迫る竜巻は高校の校舎を破壊する。
鉄塔が倒れて道を塞いでいたために引き返して避難場所を捜すゲイリーは、この付近を取材した経験があるドニーから、雨水管があることを知らされる。
その場に向かいマンホールから雨水管に入ったゲイリーらは、竜巻の猛威に耐える。
入り口からの風に耐えきれないと考えたピートは、後世に役立てるようにとドニーに伝えてデータを渡し、外に出てタイタスに乗り込む。
入り口が壊れかけて一人が吹き飛ばされるが、ピートがタイタスでそこを塞ぎ、車体を固定しようとする。
それが無理だと分かったピートは、ウィンチのワイヤーをつなぐようアリソンに指示する。
巨大竜巻が襲い掛かるものの、突然静かになり、ピートは目の中にいることを確認する。
外は再び荒れ始めて、タイタスは浮き上がる。
上空に巻き上げられたピートは、地上に落下する。
竜巻は収まり、皆の無事を確認したゲイリーは、ネットに挟まっていたトレイをナイフを使い助けてそれを渡し、彼を抱きしめる。
史上最大の被害をもたらした竜巻だったが、人々は必ず立ち上がることを誓う。
ゲイリーから、ピートのことは残念だったと言われたアリソンは、グレイスからの電話を受ける。
グレイスに無事だと伝えたアリソンは、すぐに帰ることを約束する。
その後、インタビューを受けて25年後のことを訊かれたトッドは、未来よりを今現在の日々を大切にしたいと答えて、生きていることに感謝する。
時として人類は暴走すると語るチェスターは、危機に直面した際には、自分達のような普通の人間が活躍すると伝える。
グレイスの元に戻ったアリソンは、反発し合ったピートだったが、何かを変えたいという信念で彼が行動していたと語る。
一時は諦めたゲイリーだったが、家族三人で力を合わせて生き延びたと言いながら、この悪夢も25年後には思い出話になるだろうと話す。
家族といることだけで満足だと話すドニーは、ゲイリーと共に家の片づけを始めようとして、トレイがカメラの意電源を切る。
ドンクを捜していたリーヴィスは、木にぶら下がっていた彼から、カメラは大丈夫かと訊かれる。
カメラが無事だと知ったドンクは、これでリッチになれると考えるが、木から落下する。