元恋人と関係したリサと口論となったハンクは、葬儀のために旅立つ。
インディアナ州、カーリンヴィル。
故郷の田舎町に戻ったハンクは実家に向かい、母親の遺体と対面する。
8mmフィルム・カメラを手にする自閉症の弟デイル(ジェレミー・ストロング)を抱きしめたハンクは、現れた兄グレンに、一人の方がいいと思い家族は連れて来なかったことを伝える。
裁判所に向かったハンクは、地元で絶大な信頼を寄せられている判事である父ジョセフ(ロバート・デュヴァル)が担当する裁判を傍聴する。
ハンクは、絶縁状態であるジョセフが判決を下す姿を見守り、父が被告の名前を忘れたことを気にする。
帰宅したジョセフは大勢の人々に迎えられ、ハンクに気づき、互いに気まずい思いで一言だけ言葉を交わす。
客は帰り、ジョセフに小言を言われたハンクは自分の部屋に向かうが、そこは物置になっていた。
翌朝、ダイナー”フライング・ディア”に向かったハンクは、自分を誘わなかったグレンらを批判する。
グレンらは墓地に向かい、朝食を出してくれたのが高校時代のガールフレンドのサマンサ”サム”パウエル(ヴェラ・ファーミガ)だと気づいたハンクは驚く。
動揺しながら、20年も同じ仕事をするサムと簡単な会話を交わしたハンクは、葬儀で会うことを約束する。
葬儀を終えたハンクは、母の棺の前で一人、佇むジョセフを見つめる。
最愛の妻に言葉をかけるジョセフは、涙ぐみながら毎日来ることを伝える。
その夜ハンクは、買い物に出かけると言うジョセフから、来てくれたことを感謝される。
兄弟三人でバーで飲んでいたハンクは、雨に濡れながら入ってきた店員のカーラ(レイトン・ミースター)が気になる。
ジョセフを恨む男に絡まれたハンクらは、一触即発になる。
男が仮釈放中で犯罪歴があると察したハンクは、相手の痛いところを突き追い払う。
カーラに声をかけられたハンクは、彼女と電話ボックスでキスする。
翌朝、旅立つ準備をしていたハンクは、ガレージのジョセフの車が傷ついていることに気づく。
誰が自分の車を傷つけたと言って憤慨するジョセフに、買い物に出かけたはずだと尋ねたハンクは、妻を亡くした悲しみで断っていた酒を飲み運転して事故を起こしたと伝える。
ジョセフに離婚のことを持ち出されたハンクは気分を害し、二度と来ないと言ってその場を去る。
帰りの機内でグレンからの電話を受けたハンクは、ジョセフが保安官に連行されたことを知らされる。
ジョセフが車の事故について尋問されていることも知ったハンクは、殺人でなければ自分を呼ぶなと伝えるが、遺体が発見されたと言われる。
町に戻り警察署に向かったハンクは、署員から質問を受けているジョセフを弁護しようとするが、父にそれを拒絶される。
車を押収されただけで帰ることを許されたジョセフは、何も覚えていないとハンクに伝える。
立場は不利になるだけだと言われても協力を拒むジョセフに、自分は味方だと伝えたハンクは、28年間も禁酒して、相手が急に飛び出してきたと言い張るようにと助言する。
誰も轢いていないと言うジョセフは、ハンクの意見を聞き入れようとしない。
その後、ジョセフの車から血痕が検出され、被害者の血液型と一致したことを、ハンクは保安官から知らされる。
第二級殺人罪となり、被害者はマーク・ブラックウェル(マーク・キーリィ)だと知らされたハンクは、偶然過ぎると言われる。
逮捕されたジョセフを保釈させたハンクは、警察署の外で待ち構えていたマークの母親アニタ(グレイス・ザブリスキー)から、息子を殺したと言われて罵倒される。
アニタが何を怒っているのか理解できないデイルに、ハンクは説明を始める。
グレンの同級生であるマークは16歳の少女と交際し、彼女の家で銃を乱射した。
喧嘩が原因であり、酔っていただけで二度としないと泣いて訴えたマークの言葉を信じたと言うジョセフは、刑が最短の30日だったと話す。
しかし、出所したマークは少女を池に沈めて溺死させたのだった。
その事件で20年の刑を終えたマークが、4月に出所したばかりだった。
車を止めさせたジョセフは散歩をすると言って降りるが、不起訴に持ち込むための作戦を練るべきだとハンクから提案される。
証拠が出たのなら有罪だろうが覚えはないと言うジョセフは、弁護士は雇ったと伝えて、あくまでハンクの弁護を拒む。
ジョセフの言いなりのグレンと口論になったハンクも車を降りる。
家に戻りシカゴに帰るつもりだったハンクは、昔の家族をジョセフが撮った8mmフィルムをデイルと共に見て、残る決心をする。
ジョセフが雇った弁護士でアンティーク・ショップを経営するC・P・ケネディ(ダックス・シェパード)に会ったハンクは、彼の経歴などを聞き、弁護を任せられる人物ではないと考える。
仕方なくケネディと共に法廷に向かったハンクは、ウォーレン判事(ケン・ハワード)の下で始まった予審を見守る。
検察官のドワイト・ディッカム(ビリー・ボブ・ソーントン)に対抗するケネディの弁護を見ていられないハンクは、ウォーレン判事に度々、注意されて退廷を命ぜられる。
目撃証言と検察側が提示した証拠から、ウォーレン判事は、本件を裁判にかけると判断する。
翌日、ジョセフから、ケネディが弁護人を降りて助手に回ると言われたハンクは、コンビニに卵を買いに行った際の道順と、その後の記憶が父にはないことを知る。
弁護人にはなりたくないが、ボランティア活動のノルマが未達成なので弁護してもいいと言うハンクは、簡単な契約書を作る。
検討すると答えたジョセフが、暫くして同意したため、ハンクは旅立つ準備を取りやめる。
ジョセフと事故現場に向かったハンクは、タイヤの痕がないことなどを確認し、マークに気づいていたか尋ねるが、思い出せないと言われる。
”それはあり得ない”と言うジョセフに、検察は、わざと轢いたと主張するはずなので、思い出せないと言って通すようにと指示する。
病気のことを確認したハンクは、ジョセフからガンの治療を受けていることを知らされ、妻しか知らなかったと言われる。
問題は”故意”かということなので、化学療法による能力低下を主張して同情を買う方法をハンクは考える。
去年、下した判決の信頼性が揺らぐと言うジョセフは、誇りを捨ててまで無実になりたくないと伝える。
田舎町の公僕の功績など誰も気にしないと言うハンクだったが、42年間、判事として信頼された自分は気にすると伝えたジョセフは、これは事故であり法的には何も問題ないと主張する。
負けるわけにはいかないので必ず勝てと言われたハンクは、協力してくれなければ弁護はできないと伝える。
部屋を片付けたハンクは、思い出の”メタリカ”のTシャツを見つけて自転車で出かけ、途中で転倒してしまう。
通りがかったサムの車に乗せてもらったハンクは、娘のカーラを紹介されたために驚く。
カーラも、サムが噂のハンクと言っていた彼だったことを知る。
1990年の2月生まれのカーラが自分の娘でないかと考えたハンクは、サムが結婚していないことを知る。
カーラがジョージタウン大学で法律を専攻していることを知ったハンクは焦る。
裁判は始まり、ケネディと法廷に向かったハンクは、自分が”丸め込める”陪審員を判断する。
ローレンを迎えに行ったハンクは、初めて会うジョセフは気難しい人物だと伝える。
孫娘に優しく接したジョセフは彼女を抱きしめ、この日を待ち望んでいたと伝え、その様子を見ていたハンクは驚く。
その夜、ローレンをグレンの部屋に寝かせたハンクは、優秀な野球選手だった兄が、高校時代に交通事故に遭って手を痛めてしまったことを話す。
裁判のリハーサルをしたハンクだったが、頑固なジョセフに手を焼く。
サムに電話をしたハンクは彼女に会い、閉まっているダイナーに侵入して話をする。
店がサムのものだと知ったハンクは、なぜ忍び込ませたのかを尋ね、面白いからだと言われる。
バーも買ったと言うサムに迫られたハンクは、裁判が終われば帰るのにいいのかと尋ねる。
気持ちが冷めてしまったサムは、倫理観のないやり手の弁護士名だけだと言うハンクに、インディアナ出身を必死で隠しているだけだと伝えてその場を去る。
モリス医師(デニス・オヘア)と話したハンクは、ジョセフの記憶障害は化学療法の影響だと言われ、事故の際は心神喪失だった可能性もあると伝える。
そう証言してほしいと伝えたハンクは、治療で治ると聞いていたガンの進行が、既にステージ4だということをモリスから知らされる。
その夜、吐き気を催し倒れているジョセフに気づいたハンクは、彼を介抱する。
ローレンを連れてアイスクリームを食べに行ったハンクは、レーサーになりたいと言う彼女を膝に乗せてハンドルを握らせる。
いつ離婚するのかと訊かれたハンクは、いろいろ手続きがあって時間がかかると答える。
母が寂しがることを心配するローレンは、友達の家も同じだが、自分がそうなるとは思わなかったと話し、ハンクは自分もそうだと伝える。
翌日、ローレンを空港に送ったハンクは、彼女の仕草がカーラに似ていたためにそれを気にする。
卒業アルバムを調べたハンクは、サムと愛し合った時期とカーラが生まれた月をチェックする。
裁判は再開し、アニタが、マークの面会に20年間で2回しか行っていないことを確認したハンクは、検察が故意に轢いた証拠だと主張する、事故現場のブレーキ痕がない場合もあることを証明する。
その夜、突然わめきだしたジョセフに気づいたハンクは、最も尊敬できる弁護士の名前を、父が自分につけたことを知る。
翌日、保安官に呼ばれたハンクは、コンビニで買い物をして店を出たジョセフの映像を見せられる。
戻ってくる車の時間が早過ぎるため、水車のそばの道が洪水で引き返したと証言したジョセフの話は嘘だと言われる。
地元の人間なら洪水は手前で分かると言うハンクは、その場にいたディッカムと2人だけで話す。
10年の刑で手をうてと言われたハンクは、証拠不十分だと伝えるものの、ディッカムは、故意の殺人を証明できるという自信を見せる。
ハンクが富豪の息子の弁護をした裁判で、検察側の助手だったと言うディッカムは、復讐ではなく、人殺しが野放しになることを防ごうとしているだけだと伝える。
父は傲慢だが人は殺さないと伝えたハンクは、嘘をついたのは証明されたと言うディッカムから、小細工や脅しでばかりしていることを非難される。
自分には法が人を平等にするという信念があると言うディッカムは、マーク・ブラックウェルはろくでなしだが命は軽くないので、ジョセフを第1級殺人罪にするとハンクに伝えてその場を去る。
竜巻警報が鳴り、家族と共に地下室に避難したジョセフは、デイルの作った映画を観る。
家族の映像を楽しむジョセフだったが、グレンの事故のシーンになり、止めろと言ってわめき始める。
デイルの映写機を壊してしまったジョセフを非難するハンクは、出て行けと言われるものの、弁護しなければならない依頼人がいると伝える。
水車に行った嘘を追求するハンクに、全て話したと反論するジョセフは、激しい風が吹き荒れる外に出てしまう。
入り口から家に入ったジョセフを追ったハンクは、ボーイスカウトをやめさせられ、大学の卒業式も出席しなかった父が、他人のためには尽くしていることが理解できなかった。
褒めてほしかったのなら、なぜ待っている皆を無視して帰ってこなかったと訊かれたハンクは、悪事ばかりした自分を少年裁判所に送ったと言ってジョセフを責める。
社会奉仕で済んだのにそうしなかったと言われたジョセフは、ハイになり事故を起こしたために、グレンは”メジャーリーガー”になる夢を絶たれたと伝える。
まだ子供だったと反論するハンクに、誤った道を正してやったやったと伝えたジョセフは、法科大を首席で卒業したと言う彼の話も聞かずにその場を去る。
二人の様子を見ていたグレンは、何も語らなかった。
天気は回復し、ハンクは母親の墓に向かい考え込む。
サムに会ったハンクは、母と親しかった理由を訊き、カーラの父親が誰かを尋ねる。
父親になる資格がない人間だと答えたサムから、再び自分の前から消えても、カーラが父親を知らなくても構わないと言われたハンクは、その場を去る。
1979年に買ったというバーボンを飲んでいるジョセフと話したハンクは、母の墓に行ったことを伝える。
離婚のことを茶化したことをジョセフから謝罪されたハンクは、やり直すことはできないのかと言われ、何も答えられない。
明日の法廷での幸運を祈って、二人は酒を酌み交わす。
翌日、問題の映像が法廷で映し出され、卵を手にした自分が、マークに気づき動揺して落としてしまう姿を見て、ジョセフは気分が悪くなり病院に運ばれる。
兄弟三人で病院で待機したハンクは、父やデイルを抱えこの先を心配するグレンから、頼るつもりはないが裁判には絶対に負けるなと言われる。
病室のジョセフに呼ばれたハンクは、父から自分が殺したと言われ、轢いた覚えがあるのかと尋ねる。
いずれ思い出すと言うジョセフは、ハンクとケネディを解雇して証言すると伝える。
目撃者もなく轢き逃げの証明も不可能であるため、黙っていてくれれば間違いなく勝てると言うハンクは、それを聞き入れない頑固なジョセフに呆れる。
神に誓ってマークを轢いた覚えがあると言えるかハンクから訊かれたジョセフは、記憶にないことは証言しないと答え、それを約束する。
翌日、証言台に座ったジョセフに、判事歴は何年かと尋ねたハンクは、42年であることを確認する。
何件の凶悪犯罪を裁いたかを尋ねたハンクは、異議を申し立てるディッカムの意見に対し、本件は過去の裁判に起因すると検事は主張したはずだと反論する。
意義は却下され、ジョセフは、多過ぎて覚えていないと答える。
裁判記録を伝えたハンクは、その誰かを轢いたのかという発言をウォーレン判事から注意される。
妻との結婚期間を訊かれ50年と答えたジョセフは、彼女の死の原因を語り、事件の日は葬儀の日だったことを話す。
辛い日であり、人を轢いた覚えはあるか尋ねたハンクは、ないことをジョセフに確認して質問を終わる。
ディッカムから、マーク・ブラックウェルを嫌っていたかと訊かれたジョセフは、はいと答え、不幸が起きることを願い、死も望んだと伝える。
自分の車は誰にも運転させないことをジョセフに確認したディッカムは、嫌っていた男の血が他人に運転させない車に付いていた理由を問う。
分からないと答えたジョセフは、大男のマークが自転車に乗っていたのが見えなかったのかと訊かれる。
その通りだと答えたジョセフは、人生最悪の日にコンビニに向かい憎い男に会い、数分後に引き返して彼と同じ道路に同じ時刻にいて、車には彼の血も付いていたにも拘らず轢いた覚えはないのかと言われる。
ここは法廷であり、そんな話は通用しないと言うディッカムは、少女を殺した男に制裁を加える絶好の機会が訪れたとしか考えられない状況で、轢いた覚えはないと言い張るのかと激しく迫る。
ジョセフが何も答えないためにディッカムは質問を終え、ほっとしたハンクだったが、そうは証言していないと言うジョセフの言葉に法廷はざわめく。
”轢いた覚えはない”と証言したと言うジョセフを止めようとしたハンクは、質問は終わったはずであるため休廷を求めるものの却下される。
ディッカムから、マークを故意に殺したと思うかと訊かれたジョセフは、推測なので記録の削除を求めるハンクを無視して、”はい”と答える。
再尋問を始めたハンクは、自分がやったと”思う”ことをジョセフに確認し、なぜ記憶がないのかを尋ねる。
妻の死のショックだと言うジョセフに、薬の影響ではないかと伝えたハンクは解雇されそうになり、興奮して健康を訴える父を着席させる。
その場を鎮めたウォーレン判事は、弁護人を替えるのは自由だが証言を終わらせるようにとジョセフに伝える。
着席したジョセフは、ハンクから治療を受けていることを訊かれ、化学療法だと答える。
半年前からガン治療のために受けていると答えたジョセフが、進行していると話すのを聞いたグレンは、それを初めて知り驚く。
ハンクから、副作用について医師から説明を受けたかと訊かれたジョセフは、妄想やうつ症状、そして記憶障害が起きる可能性を問われ、自分にはないと答える。
精神状態に問題があった場合に、この半年間の判決は全て誤ったものだと言われたくなかったのではないかとジョセフに質問したハンクは、それを否定される。
それならばなぜ覚えていないと訊かれたジョセフは、会ったことは覚えているが轢いた記憶はないと答える。
他の記憶を訊かれたジョセフは、マークから、死んだ妻と殺した少女の墓に小便をしてやると言われたことを話す。
ケネディは、陪審員の同情を買えたことを確信する。
仕事柄、暴言には慣れているはずだと言うハンクは、なぜ最初の事件でマークを野放しにしたような軽い罪状を言い渡したのかを問う。
マークの姿が自分とダブったと言われたハンクは、泣き出した彼を我が子のように抱きしめたくなったと話すジョセフに、昔は父と過ごした記憶があると伝える。
ハンクから、22年勤続している廷吏の名前を訊かれたジョセフは、何も答えずに帰りたいと呟く。
休廷後、湖で休んでいたハンクは、現れたサムに、カーラは自分の子か尋ねる。
自分の子だと思いつつ問題があると言うハンクは、バーでカーラとキスしたことを話そうとするが、グレンがと父親であることを知らされる。
サムから、自分が知る限り最低な男だが愛していたと言われたハンクは、彼女にキスした抱きしめる。
法廷に戻ったハンクは、ジョセフと共に判決を聞く。
ジョセフは、第1級殺人罪で無罪、より軽い故殺の罪状は有罪となり、ウォーレン判事は、州刑務所で4年の実刑を言い渡す。
グレンを抱きしめデイルに声をかけたジョセフは、ハンクには何も言わずに手錠をかけられて退廷する。
涙するハンクの気持ちを察しながら、ディッカムはその場を去る。
シカゴに戻り敗訴したハンクは、上訴しないことをマイクに伝え、対抗するために訓練した女性証人に甘かったことを指摘される。
誰にでも負ける時はあると言うハンクは、ツキは逃すなとマイクに伝える。
7か月後、インディアナ州刑務所。
恩赦嘆願書を持参してジョセフを迎えに行ったハンクは、急激に老いた父を連れて帰る。
湖にボートを浮かべてジョセフと釣りをしたハンクは、最高の弁護士を訊いた時の話をされる。
自分を選ぶと言われたハンクは嬉しく思い、涙がこみ上げる。
グレンは大物になれたと言うジョセフに異論はないと伝えたハンクは、自分が先に釣れる方に5ドル賭けると伝える。
返事をしないジョセフの様子を見たハンクは、父が息を引きとったことに気づき、彼の帽子を脱がせる。
ローレンを呼び寄せてジョセフの葬儀を済ませたハンクは、裁判所の半旗を見つめる。
ジョセフのための会にダイナーを提供してくれたサムに感謝したハンクは、彼女から、夜、家に寄ってほしいと言われる。
何か話そうとするグレンの気持ちを察したハンクは兄を抱きしめ、デイルは二人を見つめる。
店を出て法廷に向かったハンクは、裁判長席にジョセフの帽子を置き、椅子を回して父を想う。