故郷の家族は助からなかったことを知ったピータは、それをカットニスのせいだと考え、プリムローズから誤解だと言われる。
それを信じようとしないピータは興奮し、カットニスを殺せと言って取り乱す。
ヘブンズビーから、単なる条件反射だと言われたカットニスは、彼はピータではないと呟く。
第13地区の指導者アルマ・コイン首相(ジュリアン・ムーア)と話したカットニスは、コリオラヌス・スノー大統領(ドナルド・サザーランド)に復讐して革命に手を貸したいことを伝える。
洗脳されたピータは別人であり、自分をキャピトルに送ってほしいと伝えたカットニスは、コインから、第2地区を陥落させてからだと言われる。
それならば第2地区に行くと言うカットニスは、反乱軍の士気を高めて戦いを優勢に進めると伝え、その意見にコインは納得する。
第2地区に向かうカットニスは、ピータの様子を見て来たと言うゲイル・ホーソーン(リアム・ヘムズワース)から、彼が回復しなければ自分の負けだと言われる。
自分がピータを決して忘れないと言われたカットニスは、ゲイルにキスする。
何のつもりだと言われたカットニスは、分からないと答える。
第2地区に到着したカットニスらはホームズ(オミッド・アブタヒ)に迎えられ、ライム司令官(グェンドリン・クリスティー)の元に向かう。
カットニスの派遣をコインに感謝したライムは、キャピトルの軍事本部である要塞の兵器庫を押さえることの重要性を指摘される。
その考えに同意できないペイラー司令官(パティーナ・ミラー)だったが、ゲイルから、要塞を奪うのではなく無力化させることを提案される。
技術部門責任者のビーティー・ラティア(ジェフリー・ライト)はホーバークラフトで周辺を攻撃することを提案する。
武器を失うのは敵も同じであり、スター分隊のリーダー、ボッグス(マハーシャラ・アリ)は、民間人を補給トンネルから脱出させて降伏するチャンスを与えることを考える。
土砂崩れを起こす作戦でトンネルを確保するよう指示したコインは、民間人を広場に逃がして投降させるようにと命じ、反乱のシンボル”Mockingjay/マネシカケス”のカットニスなら説得できると伝える。
要塞の攻撃は終わり、民間人に語るスピーチに備えるカットニスは、ヘイミッチ・アバナシー(ウディ・ハレルソン)と共にボックスに案内される。
列車で現れた政府支持者の男に銃を向けられたカットニスは、戦い続ける自分達は、結局はスノーに利用されていると伝える。
反乱軍は敵ではないと人々に話しかけるカットニスは、敵は全てを破壊しているスノーであり、戦う相手はキャピトルだと伝えるものの撃たれてしまう。
カットニスの死を知ったスノーは、祝宴の席でそれを祝うと言う側近のアントニウス(ロバート・ネッパー)の楽観的な考えを受け入れず、迫る敵を誘き入れることを伝える。
それを全カメラで撮影して、その苦しむ姿を見せ物にすると言うスノーは、アントニウスを毒殺する。
無事だったカットニスは、医療室に現れた自分を嫌うジョアンナ・メイソン(ジェナ・マローン)から、今回のことを予測して防弾服を着せられていたことを知らされる。
ヘイミッチからピータに会うよう指示されたカットニスだったが、彼の心を開くことはできなった。
シンボルとして全地区を団結させたことをコインから感謝されたカットニスは、ヘブンズビーから、死んだとお思われているのを利用し、生きている姿を映像に撮ると言われ、軍と行動することを許可してもらえない。
コインから、勝利後のセレモニーには出てもらうと言われたカットニスは、納得して何でもすると伝える。
フィニック・オデイル(サム・クラフリン)とアニー・クレスタ(ステフ・ドーソン)の結婚式が行われ、それを見守るカットニスは、自分の手でスノーを殺すことをジョアンナに伝える。
どうにかしてキャピトルに向かうつもりのカットニスは、ジョアンナから、夜中の0時に医療物資の便が飛ぶため協力すると言われる。
その夜、軍に合流するため格納庫に向かい輸送便に忍び込んだカットニスは、到着後、自分に気づいたゲイルらに迎えられる。
その様子を確認したコインとヘブンズビーは、主役である自分達の指示で行ったことにしようとする。
全13地区が集結したと言うペイラー司令官は、スノーが治安維持部隊をキャピトルの中心部に配備したため、行き場を失っている避難した住民を標的にしないようにと伝える。
侵攻ルートには残虐な”ポッド”という装置が仕掛けられていることを知らせたペイラーは、それを突破した後にキャピトルに入城して大統領官邸を制圧し、パネム全域を解放する考えを話す。
キャピトルへの侵攻と共に自分達の未来が始まると言って、ペイラーは話を締めくくる。
カットニスが一人でキャピトルに向かう気であることを察したゲイルは、スター分隊の副リーダー、ジャクソン中尉(ミシェル・フォーブス)に呼ばれてメンバーを紹介される。
最高の狙撃手ミッチェル(ジョー・クレスト)、リーグ姉妹(ミスティ・オーミストン/キム・オーミストン)、ホームズ、そしてフィニックもメンバーだと知ったカットニスは、リーダーのボッグス、クレシダ(ナタリー・ドーマー)、キャスター(ウェス・チャサム)、ポラックス(エルデン・ヘンソン)、メッサッラ(エヴァン・ロス)らと共に、投降を促すための戦闘後の街の映像撮影の任務に向かうことになる。
ボッグスから、拘束された場合に使用する即効性の自殺薬”ナイトロック”を渡されたカットニスらは、ポッドの位置などがインプットされている装置”ホロ”についての説明を受ける。
自爆装置が仕掛けられているホロは、スイッチを入れてナイトロックと3回言えば爆発することも知らされる。
フィニックは、この戦いを”第76回ハンガー・ゲーム”と名付ける。
廃墟と化した街を移動するスター分隊は、最初のポッドをホロで検知し、カットニスが矢を射り爆発させる。
休息していた分隊の元にピーターが連れて来られ、ボッグスは、手錠をかけるようジャクソンに指示する。
精神錯乱状態のピータを監視することになり、それに加わると言うカットニスは、ジャクソンから、彼が襲ってきたら撃てるかと訊かれ、ピータではなく”ミュット”だと思うと答える。
それを許可したボッグスに、戦場で暴力性が目覚めるピータは自分を襲うと伝えたカットニスは、守ることを約束される。
コインの意図を訊かれたボッグスは、記念大会ではピータを助けたかった彼女は、自分に従順でないカットニスを嫌っていると伝える。
いずれ戦いは終わり、その後に行われる選挙では、カットニスがコインの脅威になるという意見をボッグスは語る。
士気を高める方法である、カットニスの死を望んでいるはずのコインの思うようにはさせないと言うボッグスは、カットニスに対する敬意だと伝える。
その夜、カットニスが何者で物事が判断できないと話すピータは、同じ部隊である自分達に訊くようにと、フィニックやジャクソンから言われる。
ピータの好きな色などを確認したカットニスだったが、これ以上無理だと言って諦める。
翌日、出発した分隊はポッドを検知し、それをかわしたボッグスだったが、地雷を踏んでしまう。
ホロのアクセス権をカットニスに委譲したボッグスは、上層部を信じないことと、必要があればピータも殺せと彼女に伝えて息を引き取る。
リーグ姉妹も負傷し、洪水のようなタールに襲われたカットニスらはその場から逃れ、ピータに襲われたミッチェルはタールに飲み込まれる。
建物内に入り階上に向かったカットニスらは、タールの勢いは収るものの司令部と連絡が取れない。
ジャクソンからホロを渡すようにと言われたカットニスは、ボッグスから移譲され、コインからスノー暗殺の特命を受けていることを伝える。
それを信じないジャクソンは、新リーダーとしてホロを渡すことを要求するが、カットニスが拒んだために一触即発になる。
嘘ではないと言うクレシダは、ヘブンズビーから、スノー暗殺を放映するようにという指示を受けていることをジャクソンに伝える。
ジャクソンは、マネシカケスが暗殺に成功すれば、犠牲者が増える前に敵は降伏すると言われる。
ボッグスが自分も協力すると言ったと話すカットニスの言葉で納得したジャクソンは、ホロは任せることを伝える。
ゲイルがタールに足跡も残らないことを確認し、足を痛めたリーグ姉妹がその場に残ることになる。
別の建物に向かったカットニスらは、到着した治安維持部隊に抵抗するリーグ姉妹が攻撃を受け、ビルを破壊される様子を見守るしかなかった。
シーザー・フリッカーマン(スタンリー・トゥッチ)の番組は始まり、治安維持部隊が反乱軍を撃退したことが伝えられる。
また、シーザーは、カットニスやフィニック、ピータらを治安維持部隊が抹殺した映像も流す。
自分が分隊の仲間を殺したと考えるピータは、カットニスが言う通り自分はミュットだと皆に伝える。
スノーの放送が始まり、カットニスの死を伝えた彼は、名ばかりの同盟ついて批判する。
そこに、電波をジャックしてコインが割込み、カットニスの名誉を傷つけているスノーに対し、勇敢に死んだカットニスが革命のシンボルであることを伝える。
必ずやパネムを解放して民主的な選挙を実現すると言うコインは、カットニスの死を無駄にしないことを伝えて話を終える。
自分が死んだことになっているのが強みだと言うカットニスは、官邸の位置を確認するものの、無数のポッドが問題だった。
地下に詳しいポラックスの案内で、分隊は官邸に近づこうとする。
デスクで眠っていたスノーは側近のエジェリア(サリタ・チョウドリー)に起こされる。
カットニスが生きていたことを知らされたスノーは、地下の監視カメラ映像に映るカットニスを確認する。
分隊は休息し、ピータと話したカットニスは、洗脳された際のことを語る彼に、生きるために互いに守り合っていたことを伝える。
暫くして、カットニスはミュットが迫ることに気づき、分隊はその場を離れる。
分隊はミュットに襲われ、ジャクソン、キャスターが命を落とし、フィニックも捕えられたために、カットニスは仕方なく敵を倒すためにポッドを爆発させる。
メッサラも殺され、自分はミュットだと言って動けなくなったピータにキスしたカットニスは、そばにいてほしいと伝える。
地上に出てタイガレス(ユージニー・ボンデュラント)の店に向かったクレシダは、ヘブンズビーに仲間だと伝えて協力を求める。
タイガレスがハンガー・ゲームのスタイリストだと気づいたカットニスは、彼女から、醜い姿のためスノーに締め出されたと言われたため、自分がスノーを殺すと伝える。
分隊は地下に匿われ、カットニスは、スノー暗殺はコインの特命ではなく自分の考えた計画だと皆に話す。
そのせいで仲間を死なせてしまったことを悔いるカットニスは、クレシダから、皆はそれを承知し、信じていた振りをしていたと言われる。
それでも自分が悪いと言うカットニスに、全ての生死はスノーに握られているので、この戦いを終わらせれば皆の死も無駄ではないとピータは伝える。
皆が自分と戦うことを決めていたとピータから言われたカットニスは、納得するしかなかった。
ピータの傷の治療をしたカットニスは、まだ時々おかしくなると話す彼から、手錠をしてほしいと言われる。
ゲイルとピータが自分のことについて話すのを眠りながら聞いていたカットニスは、敵の迫撃砲の音に気づく。
銃声も聞こえ始め、反乱軍が付近まで来ていると考えられる。
スノーの緊急放送が始まり、広場から1キロ以上離れた住民に強制避難命令が出される。
大統領官邸に来ればシェルターを提供すると言うスノーは、食料や薬もあり子供達も安全だと伝え、皆を守り抜くことを約束する。
反乱軍の狙いは救済ではなく、快適な生活様式の破壊であり、自分達を葬ることだとスノーは語る。
放送が官邸からだということをピータに確認したカットニスは、クレシダから、ポッドが広場周辺では作動しないと言われる。
避難民に扮してゲイルと官邸に向かうことにしたカットニスは、クレシダとポラックスと抱き合い、タイガレスに感謝する。
一緒に行くというピータに危険過ぎると伝えたカットニスは、捕えられた時のためにナイトロックが欲しいと言われる。
ゲイルからナイトロックを渡されたピータは、カットニスに手錠を外してもらい、生きていてほしいと言われ、別世界で再会しようと伝える。
弓を隠し持ったカットニスは、ゲイルと共に警戒しながら官邸に向かう。
治安維持部隊員に呼び止められそうになったカットニスだったが、反乱軍の攻撃が始まる。
その場から逃げるものの、ゲイルが捕まってしまい、弓を構えたカットニスは、殺せと言う彼に矢を射ることができない。
官邸前の人々は混乱し、子供達が先に門を通されることになる。
そこに政府軍機が現れ、投下したものを手にしようとした人々は、それが爆弾と知らずに爆死する。
負傷者の手当てをする救護班のプリムローズを見つけたカットニスは、その場の爆発の爆風で吹き飛ばされる。
医療施設で目覚めたカットニスは、ヘイミッチに見守られながら母(ポーラ・マルコムソン)の治療を受け、子供まで殺されたことを知らされる。
戦いは終わり、エフィー・トリンケット(エフィー・トリンケット:エリザベス・バンクス)と共に官邸に向かったカットニスは、軟禁状態のスノーに会う。
子供達を殺す理由はなかったと言って、爆弾投下の命令を否定するスノーは、自分の過ちは、政府と反乱軍を戦わせて、第13地区の軍事力を利用して政権を握ろうとしたコインの企みに気づかなかったことだと伝える。
コインが最初から自分の地位を狙っていたと話すスノーは、お互いを意識してばかりいたとカットニスに伝える。
それが信じられないカットニスは、スノーから、互いに嘘はつかないと約束したはずだと言われる。
コイルの元に向かうと言って呼びに来たゲイルに、今回の件は計画的だったのかを問うカットニスは、知らないと答える彼から、自分の家族を守ろうとしただけだと言われる。
カットニスは、謝罪するゲイルに対し、あなたは誰も守れないと伝えて別れを告げる。
コインと会ったカットニスは、彼女がパネムの暫定大統領に就任することを知らされる。
国内が混乱しているために選挙は行えないと言うコインは、午後にスノーを処刑することを伝える。
野蛮な処刑を行う代わりに象徴としてのゲームを開催すると言うコインは、その場で賛否を問い、自分がスノーを処刑することを条件にカットニスは賛成し、ヘイミッチも同意する。
エフィーの手を借りてスーツを着たカットニスは、ナイトロックを隠し持ち、広場で処刑されるスノーの元に向かう。
スピーチするコインに促されたカットニスは、スノーに矢を向かる。
狙いを変えたカットニスの放った矢は、コインの心臓を貫く。
民衆は、高笑いするスノーに襲い掛かる。
拘束されたカットニスは、現れたヘイミッチが読むヘブンズビーからの手紙の内容を聞く。
”12地区のリーダーが選挙を行い、ペイラーが大統領に選出されるだろう。
一生、重荷を背負わされることになる君に、必要な場合は頼ることがあると思う。
戦いは終わり恐怖政治は誰も望まないが、愚かな人間は過去を忘れて自滅の道を歩むか、または今度こそ学ぶか・・・。
今は姿を消すべきであり、いずれペイラーの恩赦が下りると思うので平和に生きるように。 ヘブンズビー。”
故郷に帰ることをヘイミッチから勧められたカットニスは、別れを告げるエフィーから、”勝者の人生”を見つけるようにと言われる。
ヘイミッチにも別れを告げたエフィーは、旅立つ二人を見守る。
家に戻ったカットニスは、プリムローズが可愛がっていた猫に、妹は戻らないと言って追い払おうとして涙する。
カットニスは、プリムローズのことを想いながら猫を抱きしめる。
狩りに出かけていたカットニスは、ピータが戻ったことを知り彼を抱きしめる。
その夜ピータは、母が医療班の指導をして、ゲイルは第2地区で大尉となり安全を守り、日々父親に似てくる息子と暮らしているというアニーからの手紙をカットニスに読んで聞かせる。
ヘイミッチとピータと共にペイラーの大統領就任式の放送を見るカットニスは、その場にいるヘブンズビーがゲームの勝者だと言われる。
その後、カットニスとピータは、愛を確かめながら平穏な日々を過ごす。
数年後、ピータと二人の子供と共に幸せな日々を送るカットニスは、抱いていた子供が怖い夢を見ていたように思える。
自分も見る怖い夢の理由となぜ消えないのかをいつか話すと、カットニスは子供に話しかける。
やり過ごすには、出会う人達の優しさを思い出し、ゲームのように何度も繰り返す。
大変なことではあるが、もっと怖いゲームもあると話すカットニスは、ピータと息子を見つめる。