ダスティが、子供を置いて去った危険な男だと言うサラは心配するが、ブラッドは気にしない。
局でその件をボスのレオ・ホルト(トーマス・ヘイデン・チャーチ)に話したブラッドは、問題が起きる可能性を指摘される。
空港に迎えに行ったブラッドは、現れたダスティらしきワイルドな男(マーク・ウォールバーグ)に驚きながら近づくものの無視される。
帰宅したブラッドは、ガレージの前に置いてあるバイク”インディアン”に気づき、それがダスティのものであることをサラから知らされる。
子供達にお菓子を与えていたダスティが、空港の男だったために焦ったブラッドは、彼に殴られると思いながらも挨拶される。
空港で会ったと言うブラッドに、ダスティは覚えていないと答える。
しかし、実は会ったと伝えたダスティは、良い父親だと思ったとブラッドをおだてる。
子供達がバイクを見て喜ぶため、自分も大学時代に乗っていたと話すブラッドは、試しに乗ってみるようにとダスティから言われる。
サラから子供達が寝る時間だと言われたダスティは、ブラッドの許可を得て寝かしつけようとする。
子供達と話すダスティの様子を見たブラッドは、その後、二人でビールを飲むことにする。
しかし、ダスティを警戒するサラは、ビールを飲んだら彼を追い払うようにとブラッドに伝える。
子供達に、自分をいい父親だと思うように言い聞かせると約束するダスティの言葉に、ブラッドは感激する。
それをサラに伝えたブラッドは、ダスティを1週間泊めることにしたことで、彼に丸め込まれたと言われる。
人がいいブラッドは疑うことなくダスティを信じるが、サラは、彼は人を操れる男だと言って忠告する。
翌朝、朝食を作ってくれたダスティは、約束通り、”新しい家族”についてを子供達に話し、ブラッドは、それが自分だと考える。
ところが、ダスティは、子供達に”新しい家族”だと言って、拾ってきた野良犬をプレゼントする。
ショックを受けたブラッドは、自分のことはもう少し後に子供達に話すとダスティから言われる。
子供達から犬が飼いたいと言われたブラッドは、仕方なく許す。
出かけるサラからバイクを動かすようにと言われたダスティは、それをブラッドに頼む。
エンジンをかけてギヤチェンジに失敗したブラッドは、暴走して家の中に突っ込み、バイクは二階の窓を突き破り、彼の車に落下して潰してしまう。
ブラッドは胴体が壁を突き破り、子供に危ない思いをさせたと言われてサラに責められる。
子供達を学校に送り、ダスティと共に局に向かったブラッドは、彼をオフィスに案内する。
自分のせいで、子供が欲しいサラの望みを叶えられないことで、ブラッドはダスティに皮肉を言われる。
現れたホルトはダスティに警告しようとするが、陸軍の第101空挺師団であることを尊敬していると言われて光栄に思い、彼と意気投合する。
二人の関係を気にするブラッドだったが、ダスティは音楽の才能まで発揮してホルトを驚かせる。
即刻、レコーディングしたダスティの曲はラジオで流れ、帰宅するまでに11回もリクエストされてしまう。
それを知ったサラは驚き、ダスティが局に着いて直ぐに大抜擢されてとブラッドから言われる。
修理業者が来ていることに気づいたダスティは、自分達で直せるということでブラッドと意見が一致する。
業者のグリフ(ハンニバル・バレス)を追い払おうとしたダスティを制止し、主としてそれを伝えようとしたブラッドだったが、それができなかった。
ダスティは、グリフが黒人だったからだと言って、ブラッドが人の肌の色で態度を変えることを子供達に話す。
仕方なく作業を中止させたブラッドは、グリフからは黒人を差別していると言われてしまう。
その夜、自信を失っていたブラッドはサラに励まされ、父親らしさを見せる決意をする。
翌日から、参考にしている”義父の心得”に従い、校外学習の引率、ガールスカウトの隊長、バスケットボールのコーチ、教会でのボランティアなどをして、ブラッドは父親としての役目を果たす。
ところが、それに対抗してダスティがツリーハウスを完成させてしまい、子供達は大喜びする。
ダスティがグリフに手伝ってもらったことを知ったブラッドは、自分がクビにしたために困っていると言われ、彼も同居させることになってしまう。
ブラッドはダスティに翻弄され、彼がハーフパイプまで作ってあることに驚くく。
ダスティがそれに挑戦したため、ブラッドはかつて使ったスケボーを出して屋根に上る。
その場から落下したブラッドは、ハーフパイプで勢い余り、空中に飛んで電線に触れて感電してしまう。
ブラッドの意識がないにも拘らず、ダスティは、子供達を集めて彼の状態を説明し、蘇生方法を教える。
意識が戻ったブラッドは、介抱してくれるサラに、ダスティの人気に嫉妬したことを伝え、彼を追い出そうとする。
その話をし始めたブラッドだったが、ディランがいじめられて戻り、ダスティは、相手と親を叩きのめすと言い出す。
平和的に解決したいブラッドは、サラにまでその考えを非難され、ディランに反撃方法を教えることで納得する。
いじめっ子に反撃することを嫌がるディランを説得するようにとダスティに言われたブラッドは、自分もいじめに遭ったが立ち向かい相手を殴ったと話す。
ディランはやる気になるが、ブラッドは罪悪感から、話した内容を訂正し、いじめられ続けたことを伝える。
今戦わなければ将来ブラッドのようになってしまうことを悟ったディランは、戦う気になる。
方法はどうであれ、二人の父親が良い方向に話しをまとめたことをサラは評価し、ダスティもブラッドに泊めてくれたことなどを感謝する。
お礼の気持ちで不妊の手助けをすると言いだしたダスティは、不妊治療医のエミリオ・フランシスコ医師(ボビー・カナヴェイル)を紹介することをブラッドに伝える。
フランシスコが、テレビにも出ている有名人であるためサラは喜ぶが、ブラッドは、期待し過ぎるなと彼女に忠告する。
翌日、ダスティの策略にはめられたとホルトに言われたブラッドは、不安になる。
サラと共にフランシスコに会ったブラッドは、彼の診察を受ける。
ダスティのギャラの小切手をホルトから渡され、自分よりも高額だと知ったブラッドは、帰宅して、彼が家族と楽しく過ごす姿を見て嫉妬する。
苛立ちながら検査結果を聞きに行ったブラッドは、妊娠する可能性があるとフランシスコから言われて、サラと共に喜ぶ。
幸せを実感するブラッドはダスティに感謝し、家族を奪うことが目的で来たと言う彼から謝罪される。
ところが、今後は本気で倒すことを考えるとダスティに言われたため、ブラッドは焦る。
自分の方がいい父親であることを証明すると言うブラッドは、ダスティと争う決意をする。
翌朝、クリスマスでもないのにサンタに扮したブラッドは、子供達とサラにプレゼントを贈り家族の心を掴む。
家族と共にプレゼントのレイカーズ戦を観戦しに行ったブラッドは、離れた席に座らせたダスティが、ヘッドコーチと知り合いだったことを知る。
子供達が選手と会えることになり焦るブラッドは、苛立って騒ぎ始める。
制止したサラは、ダフ屋から1万8000ドルで買ったシートのことをブラッドから聞いて驚き、彼を非難してコートサイドの席に向かう。
一人で観戦することになったブラッドは、ビールをがぶ飲みして苛立つ。
ハーフタイム・ショーで”ディズニー・ワールド”のチケットの挑戦権が当たったブラッドは、酔いながらコートに呼ばれてダスティを非難し、暴れ始めて退場させられる。
帰宅したブラッドは家を出て行くことになり、サラは、面倒を見ると言うダスティが、まともな父親になれるとは思えない。
明朝、来るようにとサラに言われたダスティは、グリフと共に家から追い出される。
4日後。
車を手に入れて子供達を学校に迎えに行ったダスティは、学校の交通整理のロリス(ジェイミー・デンボ)から、ボランティアやバザー、PTA、歌の発表会の手伝いもしてくれるブラッドと同じように期待されてしまい混乱してしまう。
オフィスで寝泊まりしていたブラッドは、ホルトの教訓話にうんざりする。
そこに現れたグリフは、ダスティが自信をなくしてバーで弱音を吐き、街を出ると言っていることをブラッドに知らせる。
メーガンのダンス会で踊る相手がいないことも知らされたブラッドは、ホルトからダスティに勝ったと言われる。
自分は父親ではないと悲観するブラッドは、本当の父親は子供を見捨てないとグリフに言われたため、考えを変えてダンス会に向かう。
サラとディランと共にダンス会場に着いたメーガンは、父親が来ていないために心沈む。
必ず来るとメーガンに伝えて励ましたサラは、ダスティに電話をするもののつながらない。
バーにいたダスティが去ろうとしたため、ブラッドは、彼をダンス会に行かせようとする。
父親の役目を果たす自信がないと言うダスティだったが、ブラッドが子供達のためなら何でもすることを知り会場に向かう。
遠慮しようとしたブラッドの身なりを整えて、彼と共にダスティは会場に入る。
現れたブラッドとダスティを批判するサラは、2時間も父親を待ち続けているメーガンと、どちらかが踊るよう指示する。
先に踊ると言うダスティは後のことを任すとブラッドに伝えるが、メーガンから、ディランがいじめられていることを知らされる。
いじめっ子が女の子のバリーだと知ったブラッドとダスティは、ディランが彼女を殴ったために駆け寄る。
バリーの父親ジェリー(ビル・バー)は、娘が殴られたためにブラッドとダスティを責めようとする。
ダスティは、好きだからいじめるのだとディランに話すが、バリーはそれを否定する。
二人を相手にしようとするジェリーは、どちらが父親かと訊き、ディランが二人ともだと言ったために、ブラッドは感激して涙する。
実の父親のダスティに襲い掛かろうとしたジェリーは、口を出したブラッドを相手にしない。
ダスティから誰よりも立派な父親だと言われたブラッドは、再び涙してしまう。
ジェリーに殴られたダスティはやり返そうとするが、メーガンが見ているためダンスで対抗する。
ブラッドも加わり、その場はダンスバトルとなり、ディランもバリーと踊り、会場は大いに盛り上がる。
その後、ダスティは街に残り、曲で稼いだ金でブラッドの家の向いに屋敷を建てる。
ダスティは、医師そして小説かでもあるカレン(アレッサンドラ・アンブロージオ)と結婚し、彼女の連れ後の義父となり、ブラッドとサラにも息子が生まれる。
すっかり家庭人になったダスティだったが、娘の実夫である巨漢のロジャー(ジョン・シナ)がバイクで現れたために驚く。
ロジャーに挨拶しようとしたダスティだったが、相手にされない。