母(ポーラ・マルコムソン)と妹のプリムローズ(ウィロウ・シールズ)から来客だと言われたカットニスは、奥の部屋に向かう。
その場で待っていたコリオラヌス・スノー大統領(ドナルド・サザーランド)は、第12地区の消滅をほのめかす。
凱旋ツアーでピータとの恋を国民にアピールすることなどを話しカットニスを牽制したスノーは、彼女を自分の指示に従わせる。
第12地区を担当するエフィー・トリンケット(エリザベス・バンクス)とスタイリストのシナ(レニー・クラヴィッツ)は、カットニスの家に到着する。
テレビ番組ホストであるシーザー・フリッカーマン(スタンリー・トゥッチ)は、国民を熱狂させたカットニスとピータを中継で紹介し、二人の恋の行方に注目する。
ピータを愛していることを国民に納得させるように指示されていたカットニスは、良きカップルを演ずる。
中継は終り、二人は名演だったとことを確認し、ピータは、本当のキスだと思ったと言って立ち去る。
そしてカットニスらは、12日間で12地区を回りキャピトルに向かう凱旋ツアーのため旅立つ。
エフィーに楽しむようにと言われたカットニスは、納得できずに席を外す。
カットニスの気持ちを理解するピータだったが、恋人を演じる以外は無視して、憐れむように見るのは止めてほしいと伝える。
そうすれば友達になれるかもしれないと言うピータに、友達は苦手だとカットニスは答える。
まず相手を知ることだと、ピータはカットニスに伝えて話を続ける。
第11地区に着いた一行だったが、駅での歓迎もないまま中心地に向い、ピータがスピーチする。
その場に集まった人々の深刻な表情に気づいたピータは、エフィーから渡された原稿を無視し、死亡した地区出身のスレッシュとルーへの率直な気持ちを話してしまう。
ピータは人々から拍手を受け、カットニスもマイクに向い、スレッシュとルーに感謝して敬意を表する。
一人の老人が三本の指を立てて手をあげ、カットニスの言葉を称える意思表示をする。
人々は次々と手をあげるが、老人は治安維持部隊に引きずり出され、カットニスらの目の前で射殺されてしまう。
取り乱すカットニスを落ち着かせたヘイミッチは、国民の反乱感情を煽らないよう、スノーから家族を殺すと脅されたことを彼女から知らされる。
ツアーを乗り切りたいだけだと考えるカットニスだったが、国民の関心をそらすために永遠に利用されるとヘイミッチに言われた彼女は、微笑んでエフィーの原稿を読むようにと指示される。
その後はヘイミッチの指示に従ったカットニスとピータは、自分達の愛を強調する。
それでも自分達の考えを主張する者は現れ、カットニスは悪夢にうなされる。
ツアーを監視するスノーは、民衆が納得していないことを確認する。
それに気づいていたヘイミッチは今後を不安視し、カットニスは、自分達の関係を示すためにピータと結婚する考えを伝える。
シーザーは、ピータがカットにしにプロポーズする様子を中継し、彼女らが終点のキャピトルに到着することを伝える。
大統領宮殿で歓迎を受けたカットニスとピータは、セネカの後任でるゲーム・メイカーのチーフ、プルターク・ヘヴンズビー(フィリップ・シーモア・ホフマン)をエフィーから紹介される。
ヘヴンズビーとダンスをしたカットニスは、ゲームに意味を与えるため志願したと彼に言われる。
スノーが登場し、ツアーと二人の勝者を歓迎し、婚約を祝福する。
その夜、眠れないカットニスは、民衆が戦う意思を示す影像を見ながら話をする、スノーとヘヴンズビーの密談を聞いてしまう。
カットニスが反乱分子の希望の星であることを指摘するヘヴンズビーは、彼女を抹殺する方法をスノーに提案する。
闇市を封鎖して民衆の家財を奪い、ムチ打ちや処刑を増やし、それをテレビで公開して恐怖を煽る。
その様子とカットニスとピータの婚約を交互に見せて、二人が政府側の人間だと思わせる考えを、ヘヴンズビーはスノーに語る。
そうなれば民衆が二人を憎んで殺すというヘヴンズビーの意見を、スノーは名案だと言って納得する。
第12地区に戻ったカットニスは、真っ先にゲイルと会い、逃亡する考えを伝える。
スノーが自分を殺す気だと話すカットニスは、何をしても無駄なので逃げるしかないと伝え、人々が反乱を起こし戦っている映像を見たことをゲイルに話す。
他の家族は死んでもいいのかと言われたカットニスは、リーダー役は嫌だとゲイルに伝える。
好きにするよう指示したゲイルは、この場に残ると言いながら、カットニスと共に大挙して現れた治安維持部隊を見つめる。
部隊長ラミュラス・スレッド(パトリック・セント・エスプリト)は、地区を制圧して抵抗する者を痛めつける。
スレッドに襲いかかったゲイルは、広場に連れて行かれてムチ打たれる。
それを止めようとしたカットニスは、スレッドに殴られても抵抗したため銃を向けられるが、ヘイミッチがそれを制止する。
カットニスと現れたピータがゲームの勝者である英雄だと伝えたヘイミッチは、結婚を控える二人を傷つけたら、大統領が喜ばないと言ってスレッドを納得させる。
次は銃殺だと言って広場から去るようヘイミッチに命じたスレッドは、戒厳令が敷かれていることを住民に伝える。
ゲイルを家に連れて行ったカットニスは、母とプリムローズに手当てをしてもらい、逃げずに残ることを彼に伝える。
自分が抵抗すれば家族に危険が及ぶため、カットニスは苦悩する。
第12地区の様子を映像で確認したスノーは、カットニスを制御できなければ抹殺するしかないことをヘヴンズビーに伝える。
国民を前に演説したスノーは、75周年を迎えるハンガー・ゲームは、25年ごとの記念として第三回目の大会にすることを伝える。
出場するプレイヤーは、各地区に生存する歴代勝者一人を選び戦わせるという、スノーの言葉を聞いたカットニスは愕然とする。
ヘイミッチの元に向かったカットニスは、自分を助けるべきだとピータが言いに来たと知らされるが、彼を救うことをヘイミッチに約束させる。
回復したゲイルから、あの時に逃げるべきだったと言われたカットニスは、ピータとヘイミッチと共に集会場に向かう。
第12地区のプレイヤーを決めるクジを引いたエフィーは、女性プレイヤーがカットニスで男性がヘイミッチだと伝えるが、ピータが志願する。
ヘイミッチに引き留められるもののピータの考えは変わらず、カットニスと共に三本指の手をあげた民衆に応える。
プリムローズに別れを告げたカットニスは、列車に連れて行かれる。
キャピトル。
記念大会が何もかもが別格だとエフィーから知らされたカットニスとピータは、今までの戦いは遊びで、今回の相手は殺し屋集団だとヘイミッチに言われ、同盟を組むよう指示される。
無理だと言うカットニスは説得され、相手を信頼するのではなく、生きるために手を組むようにとヘイミッチから助言される。
ヘイミッチは、第1地区のグロス(アラン・リッチソン)とカシミア(ステファニー・リー・シュルント)姉弟、第2地区のブルータス(ブルーノ・ガン)とエノバリア(メタ・ゴールディング)、第3地区のビーティー(ジェフリー・ライト)とワイレス(アマンダ・プラマー)、14歳の最年少で勝利した第4地区のフィニック・オデイル(サム・クラフリン)、ゲームに選ばれた彼の恋人の代わりとして志願した高齢者のマグス(リン・コーエン)らについてを、カットニスとピータに説明する。
パレード開始を控え、カットニスはフィニックと牽制し合う。
プレイヤー達は登場し、シーザーとコメンテーターのクラウディウス・テンプルスミス(トビー・ジョーンズ)の実況が始まる。
パレードを終えたカットニスとピータは、エレベーターで第7地区のジョアンナ・メイソン(ジェナ・マローン)に出くわし、彼女はその場で全裸になり部屋に向かう。
訓練センターでビーティーやワイレス、そして言葉を発しないマグスと接したカットニスは、その三人と組む考えがあることをピータとヘイミッチに伝える。
その後カットニスは、ヘヴンズビーらの前で特技評定を受ける。
ゲーム前夜、シーザーのショーは始り、彼はプレイヤー達を紹介する。
カットニスは、スノーの指示でシナが用意したウェディングドレスを着てステージに登場する。
シナが演出したドレスは炎に包まれ、カットニスは鳥(Mockingjay/マネシカケス)に変身する。
次に登場したピータは、永遠の愛のために結婚し、子供が生まれることを伝える。
そのため観客はゲームの中止を訴え、焦るシーザーはショーを打ち切る。
ゲームが続行されることをカットニスとピータに知らせたヘイミッチは、エフィーからチームの証に腕輪を渡される。
ヘイミッチは、エフィーと共にカットニスとピータに別れを告げる。
カットニスはヘイミッチを呼び止め、ピータを助ける約束を果たしてほしいと伝える。
誰とも組みたくなくなったとカットニスから言われたピータは、それに同意する。
シナと共に闘技場に向かうカットニスは、腕に追跡装置を埋め込まれる。
スノーから皆殺しにするという指示を受けたヘヴンズビーは、まず悪に染めると言って、ゲーム開始を指示する。
二度と会えないと言いかけたカットニスの言葉を遮ったシナは、今回も君の優勝に賭けたと伝え、彼女を抱きしめて送り出す。
ところが、シナは治安維持部隊に痛めつけられ、カプセル内のカットニスはどうすることもできない。
ゲームは開始され、武器を手に入れたカットニスは、一人を倒す。
目の前のフィニックに矢を向けたカットニスだったが、彼からヘイミッチの腕輪を見せられ、組むことを確認してピータを捜す。
マグスがピータを見つけ、彼が無事であることを知ったカットニスらは、森の中を進む。
ピータが電磁場に触れて意識不明となるが、フィニックが人工呼吸を施す。
意識を取り戻したピータを抱きしめたカットニスの様子を見ていたスノーは、あんな恋をしたいと幼い孫娘に言われる。
警戒しながら大木に上り周囲の様子を見たカットニスは、電磁場がドーム状になっていて、この場がその端であることをピータらに伝える。
野営をすることになったカットニスらは、既に8人のプレイヤーが死んだことを知る。
水が手に入らなかったカットニスらは、ヘイミッチから送られてきたスパイルを木に差し込み水分を補給する。
その後、12回の号砲と落雷があり、見張りのカットニスは、毒が含まれている霧で手を負傷する。
その場からの逃げたカットニスらだったが、ピータが霧に触れてしまい、フィニックに何かを伝えたマグスが霧の中に向かう。
マグスを案ずるフィニックを説得し、カットニスはピータを連れてその場から逃れる。
霧に触れて土手を転げ落ちた三人は、迫る霧を前に諦めかける。
突然、霧は消え去り、カットニスは、海水で傷が治ることを確認する。
三人は苦しみながら海水に浸かり、マグスのことを残念に思カットニスはフィニックを慰める。
その後、マンドリル(猿)の大群に襲われた三人は海岸に向い、ピータは第6地区のモルフリングに助けられる。
海岸に着いたピータは、傷ついた瀕死のモルフリングが息絶えるのを見届け、自分の身代わりになってくれた彼女が回収されるのを見守る。
なぜモルフリングが犠牲となってピータを助けたのか、カットニスは理解できない。
カットニスらは魚を獲って空腹を満たし、対岸の森が揺れて大波が起き、犠牲者が回収されていく様子を見る。
そこにビーティーとワイレス、そしてジョアンナが現れ、カットニスらは彼らと合流する。
カットニスは、自分のために二人を助けたとジョアンナに言われるが、その意味が理解できない。
同盟を望んでいただろうとピータに言われたカットニスは、血の雨にまみれショックを受けて放心状態のワイレスの体を洗う。
カットニスは、チクタクと言い続けるワイレスの言葉で、闘技場が時計型に設計されていることに気づく。
毎時、V字エリアの中だけで攻撃が始まり、合図が落雷で、血の雨、霧、マンドリルが最初の4時間、その後に大波が起きたとカットニスは考える。
対策を考えるカットニスは、ワイレスに襲いかかったグロスを弓で殺し、ピータとフィニックは、現れたカシミアとブルータスに対抗する。
それを監視していたヘヴンズビーは中央の島を回転させ、カシミアは振り落され、ジョアンナがカットニスの手を掴み岩にしがみつく。
カットニスは振り落されるものの助かり、彼女らは必要な物を持って岸に向かう。
ブルータスとエノバリアとチャフの三人が残っていることを仲間達と確認したカットニスは、プリムローズの助けを求める声を聞いて森に向かう。
フィニックは恋人の声を聞き、それが鳥の仕業だと彼に伝えたカットニスは、本人の声を聞かなければ真似しないと言われる。
鳥の攻撃を受けたカットニスとフィニックはその場を逃れて取り乱し、ピータに電子音だと言われてなだめられる。
カットニスは、フィニックが聞いた女性の声が、マグスが身代りになった数年前の優勝者で、彼の恋人だったことをジョアンナから知らされる。
ビーティーは、大波と落雷そして手に入れたワイヤーを利用して、海岸にいる者が感電死する方法を提案する。
その様子をヘヴンズビーは監視していた。
成功しても、その後に起きる戦いでは仲間達を殺すことができないと言うカットニスは、この場を離れることをピータに伝える。
夜中の号砲の後に離れることで納得させたピータは、カットニスを助けることを、ヘイミッチが自分にも約束したと伝える。
母とプリムローズ、そしてゲイルの写真が入ったペンダントをピータから渡されたカットニスは、家族のために生きるようにと言われる。
お互いが必要であることを確認した二人はキスする。
新たな死者が知らされ、避雷針の場所に向かったビーティーは、繫いだワイヤーのコイルを海岸に運ぶようカットニスに指示する。
ピータが同行すると言い出すが、ビーティーは、自分を守るようにと指示する。
フィニックとジョアンナが残り、カットニスはピータと海岸に行くと伝えるが、ビーティーはそれを認めない。
ピータと夜中のことを確認したカットニスは、ジョアンナと海岸に向かう。
ワイヤーが引っかかったために立ち止まったカットニスは、ジョアンナに殴られる。
そのままにしているようカットニスに伝えたジョアンナは、ブルータスとエノバリアの姿を目撃してその場を去る。
起き上がったカットニスは、切れたワイヤーを手にして戻り、ビーティーが倒れているのを確認してピータを捜す。
カットニスを捜すフィニックは、自分に矢を向ける彼女に気づき、本当の敵を考えろと伝える。
弓を下ろしたカットニスは、落雷が近づいたために木から離れろとフィニックに言われる。
矢にワイヤーを繫いだカットニスは、空に向かってそれを放ち、落雷と共に弾き飛ばされる。
電流を帯びた矢は電磁波の壁を破壊し、コントロール・ルームでその様子を監視していたスノーの前の映像は消える。
ヘヴンズビーを呼ぶスノーだったが、システムのパワーがダウンする。
ドームは崩れ落ち、回収されたカットニスは、輸送機内で目覚める。
カットニスは、ヘイミッチとフィニック、そしてヘヴンズビーが一緒に話し合っていたために驚く。
ヘイミッチに襲いかかったカットニスは情況を理解できず、スノーの監視下では話せなかったと言われる。
最初から自分を守る計画だったとヘヴンズビーに言われたカットニスは、帰還させるためにプレイヤーの半数が協力したことを知らされる。
これは革命で自分がそのシンボルだと言われたカットニスは、第13地区に向かうことを知らされ、ピータのことを尋ねる。
ジョアンナが追跡装置を摘出し、ピータはキャピトルだとヘイミッチに言われたカットニスは、ジョアンナと共に彼が捕えられたことを知らされる。
約束したはずだと言ってヘイミッチに言い寄るカットニスは、ヘヴンズビーに鎮静剤を打たれて意識を失う。
数日後に目覚めたカットニスは、寄り添うゲイルにプリムローズのことを尋ねる。
母と共に救出したとゲイルに言われたカットニスは、ゲームの後、政府はホバークラフトを送り込み、地区を爆撃したことを知らされる。
第12地区は消滅したと言われたカットニスは動揺し絶望するものの、新たな考えが浮かぶ。