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トプカピ Topkapi (1964)

1962年に発表された、エリック・アンブラーの小説”The Light of Day”を基に作製された作品。
世界の秘宝を手に入れようとする怪盗の強盗計画を描く、監督、脚本ジュールス・ダッシン、出演メリナ・メルクーリピーター・ユスティノフマクシミリアン・シェルロバート・モーリー他共演による犯罪コメディの秀作。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■
監督:ジュールス・ダッシン

製作:ジュールス・ダッシン
原作:エリック・アンブラー”The Light of Day”
脚本:モンヤ・ダニシェフスキー

撮影:アンリ・アルカン
編集:ロジャー・ドゥワイヤー
音楽:マノス・ハジダキス

出演
エリザベス・リップ:メリナ・メルクーリ

アーサー・サイモン・シンプソン:ピーター・ユスティノフ
ウォルター・ハーパー:マクシミリアン・シェル
セドリック・ペイジ:ロバート・モーリー
ジェヴァン:エイキム・タミロフ
ジュリオ:ギレス・シーガル
ハンス・フィッシャー:ジェス・ハーン
ハーバック:ティトス・ヴァンディス
ジョセフ:ジョセフ・ダッシン

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ

1964年製作 119分
公開
北米:1964年9月17日
日本:1964年12月


アカデミー賞 ■
第37回アカデミー賞

・受賞
助演男優(ピーター・ユスティノフ


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
トルコイスタンブール
女盗賊エリザベス・リップ(メリナ・メルクーリ)は、博物館”トプカピ宮殿”の秘宝”スルターンの短剣”に魅了されていた。

エリザベスは、短剣を手に入れるために、親密な関係でもある泥棒紳士ウォルター・ハーパー(マクシミリアン・シェル)に計画を持ちかける。

ウォルターは、今回の計画では素人を使うことを提案して、発明家のイギリス人セドリック・ペイジ(ロバート・モーリー)を仲間に引き入れ、警報装置を破る秘策を考える。

ギリシャに飛んだエリザベスとウォルターは、歴史家で観光ガイドでもあるイギリス人、アーサー・サイモン・シンプソン(ピーター・ユスティノフ)に目をつけて利用しようとする。

二人は、シンプソンに、高級車をイスタンブールまで運ばせる仕事をさせる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
トルコの”トプカピ宮殿”秘蔵の”スルターンの短剣”を狙う、女盗賊エリザベス・リップは、親密な関係の泥棒紳士ウォルターに計画を持ちかける。
ウォルターは、イギリス人の発明家セドリックを仲間に引き入れ、警報装置を破る秘策を考える。
その後、エリザベスとウォルターは、歴史家で観光ガイドでもあるイギリス人のシンプソンを雇う。
しかし、シンプソンは、あることがきっかけで当局に目をつけられてテロリスト扱いされてしまい、スパイの役目を強要される。
そして、予定通り、エリザベスらの計画は実行されるのだが・・・。
__________

大真面目な強盗劇と、ユーモラスなキャラクターを巧みにマッチングさせ、後に妻となる名コンビ、メリナ・メルクーリを主演に、絶妙な演出を見せる、ジュールス・ダッシンの快心作。

第37回アカデミー賞では、ピーター・ユスティノフが助演男優を受賞した。

イスタンブール世界遺産である”トプカピ宮殿”他の、風光明媚なロケーションが素晴らしい効果を上げている。

資料がないので不明なのだが、”トプカピ宮殿”の屋根のシーンなどは、実際に撮影したとしか思えない、セットでは表現不可能と思えるほどの見事さだ。

その背後に見えるボスポラス海峡マルマラ海金角湾など、パノラマのように見せてくれる景色も実に美しい。

人を惹き付ける魅力ある女性、怪盗を演ずるメリナ・メルクーリは、オーラを感じさせる独特の雰囲気で登場する。

容姿から滲み出る、ユーモラスなイメージが、作品内容に合っているピーター・ユスティノフ、プレイボーイ風ではあるが、冷静な計画実行者マクシミリアン・シェル、愉快な発明家ロバート・モーリー、出色の怪演を見せる、酔いどれコックのエイキム・タミロフ、曲芸師ギレス・シーガル、怪力のジェス・ハーンジュールス・ダッシンの息子ジョセフ・ダッシンが見世物小屋の青年役で登場する。


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