”エアフォースワン”をハイジャックされた大統領のテロリストとの戦いを描く、製作、監督ウォルフガング・ペーターゼン、主演ハリソン・フォード、ゲイリー・オールドマン、グレン・クローズ共演のサスペンス・アクション。 |
・ゲーリー・オールドマン / Gary Oldman / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
製作総指揮
トーマス・A・ブリス
マーク・エイブラハム
デヴィッド・レスター
製作
ウォルフガング・ペーターゼン
ゲイル・カッツ
アーミアン・バーンスタイン
ジョン・シェスタック
脚本:アンドリュー・W・マーロウ
撮影:ミヒャエル・バルハウス
編集:リチャード・フランシス=ブルース
特殊効果:リチャード・エドランド
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演
ハリソン・フォード:ジェームズ・マーシャル大統領
ゲイリー・オールドマン:イワン・コルシュノフ
グレン・クローズ:キャサリン・ベネット副大統領
ウェンディ・クルーソン:グレイス・マーシャル大統領夫人
リーセル・マシューズ:アリス・マーシャル
ザンダー・バークレー:ギブス警護官
ウィリアム・H・メイシー:コールドウェル少佐
ディーン・ストックウェル:ウォルター・ディーン国防長官
ポール・ギルフォイル:ロイド・シェパード大統領首席補佐官
トム・エヴェレット:ジャック・ドハティ国家安全保障担当補佐官
フィリップ・ベイカー・ホール:アンドリュー・ウォード司法長官
ユルゲン・プロホノフ:イワン・ラデク将軍
ドナ・ブロック:メラニー・ミッチェル副報道官
アラン・ウルフ:ペトロフ・ロシア大統領
エリア・バスキン:アドレイ・コルチャック
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1997年製作 124分
公開
北米:1997年7月25日
日本:1997年11月8日
製作費 $85,000,000
北米興行収入 $172,956,410
世界 $315,156,410
■ アカデミー賞 ■
第70回アカデミー賞
・ノミネート
編集・録音賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
アメリカの”デルタフォース”とロシアの”スペツナズ”両特殊部隊は協力し、カザフスタンの独裁者イワン・ラデク(ユルゲン・プロホノフ)の逮捕に成功する。
ラデクは、カザフスタンで恐怖政治を行い、20万人以上もの人々を殺害したのだった。
3週間後、モスクワ。
アメリカ大統領ジェームズ・マーシャル(ハリソン・フォード)は、ロシア大統領ペトロフ(アラン・ウルフ)との祝賀会の席上で、テロに屈しない姿勢を強調する演説を行う。
その後、マーシャル大統領は空港に向かい、”エアフォース・ワン”で次の訪問地への出発準備を始める。
空港及びエアフォース・ワンの警備は厳重を極めていたが、ロシアのTV取材班に扮したイワン・コルシュノフ(ゲイリー・オールドマン)をリーダーとしたテロリスト6人が、 大統領への取材目的で搭乗を許可されてしまう。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
マーシャル・アメリカ大統領は、モスクワでテロに対する強硬姿勢を表明する。
その後、次の訪問地に向かう大統領だったが、捕らえられたカザフスタンの独裁者であるラデクの釈放を企むテロリストのコルシュノフら一団に、大統領専用機”エアフォースワン”がハイジャックされてしまう。
死者を出しながら、大統領は脱出カプセルに避難させられるが、彼は同乗している妻子や部下を見捨てられずに機内に残り潜む。
副大統領ベネットら、国家安全保障会議がコルシュノフとの交渉にあたるが、彼は人質を容赦なく射殺していく。
そして、テロに屈しないことを誓った大統領は窮地に立たされながらも、元軍人らしく単独でテロリストらに立ち向かおうとするのだが・・・。
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なんと言っても通常旅客機とは全く違う”エアフォースワン”内部の様子や、銃撃戦にも耐えられる頑丈な機体構造などが非常に興味深い。
荒唐無稽だとは考えずに、純粋にアクションを楽しみたい時には最高の娯楽作。
緊迫感を煽る脅迫シーンや援護機の戦闘、給油機の爆発、エアフォースワンの墜落と、ウォルフガング・ペーターゼンらしい度肝を抜く迫力ある演出は見応え十分だ。
北米興行収入は約2億9000万ドル、全世界では約3億1500万ドルの大ヒットとなった。
第70回アカデミー賞では編集、録音賞にノミネートされた。
”アメリカ大統領”や”エアフォースワン”のイメージを見事に表現した、ジェリー・ゴールドスミスの勇壮な音楽も効果的に使われている。
主演のハリソン・フォードは、元軍人という役柄を活かし、悪に屈しない勇気ある大統領を熱演し、クライマックスでは操縦桿まで握り、スーパーマン並みの活躍を見せてくれる。
テロリストのリーダー、ゲイリー・オールドマンの、まさか女性まで・・・と思った瞬間、情け容赦なく射殺する残忍ぶりも凄みがあり、実力派らしい演技を見せている。
ホワイトハウスを守る副大統領役のグレン・クローズも、人間的な逞しさを感じさせる人物を好演している。
大統領夫人ウェンディ・クルーソン、その娘役リーセル・マシューズ、裏切り者の警護官役ザンダー・バークレー、大統領の命を守り犠牲になる少佐ウィリアム・H・メイシー、大統領の権限を奪おうとして企む国防長官役のディーン・ストックウェル、司法長官のフィリップ・ベイカー・ホール、大統領首席補佐官役のポール・ギルフォイル、国家安全保障担当補佐官のトム・エヴェレット、カザフスタンの独裁者ユルゲン・プロホノフ、殺される副報道官ドナ・ブロック、ロシア大統領アラン・ウルフ、テロリストの一員でパイロットのエリア・バスキンなどが共演している。