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ウーマン・トーキング 私たちの選択 Women Talking (2022)

周囲から孤立した教派のコロニーで虐げられて暮らす女性たちの苦悩を描く、製作総指揮ブラッド・ピット、監督、脚本サラ・ポーリー、主演ルーニー・マーラクレア・フォイジェシー・バックリージュディス・アイヴィーベン・ウィショーフランシス・マクドーマンドシーラ・マッカーシー他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

フランシス・マクドーマンド / Frances McDormand / Pinterest
ブラッド・ピット / Brad Pitt 作品一覧


スタッフ キャスト
監督:サラ・ポーリー
製作
デデ・ガードナー
ジェレミー・クライナー
フランシス・マクドーマンド
製作総指揮
ブラッド・ピット
リン・ルチベッロ=ブランカテッラ
エミリー・ジェイド・フォーリー
原作:ミリアム・トウズWomen Talking
脚本:サラ・ポーリー
撮影:リュック・モンテペリエ
音楽:ヒルドゥル・グーナドッティル

出演
オーナ:ルーニー・マーラ
サロメ:クレア・フォイ
マリーケ:ジェシー・バックリー
アガタ:ジュディス・アイヴィー
オーガスト・エップ:ベン・ウィショー
スカーフェイス・ヤンツ:フランシス・マクドーマンド
グレタ:シーラ・マッカーシー
メイヤー:ミシェル・マクロード
オーチャ:ケイト・ハレット
ナイチャ:リヴ・マクニール
メルヴィン/ネティ:オーガスト・ウィンター
アンナ:キラ・グロエン
ヘレナ:シェイラ・ブラウン
ミープ:エミリー・ミッチェル
アーロン:ナサニエル・マクパーランド
クラース:イーライ・ハム

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
2022年製作 104分
公開
北米:2022年12月23日
日本:2023年6月2日
北米興行収入 $5,456,530
世界 $9,262,820


アカデミー賞
第95回アカデミー賞
・受賞
脚色賞
・ノミネート
作品賞


ストーリー
教派”メノナイト”のコロニー。
ベッドに横たわるオーナ(ルーニー・マーラ)は母親アガタ(ジュディス・アイヴィー)を呼び、暴行されたことを伝える。
2010年。
男たちが家畜用の精神安定剤を女に盛り、暴行していたことが分かる。
サロメ(クレア・フォイ)は、4歳の娘ミープ(エミリー・ミッチェル)を暴行した男に襲いかかる。
暴行した犯人が逮捕され、男たちは、仲間を保釈させるために町に向かった。
女たちは、その行為を赦すかどうか、男たちがいない2日で決めなければならなかった。
無学で読み書きができない女たちは投票の方法を知り、何もせずに留まるか、留まって闘うか、あるいは去るかを選択することになる。
去ることは、天国に行けないことを意味していた。
投票の結果、残って闘うか出ていくかが同数となり、女たちの運命を決めるための話し合いに、3つの家族が選ばれた。
家族が追放され、最近戻ってきたばかりの教師オーガスト・エップ(ベン・ウィショー)が書記となった。
オーガストはオナに惹かれていた。
妊娠していたオーナら11人が、干し草置き場で話し合った。
天国に行くことを優先して”何もしない”考えのスカーフェイス・ヤンツ(フランシス・マクドーマンド)だったが、サロメは、男たちを赦すつもりはなかった。
考えを変える気のないスカーフェイスは、孫娘ヘレナ(シェイラ・ブラウン)を連れて退席し、その母親アンナ(キラ・グロエン)も席を立つ。
グレタ(シーラ・マッカーシー)は、出て行く選択肢について例を挙げて話す。
アガタから意見を求められたオーガストは、自分の考えを話し、オーナの提案で、留まって闘う利点と欠点を壁に貼った紙に書き記すことになる。
様々な意見が出た後、オーナは、何のために闘うかを明確にするべきだと考える。
オーナは、コロニーのことは皆で決めるようにして、それに参加する女は読み書きを習い、古い宗教を基に愛を説く新しい宗教を女が作れば、子供たちは守られるという考えを語る。
グレタの娘マリーケ(ジェシー・バックリー)は、夢想家の考えだと言ってオーナに反論する。
グレタから、男が要求を拒んだ場合のことを訊かれたオーナは、殺すと答えて皆を驚かせる。
男たちがこの環境を作ったことを重視するオーナは、獄中の男が暴行していない可能性もあるが、止めなかった罪もあると考え、男たちの支配が暴行の元凶だと考える。
マリーケは、その考えだと加害者も被害者と同じで、男も女も犠牲者であり容疑者は無罪ということになると意見し、オーナもそれに同意するしかなかった・・・。


解説 評価 感想

ボリビアで起きた実際の事件をヒントに2018年に発表された、ミリアム・トウズの小説”Women Talking”を基に製作された作品。

ブラッド・ピットが製作総指揮に参加し、監督、脚本はサラ・ポーリー、主演はルーニー・マーラクレア・フォイジェシー・バックリージュディス・アイヴィーベン・ウィショーフランシス・マクドーマンドシーラ・マッカーシーなどが共演した作品。

周囲から孤立した教派のコロニーで虐げられて暮らす女性たちの苦悩を描くドラマ。

娯楽性を排除し、女性たちの考えや将来の希望など、要点を端的に表現することに専念したサラ・ポーリーの演出と脚本と共に、出演者の演技は批評家に絶賛された。

第95回アカデミー賞では脚色賞を受賞し、作品賞にノミネートされた。

読み書きもできずに虐げられて暮らす女性たちの空虚さが伝わるモノトーンの映像と、美しいヒルドゥル・グーナドッティルの音楽も印象に残る。

暴行され妊娠した辛い立場でありながら、冷静に状況を判断するルーニー・マーラ、幼い娘を暴行され感情的になるクレア・フォイ、夫の暴力に耐えながら子供たちを育てるジェシー・バックリー、オーナ(ルーニー・マーラ)の母親で常に冷静なジュディス・アイヴィー、オーナに心を寄せる青年で、話し合いの書記を務めるベン・ウィショー、天国に行くことを優先して何もしない考えを貫くフランシス・マクドーマンド(製作兼)、マリーケ(ジェシー・バックリー)の母親シーラ・マッカーシー、その娘ミシェル・マクロード、マリーケの娘ケイト・ハレット、アガタ(ジュディス・アイヴィー)の孫娘リヴ・マクニール、トランスジェンダーで暴行後に子供たちとしか話さなくなった女性オーガスト・ウィンター、スカーフェイス(フランシス・マクドーマンド)の娘キラ・グロエン、その娘シェイラ・ブラウン、サロメ(クレア・フォイ)の娘エミリー・ミッチェル、マリーケの息子、ナサニエル・マクパーランド、その父親イーライ・ハムなどが共演している。


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