5456 Movies

Vフォー・ヴェンデッタ V for Vendetta (2006)

1982年から1985年にかけてイギリスのコミック雑誌”Warrior”に白黒作品として掲載され、1988年に”Vertigo”(DCコミックス)でカラーとして復刻された、アラン・ムーアデヴィッド・ロイドによる”Vフォー・ヴェンデッタ”を基に製作された作品。
独裁国家に抵抗して革命を起こそうとする謎の男の戦いに巻き込まれる女性の運命を描く、製作、脚本ウォシャウスキー姉妹、主演ナタリー・ポートマンヒューゴ・ウィーヴィングスティーヴン・レイジョン・ハートスティーヴン・フライ他共演のスリラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:ジェームズ・マクティーグ

製作
ジョエル・シルバー
グラント・ヒル
ウォシャウスキー姉妹
製作総指揮:ベンジャミン・ワイスブレン
原作
Vフォー・ヴェンデッタ
キャラクター創造
アラン・ムーア(クレジット無し)
デヴィッド・ロイド
脚本:ウォシャウスキー姉妹
撮影:エイドリアン・ビドル
編集:マーティン・ウォルシュ
音楽:ダリオ・マリアネッリ

出演
イヴィー・ハモンド:ナタリー・ポートマン
V:ヒューゴ・ウィーヴィング
エリック・フィンチ警視:スティーヴン・レイ
アダム・サトラー:ジョン・ハート
ピーター・クリーディー:ティム・ピゴット=スミス
ゴードン・ディートリッヒ:スティーヴン・フライ
ルイス・プロセロ:ロジャー・アラム
アンソニー・ジェームズ・リリマン司教:ジョン・スタンディング
デリア・サリッジ:シニード・キューザック
エサリッジ:エディ・マーサン
ドミニク・ストーン警部補:ルパート・グレイヴス
ダスコム:ベン・マイルズ
ヴァレリー:ナターシャ・ワイトマン
ヴァレリー(少女期):イモージェン・プーツ

アメリカ/ドイツ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2006年製作 132分
公開
ドイツ:2006年3月16日
北米:2006年3月17日
日本:2006年4月29日
製作費 $54,000,000
北米興行収入 $70,511,040
世界 $132,511,040


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1605年11月5日、ロンドン
革命を企てたガイ・フォークスは議事堂の爆破計画を実行するが、それに失敗して捕えられ処刑(1606年1月31日)される。

2020年11月4日。
第三次大戦後にアメリカは崩壊し、イギリスは、保守政党”ノースファイアー党”の設立者であるアダム・サトラー(ジョン・ハート)が実権を握り独裁国家となっていた。

国営放送BTNで働くイヴィー・ハモンド(ナタリー・ポートマン)は、外出禁止時間を過ぎて入るにも拘らず、食事に誘われていたため街に向い、秘密警察のフィンガーメンに襲われそうになる。

その場にい現れた”ガイ・フォークス”の仮面を被った男(ヒューゴ・ウィーヴィング)は、フィンガーメンを叩きのめしてイヴィーを助ける。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
2020年11月4日。
国営放送BTNの局員イヴィー・ハモンドは、秘密警察のフィンガーメンに襲われるが、400年前に革命を起こそうとした”ガイ・フォークス”の仮面を被った男Vに助けられる。
日付が変わった11月5日、過去を思い出すべきだと語るVは、イヴィーの前で”オールド・ベイリー”(中央刑事裁判所)を爆破する。
混乱するイギリスを統治する独裁者サトラーが率いるノースファイアー党に制裁を加えるため、Vは計画を実行し始める。
悲しい過去を背負うイヴィーはVの影響を受け、彼の計画に手を貸そうとするのだが・・・。
__________

マトリックス」三部作、「ムーラン・ルージュ」(2001)、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(2002)などの助監督を務めたジェームズ・マクティーグの監督デビュー作品。
マトリックス」シリーズのジョエル・シルバーウォシャウスキー姉妹(脚本兼)が製作を担当している。

17世紀初頭に起きた、イングランド国教会優遇政策に反対する、カトリック教徒の過激派によるクーデター未遂事件”火薬陰謀事件”の実行責任者である、ガイ・フォークスの遺志を受け継いだ謎の男の反乱計画を描くスリラー。

近未来の独裁国家を舞台に、抑圧された国民に過去を思い起こさせながら、統治者に制裁を加えるため権力に立ち向かう男の戦いと、彼に影響を受けて運命を共にする女性の生き様を描く、重厚な内容となっている。

北米興行収入は約7100万ドル、全世界では約1億3300万ドルのヒットとなった。

北米公開は2005年11月5日に予定されていたが、4か月前に起きた”ロンドン同時爆破事件”での地下鉄爆破と、本作のクライマックスが重なるという配慮から翌2006年3月の公開に変更された。

オーディションで役を得た主演のナタリー・ポートマンは、単なるテレビ局員から、国家の運命を担う人物に変貌していく女性を、スキンヘッドにまでなって熱演している。

独裁政権の犠牲者でもあった、復讐を企む謎の男を演ずるヒューゴ・ウィーヴィングは、命を落とすまで一度も素顔を見せないのだが、クライマックスで、マスクを外す群衆の中の1人として一瞬だけ登場している。

テロ事件を追うスコットランドヤードの警視スティーヴン・レイ、独裁国家を統治する保守政党の議長ジョン・ハート、党幹部である秘密警察の長官ティム・ピゴット=スミス、人気コメディアンであるテレビ番組のホスト、スティーヴン・フライ、党の宣伝担当ロジャー・アラム、党員である司教ジョン・スタンディング、ウィルス実験に関わった科学者シニード・キューザック、党幹部エディ・マーサンベン・マイルズスコットランドヤードの警部補ルパート・グレイヴス、Vの隣の監房に捕えられていた、手紙により主人公に勇気を与える女性ナターシャ・ワイトマン、その少女期のイモージェン・プーツなどが共演している。


Translate / 翻訳
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2022