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忘れられない人 Untamed Heart (1993) まだ評価されていません。

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スタッフ・キャスト/製作年/製作費/上映時間/興行収入
・アカデミー賞
全ストーリー(結末あり)
解説(簡略ストーリー)
★★★☆☆

心臓病を抱える孤独な青年と幸せに恵まれない女性のはかない恋を描く、製作、監督トニー・ビル、主演クリスチャン・スレイターマリサ・トメイロージー・ペレス他共演の恋愛ドラマ。


ドラマ(ロマンス)


スタッフ キャスト ■

監督:トニー・ビル
製作
ヘレン・バック・バートレット
トニー・ビル

製作総指揮:J・ボイス・ハーマンJr.
脚本:トム・シエルチオ
撮影:ヨスト・ヴァカーノ

編集:ミア・ゴールドマン
音楽:クリフ・エデルマン

出演
アダム:クリスチャン・スレイター

キャロライン:マリサ・トメイ
シンディ:ロージー・ペレス
ハワード:カイル・セコー
パッツィ:ウィリー・ガーソン
マザー・カミラ:クローディア・ウィルキンス

アメリカ 映画
配給 MGM
1993年製作 102分
公開
北米:1993年2月12日
日本:1993年10月23日
製作費 $6,000,000
北米興行収入 $18,899,200


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■

孤児のアダムは、生まれつき心臓疾患を抱えていた。

そんなアダムは、施設のマザー・カミラ(クローディア・ウィルキンス)らに見守られながら日々を過ごす。
___________

ミネソタ州、ミネアポリス
ダイナーでウエイトレスをしながら美容学校に通うキャロライン(マリサ・トメイ)は、恋人にフラれてしまう。

男運の悪いことを気にするキャロラインは、同僚のウエイトレスで親友のシンディ(ロージー・ペレス)に愚痴をこぼして励まされる。

店を出たキャロラインを、雑用係の青年アダム(クリスチャン・スレイター)が見つめる。

ある日キャロラインは、アダムが手を切ったことに気づき、傷を手当てする。

クリスマスツリーの販売店でバイトをしているアダムが、木で手を切ったことを知ったキャロラインは、子供の頃、プラスチックのツリーしか飾ってもらえなかったことを話す。

無口で内気なアダムは、何も語ろうとしない。

呼ばれたキャロラインは、タバコの自動販売機が故障していると、客のハワード(カイル・セコー)とパッツィ(ウィリー・ガーソン)に言われる。

機械を直してハワードにタバコを渡したキャロラインは、二人にいい印象を持たない。

ハワードに呼ばれたキャロラインは、パーティーで会ったことがあると言われる。

そのことを思い出したキャロルは、機械のことを謝罪してハワードの注文を聞く。

歩いて家に帰るキャロラインは、酔ったハワードとパッツィに絡まれて、レイプされそうになる。

ハワードがキャロラインを押し倒して乱暴にしたため、彼女は気を失ってしまう。

そこに現れたアダムが、ハワードとパッツィを叩きのめし、キャロラインを抱きかかえて家に運ぶ。

ポーチでキャロラインの様子を見ていたアダムは、彼女が目覚めて驚いたため、何も言わずにその場を去る。

ショックを受けたキャロラインは店を休み、ショッピングモールのエスカレーターでアダムと出くわすものの、何も話さなかった。

弟に車で送ってもらい店に復帰したキャロラインは、傷だらけのハワードが病院で手当てを受けていたことを、それを見かけたオーナーから知らされる。

アダムを奥に連れて行ったキャロラインは、自分をつけていたのかを問い、助けてもらったことを感謝して、誰にも言わないでほしいと伝える。

つけていたのかを再び聞かれたアダムは、心配だったために、毎日つけていたことをキャロラインに伝えて謝罪する。

謝ることはないとアダムに伝えたキャロラインは、事件の夜は、遅れて店を出たために助けるのが遅かったと言われる。

キャロラインは、助けてくれたことがとにかくうれしかったと伝える。

アダムについてキャロラインから聞かれたシンディは、彼を変人扱いする。

着替えていたアダムの大きな胸の傷が気になったキャロラインは、彼をホッケーの試合に誘う。

弟が迎えに来ないため仕方なく歩いて家に向かおうとしたキャロラインは、アダムと一緒に帰ることになり、彼の家に寄る。

簡単な会話を交わしたキャロラインは、店が休みになるクリスマスを楽しく過ごすよう伝えてその場を去る。

クリスマス・イヴの朝。
目覚めたキャロラインは、部屋に本物のツリーが飾ってあったために驚く。

それがアダムのしたことだと気づいたキャロラインは、クッキーを焼いて彼の家に向かう。

ツリーのことを感謝されたアダムは、古いレコードを見せる。

それを”魔法”のレコードと言うアダムは、施設でマザー・カミラに聴かされた話をする。

辛い時にそれを聴くことをキャロラインに伝えたアダムは、それをかける。(曲:Nature Boy

アダムは、ジャングルで暮らしていた冒険家の父が、病弱だった自分を救うために宝を盗み、ヒヒの王と対決して息絶えたという話もする。

それが息子を救うためだったことを知ったヒヒの王は、心臓を自分に提供してくれたと言うアダムの話を、彼が予言した様に雨が止んだたために、キャロラインは信じる気にもなる。

髪の毛を切らせてほしいとキャロラインに言われたアダムは、彼女の家に向かう。

将来のことをキャロラインに聞かれたアダムは、病弱で人と接することを禁じられたため、人付き合いがうまくできないことを伝える。

実の父に捨てられてから運がないことを話すキャロラインは、アダムに手を握られ、彼を部屋に誘う。

二人は求め合い、殆ど人と接したことがないアダムは涙し、恋をしたと言うキャロラインは、自分のハートをあげると彼に伝える。

キャロラインからニューイヤーズ・イヴの家族パーティーに誘われたアダムは、遠慮して2時間もポーチで過ごす。

それを知ったキャロラインは、新年を祝う家族達の様子を見ながら、キスしてほしいことをアダムに伝える。

シンディからダブル・デートに誘われたキャロラインは、付き合っている人がいると言ってそれを断り、相手がアダムだと教える。

それを信じないシンディがアダムを見下すため、キャロラインは涙しながら、レイプされかけた際に彼に助けられたことを話す。

キャロラインを気遣うシンディは、デートの約束をしてしまったと言って、相手に会うだけでいいので付き合ってほしいことを伝える。

仕方なくクラブに向かったキャロラインは、その後、自分達の店に行くことになったために戸惑う。

アダムには友達だと言えばいいと言われたキャロラインは、傷つきやすい彼を気にして捜すものの見つからない。

店のごみを捨てていたアダムは、ハワードとパッツィに襲われてナイフで腹部を刺される。

店に戻り倒れ込んだアダムに気づいたキャロラインは、救急車を呼び病院に付き添う。

医師から、ナイフの傷よりも心臓が弱っていると知らされたキャロラインは、移植が必要でありドナーが現れるまで安静が必要だと言われる。

その後、今回の件は事件となり、警察の面通しに協力したキャロラインは、ハワードとパッツィが犯人だと警官に伝える。

翌朝、点滴や計器を外したアダムは、病院を抜け出してしまう。

美容師の実地試験を受けたキャロラインは、モデルになった婦人が小言ばかり言うため、憤慨してその場を去る。

自宅に帰ったキャロラインは、シンディに電話をして病院まで車で送ってもらおうとするが、アダムがその場に現れる。

アダムを気遣うキャロラインは、花を持参してくれた彼の優しさに感激する。

ハワードとパッツィが逮捕されたことをアダムに知らせたキャロラインは、レイプ未遂のことも警察に話したと伝える。

試験のことを気にするアダムに、美容師は自分に向かないとキャロラインは答える。

心臓移植の話になったアダムは苛立ち、今のままでいいと言ってある話を始める。

ツリーを飾った時にキャロラインの寝顔を見たと言うアダムは、その日以外も家に忍び込み、同じことをしたと告白する。

このハート(心)を奪われたら生きる望みも安らぎもなくなると言うアダムは、キャロラインを愛せず失ってしまうと伝える。

愛は心と魂に宿るもので”ハート”は単なる言葉だと答えるキャロラインは、寄り添っていてくれなければ心が痛むと言うアダムと愛し合う。

仕事に復帰したアダムは、キャロラインと共に人々と触れ合う。

アダムの27歳の誕生日を祝うキャロラインは、目的地は知らせずに出かける提案をする。

自分にもプレゼントがあると言われたキャロラインは、アダムとの愛を確かめ合う。

目隠しをして連れて行かれたホッケーの試合を楽しむアダムは興奮する。

選手の放ったショットでパックが観客席に飛び込み、それをアダムがキャッチする。

帰りの車の中で楽しんだことを伝えるアダムは、キャロラインと同じくらいホッケーが好きになったと伝える。

アダムは、運転するキャロラインを見つめながら眠ってしまう。

家に着いたキャロラインはアダムを起こそうとするが、何も答えない彼が、息を引き取っていることに気づく。

ショックを受けたキャロラインは、その場で泣き崩れる。

アダムの葬儀は、店の同僚や客、そしてキャロラインと家族なども参列して行われる。

シンディに愛を伝えたキャロラインは、悔いはないことを伝える。

天使のようなアダムと出会えてよかったと言うキャロラインは、生れて初めて何かをやり遂げることができたと語り、それが彼を愛することだと伝える。

その後、アダムの部屋に向かったキャロラインは、自分へのプレゼントが、”魔法”のレコードだったことを知りそれを聴く。(曲:Nature Boy

”夢が叶ったからもうレコードは要らない、これを聴いて僕を思い出してほしい、君のハートを持っている、僕のハートは君を忘れない・・・”

アダムからのメッセージを読みながら、キャロラインは彼を想う。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

ミネソタ州、ミネアポリス
ダイナーでウエイトレスをしながら美容学校に通うキャロラインは、恋人にフラれてしまい、男運が悪いことを嘆き、同僚で親友のシンディに愚痴をこぼす。
そんなキャロラインは、夜中に歩いて帰宅する際、客のハワードとパッツィに絡まれてレイプされそうになる。
そこに現れた店の雑用係のアダムは、二人を叩きのめしてキャロラインを助ける。
キャロラインはアダムに感謝し、心を閉ざし無口で内気な彼が、自分に好意を抱き守ろうとしてくれていたことを知る。
その後もアダムの優しさに触れて、恋心を抱くようになったキャロラインは、心を開いた彼から、生まれながらの心臓病のため、人との接触を避けて生きてきたことを知らされる・・・。
__________

幸せとは縁遠い若い男女の純粋な恋愛を描くドラマは、少々出来過ぎの感はある。

しかし、もの悲しい”Nature Boy”の曲などが効果的に使われたその雰囲気が、1950年代のメロドラマを思わせる古風な内容となっているところに注目したい。
エンドロールで流れる、ナット・キング・コールが歌う”Nature Boy”が非常に印象的だ。

当時の期待の若手スター二人の共演や、涙を誘う内容は話題になった。

名作「スティング」(1973)の製作者として、若くしてアカデミー作品賞を受賞したトニー・ビルの演出は、もの悲しい雰囲気の中にユーモアもあり、主人公らが暮らす街の生活感などもうまく描かれている。

主演のクリスチャン・スレイターは、持病を抱え内気ではあるものの、冒険家だったという父の血を受け継ぎ、勇気ある行動で心惹かれる女性を守る、男らしい青年を好演している。

前年の「いとこのビニー」(1992)でアカデミー助演賞を受賞していたマリサ・トメイは、クリスチャン・スレイターより5歳年上であり、30歳手前とは思えないキュートな魅力でヒロインを熱演している。

ヒロインの同僚であり親友のロージー・ペレス、ヒロインをレイプしかけ主人公を傷つける青年カイル・セコーウィリー・ガーソンなどが共演している。


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