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午前2時の勇気 Two O’Clock Courage (1945)

事件に巻き込まれて記憶を失った男性が出会った女性と共に真相を解明しようとする姿を描く、監督アンソニー・マン、主演トム・コンウェイアン・ラザフォードリチャード・レーンレスター・マシューズ他共演のフィルム・ノワール

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:アンソニー・マン
製作:ベンジャミン・ストロフ
原作:ゲレット・バージェス”Two O’Clock Courage”
脚本:
ロバート・E・ケント
ゴードン・カーン
撮影:ジャック・マッケンジー
編集:フィリップ・マーティン
音楽:ロイ・ウェッブ

出演
ザ・マン/テッド”ステップ”アリソン:トム・コンウェイ
パティ・ミッチェル:アン・ラザフォード
アル・ヘイリー:リチャード・レーン
マーク・エヴァンス:レスター・マシューズ
スティーブ・メイトランド:ローランド・ドリュー
ビル・ブレナー警部:エモリー・パーネル
ヘレン・カーター:ジェーン・グリア
バーバラ・ボーデン:ジーン・ブルックス

アメリカ 映画
配給 RKO
1945年製作 68分
公開
北米:1945年4月13日
日本:未公開


ストーリー
酔って怪我をしながら道路を渡ろうとした男性(トム・コンウェイ)は、パティ・ミッチェル(アン・ラザフォード)が運転するタクシーにぶつかりそうになる。
男性に注意したパティは、酔っていたためにタクシーに乗せようとするが、頭から出血していたので驚き殴られたと思う。
男性を車に乗せたパティは病院に向かおうとするものの、彼が記憶喪失だと知る。
パティは、人が好さそうな男性が病院に行きたがらないために、車を止めて、彼のことを調べようとする。
軽傷だと確認したパティは、帽子のイニシャル”R”と”D”に気づき、男性と共に名前を考える。
名前が思い浮ばない男性は所持品を確認し、パティは、ホテルのマッチに気づくものの、彼は何も思いだせない。
パティが元女優だと知った男性は、親切にしてくれる彼女の提案で警察に向かう。
警察署の入り口では、演劇プロデューサーの”ロバート・ディリング”が、自宅で射殺されたという号外が配られていた。
その場に着き新聞を手にしたパティと男性は、”ロバート・ディリング”のイニシャルが”R.D.”だと気づく。
男性は、自分が事件に関係していると考え、パティに迷惑をかけたくないために1人で解決しようとする。
男性が悪人とは思えないパティは、最後まで付き合うことを彼に約束し、警察署には入らずタクシーでその場を去り、真相を解明しようとするのだが・・・。


解説 評価 感想

1934年に発表された、ゲレット・バージェスの小説”Two O’Clock Courage”を基に製作された作品。

名匠アンソニー・マンの初期の監督作品で、主演はトム・コンウェイアン・ラザフォードリチャード・レーンレスター・マシューズなどが共演している。

事件に巻き込まれて記憶を失った男性が、出会った女性と共に真相を解明しようとする姿を描くフィルム・ノワール

主人公が記憶喪失であるため、そのアイデンティティがまったく白紙の状況から、一つ一つ謎が解明していくスリリングな展開に加え、コメディとも言えるユーモアをまじえたアンソニー・マンの軽快な演出が見どころの作品。

怪我をして記憶を失い、事件に関係した可能性があり、何とか真相を解明しようとする主人公を熱演するトム・コンウェイ、彼が悪人に思えず協力し、やがて愛し合うようになる元女優でタクシードライバーを魅力的に演ずるアン・ラザフォード、事件を取材する記者を愉快に演ずるリチャード・レーン、主人公の友人である劇作家レスター・マシューズ、彼とトラブルになるローランド・ドリュー男性、事件を捜査する警部エモリー・パーネル、主人公の女友達ジェーン・グリア、女優のジーン・ブルックスなどが共演している。


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