トゥームレイダー ファースト・ミッション Tomb Raider (2018)

600ドル稼げるレースに参加したララだったが、パトカーに衝突してしまい警察署に連行される。

現れたリチャードのビジネス・パートナーであるアナ・ミラー（クリスティン・スコット・トーマス）から、父が失踪して7年が経つため、その死を認めるようにと言われたララは、遺産を相続する書類にサインすることを求められる。

それを拒むララに、相続しないとリチャードの全財産が売り払われると伝えたアナは、簡単には彼女を説得できなかった。

リチャードが旅立つ度に寂しい思いをしたララは、母の形見の特別な力があるペンダントを受けとった時のことを思い出す。

誰かに会いたくなったら、強く握って念ずれば相手に通じる、これがあればいつも一緒だと言い残し、二本の指にキスしておでこに当てて去ったリチャードをララは見送る。

翌日、クラフト・ホールディングス本社ビルに向かったララは、アナとヤッフェ（デレク・ジャコビ）から、リチャードの死亡確認証書を渡され、それにサインしようとする。

リチャードが亡くなった際に渡すようにという遺言に従うヤッフェから、日本のからくり箱を渡されたララは、サインする前にそれを開ける。

リチャードと写る7歳の時の写真、鍵、そして”終着点での最初のレター”と書かれたメモを確認したララは、ヤッフェから手紙は預かっていないと言われる。

席を外して屋敷に向かったララは、クラフト家の用意されたリチャード墓で鍵穴を見つけて、差し込んで回す。

地下室へのドアが開き、研究室だった内部を調べたララは、リチャードが何かを調査していたことを知り、”観るように”というメモが貼られたビデオカメラの映像を再生する。

妻の死で立ち直れなかったリチャードは、この世以外の世界や神秘の力がある証拠を探し求め、彼女をもう一度、感じたいと思い、それに人生を捧げた。

悪事を考える者が奪えば大惨事になる可能性がある、自分が調べた古代の女王の資料をすべて焼却してほしいというリチャードのメッセージを観たララは考え込む。

リチャードが録音したテープと卑弥呼の資料をチェックしたララは、彼女が葬られた孤島に向かう船の持ち主である、香港のルー・レンからの2万ドルの船代請求の手紙を確認する。

質屋に向かったララは、父から譲られたペンダントを店主のマックス（ニック・フロスト）に見せる。

妻のパメラ（ジェイミー・ウィンストン）と相談したマックスは、1万ポンドを提示し、結局は8000ポンドでララを納得させる。

香港。
ルー・レンを探すララは少年達にバッグを奪われ、それを追って奪い返すものの、ナイフで脅される。

ある船に逃げ込んだララは、銃を発砲して少年達を追い払ってくれたのがルー・レン（ダニエル・ウー）だと知るものの相手にされない。

酔っていたルー・レンは気を失ってしまい、目覚めた彼は、ララから事情を聞き、船の件は父がリチャードに約束したことだと伝える。

ルー・レンの父が船で出て行ったことを知ったララは、それがリチャードが失踪した7年前だと考え、日本の沖合の絶海の孤島が目的地だと話す。

無数にある島の中から、”魔の海”にある島が目的地だということを知ったララは、ルー・レンに協力を求めて金を渡す。

船で旅だったララは、卑弥呼の墓に向かうには試練が待ち構え、同じ目的で行動する敵で、世界制覇のために女王を武器として利用しようとしている可能性がある秘密組織”トリニティ”の存在を知る。

7年前に父と別れた時の夢を見たたララは嵐で目覚め、島の直前でルー・レンから船を捨てると言われ、資料を持って脱出しようとする。

船は岩に衝突し、ルー・レンとはぐれたララは海に飛び込み、岸までたどり着くものの、何者かに殴られて意識を失う。

翌朝テントの中で目覚めたララは、その場にいたマサイアス・ヴォーゲル（ウォルトン・ゴギンズ）から、岩礁に頭をぶつけたと言われる。

リチャードのライバルだった考古学者のヴォーゲルは、ララが持っていた資料のノートを手にしながら、目的は同じだということを知らせる。

協力を求めたリチャードから、世界を救うと言って断れたため、ヴォーゲルは彼を殺したことをララに伝える。

ショックを受けたララは外に出て、傭兵達に銃で監視されている労働者が、採掘作業を行っていることを知る。

ルー・レンも捕らえられて作業をしていることを知ったララは、”パトナ”という企業が絡んでいることを確認する。

ララの持っていた資料に従い、ヴォーゲルはキャンプを移す。

父が殺されたことをルー・レンに伝えたララは、彼の父も同じく殺されたことを知る。

目的地に到着して作業を始めさせたヴォーゲルは、ララの前で、病気の男を容赦なく射殺する。

抵抗したルー・レンはララを逃がすものの、ヴォーゲルに銃撃される。

崖を渡ろうとして発砲され川に落ちたララは、滝に落下しそうになるものの、太平洋戦争当時の朽ち果てた爆撃機にしがみつく。

翼の上に乗ったララは、それが折れて落下したために機体に飛び移り、内部に入るものの傾き始める。

機体は落下して崖の間で止まり、このままでは滝に落ちると考えたララは、その場にあったパラシュートを手にする。

落下したララはパラシュートを開き、林の中に着地する。

脇腹に刺さった枝を抜いたララは、夜まで身を潜めて休む。

追ってきた傭兵に襲われたララは格闘の末に相手を倒し、現れた男を追う。

洞窟に逃げ込んだ男がリチャードだと気づいたララは、彼に話しかけるものの思い出してもらえない。

いつもしていたキスするポーズでララだと気づいたリチャードは、怪我をしている彼女の治療をして休ませる。

翌日、ついに墓の入り口を発見したヴォーゲルは、それを本部に伝えて輸送機の手配をする。

ララが大学に通っていないことを知ったリチャードは、これからでも遅くないと伝えて、一番つらかったのは再会を諦めた時だったと話す。

卑弥呼からは逃げられないと言うリチャードは、トリニティは墓を暴き、女王の力を利用するつもりだとララに伝える。

それを阻止しようとするリチャードは、墓のことは自分しか知らないため、死んだとも思われていることと、資料は焼却したはずなので発見はされないと考える。

ララが資料を処分していなかったと知ったリチャードは、ララから燃やしていれば会えなかったと言われる。

ヴォーゲルが墓を見つければ、卑弥呼の呪いが世に放たれると言うリチャードは、娘を守るつもりだったと伝えてララを責める。

ララが勇敢なことは認めたリチャードは、島からの脱出を提案されるものの不可能だと伝える。

ヴォーゲルが持っている衛星電話で助けを呼ぶというララに、傭兵がいるので無理だと伝えたリチャードは、自分はもう別人だと言って諦める。

その場にあった弓矢を手にしたララは、リチャードの制止も聞かずにキャンプに向かう。

傭兵を殺して銃を奪ったララは、それをルー・レンに渡して島から脱出することを伝える。

それに気づいたヴォーゲルらと銃撃戦になりながら、ルー・レンらを安全な場所に向かわせたララは、ヴォーゲルの衛星電話を奪い、墓の入り口にリチャードがいることに気づく。

ヴォーゲルに捕らえられて扉を開けるよう指示されたリチャードは、それを拒む。

現れたララはリチャードを助けようとするものの、ヴォーゲルが彼に銃を向ける。

リチャードから、自分のことは考えずに矢を放ち、卑弥呼の発掘を阻止するよう指示されたララだったが、父を見捨てることができずに仕方なく弓を下ろす。

自分が開けるというララは扉の仕掛けを操作し、それが地下に崩れ落ちる。

ララを先頭に地下に下りたリチャードらは、脱出を阻止する罠を確認しながら、谷に梯子を渡して奥に進む。

一行は床が落ちていく罠にハマり、ララは閉じた扉の鍵穴を見つける。

リチャードらが何色もの鍵を探し出してララに渡し、色を組み合わせて扉を開けて奥に向かう。

卑弥呼の侍女の無数の墓を確認したヴォーゲルらは、女王の石棺を見つける。

傭兵がそれを開けて卑弥呼の遺体が現れるものの、それは朽ち果てる。

周囲の壁画などを見たララは、卑弥呼が邪悪な存在ではなく、自ら島を目指した彼女が犠牲になり、世界を救ったと考える。

ヴォーゲルから卑弥呼を運び出すよう指示された傭兵が遺体に触れた瞬間、それが仕掛けで起き上がる。

傭兵が何かに感染したため、ララは、卑弥呼の魔術と思えたものは、疫病の病原体のせいだったことに気づく。

苦しみ銃を乱射した傭兵をヴォーゲルは射殺し、病原体を運び出して人類は滅ぼそうとするトリニティの狙いをリチャードは理解する。

目の前で起きたことを考えると否定もできないヴォーゲルは、卑弥呼の指を切り落としてビニール袋に入れて持ち帰ろうとする。

その隙にララが武器を手にし、銃を奪ったリチャードがヴォーゲルを銃撃して彼女を逃がす。

傭兵に襲われたリチャードは相手を倒すものの、感染してしまう。

侍女の墓に隠れていたララは、追ってきた傭兵に見つかるものの、罠をかわしてリチャードの元に戻る。

ヴォーゲルを追うよう指示したリチャードは、感染したがことをララに伝える。

この場から離れヴォーゲルを止めて脱出するようにとララに伝えたリチャードは、自分は卑弥呼を葬ると言って、指示通りにすることを彼女に約束させる。

ララを納得させたリチャードは、いつものキスの仕草をして彼女を出口に向かわせる。

谷に向かったララは、ヴォーゲルが渡ろうとしていた梯子に飛びつく。

二人は格闘になり、梯子を谷に落としたララは、ヴォーゲルに抑え込まれて殺されそうになる。

爆弾をセットしたリチャードは、自爆してその場を吹き飛ばす。

それに驚くヴォーゲルに襲い掛かったララは、彼の口に卑弥呼の指を押し込み、苦しむ彼を谷に突き落とす。

内部の崩壊が始まり、反対側に飛び移ったララは落ちそうになるものの、何とか這い上がり通路を通って地上に向かう。

塞がった入り口でララを捜すルー・レンは、無事だった彼女を助ける。

そこにパトナの輸送ヘリコプターが到着し、パイロットを脅したララとルー・レンらは、それに乗って陸に向かう。

ロンドン。
リチャードの死亡確認書にサインしたララは、アナから企業のトップになると言われ、ヤッフェからは資産リストを渡される。

会社の経営は今後も自分に任せるとララから言われたアナは、希望なら引き受けると伝える。

自分はビジネスには向かないと言うララは、アナが席を立った後で、傘下の会社のリストを確認して驚き、部屋を出るアナを見つめる。

屋敷に戻りリチャードの研究室に向かったララは、秘密組織トリニティの人類制服計画を調べていた父の資料をチェックし、アナが子会社のパトナを利用し、自分が遺産を引き継ぐように操作したことに気づく。

クラフト家には責任があると考えたリチャードの遺志を受け継いだララは、使命を感じる。

質屋に向かったララは、マックスから母のペンダントを買い戻す。

奥の部屋に武器があることに気づいたララは”H&K USP”が気に入り、パメラから拡張マガジンつきだと言われて、それを二丁手に入れる。