整列したカスターは、ネッドに気づいて襲い掛かり騒ぎを起こしたために、司令官のフィリップ・シェリダン大佐(ジョン・ライテル)の元に向かうようテイプから命ぜられる。
騒ぎを起こした理由を訊かれたカスターを退学させようとしたシェリダンだったが、厳密には彼がまだ入学していないことを知り、退学は見送られる。
カスターに軍人としての資質があることを感じたシェリダンだったが、テイプは、ユリシーズ・S・グラント以来の落ちこぼれになると考える。
その後カスターは、度重なる規則違反により罰を受けながら、校内一の劣等生というレッテルを貼られる。
やがて、リンカーンが大統領になったために、カスターの予想通りに南北戦争が始まる。
来校したスミス上院議員(マイナー・ワトソン)の指示により、南部出身の候補生は、フィッツヒュー・リー大尉(レジス・トゥーミー)と共にその場を去る。
北軍は戦況不利となり、卒業前の士官候補生の入隊が噂された。
開校以来の最悪な士官候補生と言われたカスターが、戦場では才能を発揮すると考えるシェリダンだったが、彼を嫌うテイプはそれに意見する。
そんな時、ミシガン州のモンローからやって来たエリザベス・ベーコン(オリヴィア・デ・ハヴィランド)から、シェリダンの宿舎に行きたいと言われたカスターは、任務中であったためにそれに答えようとしない。
憤慨したエリザベスはその場を去るが、指令室に行く指示を受けたカスターは、彼女を呼び止める。
一目でエリザベスに惹かれたカスターは、規則で話せなかったことを伝え、誤解が解けた彼女に自分もモンロー出身だと言って安心させる。
エリザベスの父がシェリダンの旧友だと知ったカスターは、夜、散歩をすることを彼女と約束をして指令室に向かう。
シェリダンから最悪である成績のことなどを訊かれたカスターは、不祥事の件も追及され、無事に卒業できた場合には騎兵隊への入隊を希望していることを伝える。
卒業証書を渡されたカスターは、ワシントンD.C.に向かい期待に応えるようにとシェリダンから言われ、1時間後の汽車で出発するよう指示されたために戸惑う。
カスターが現れないために苛立つエリザベスは、約束を破った士官候補生の名前を知りたがる父サミュエル(ジーン・ロックハート)に、その相手と結婚することを伝える。
ワシントンD.C.。
南軍が迫る中、3週間も待機していたカスターは、副官に会うために騒ぎを起こすが、その副官が自分を嫌うテイプだったために驚き、要望を聞いてもらえない。
レストランに向かったカスターは、その場に総司令官のウィンフィールド・スコット中将(シドニー・グリーンストリート)が現れたため、彼に食事を譲り気に入られる。
副官のテイプに嫌われていると言うカスターを連れて司令部に戻ったスコットは、彼を第二騎兵隊に配属するようテイプに命ずる。
第二騎兵隊、野戦本部。
隊員に挨拶したカスターは、その場にネッドがいることを気にもせず、戦地に向かう。
1861年7月21日、午後4時。
指揮を執ると言うネッドを殴り倒したカスターは、先陣を切って勇敢に戦い、負傷しながらも戦果を挙げて、現れたシェリダンから傷を治療するようにと言われる。
病院に見舞いに来たシェリダンから勲章を渡されたカスターは、モンローのベーコン氏への紹介状を希望して、快く承諾される。
モンロー。
帰郷したカスターは、酒場で愉快に”Garryowen”を歌うクイーンズ・オウン”バトラー中尉(ジョージ・P・ハントレーJr.)と意気投合する。
そこに現れた男性がエリザベスの父親サミュエルとも知らずにカスターは口論となり、彼を侮辱して追い払ってしまう。
メイドのキャリー(ハティ・マクダニエル)と共に占いをしていたエリザベスは、男性が現れると言われた直後に玄関のベルが鳴る。
占い通りに現れた男性がカスターだったために驚いたエリザベスは、父と約束があると言う彼が、実は自分に会いたかったことを知る。
約束を守れなかったのには理由があると言われたエリザベスは納得し、カスターと話をして楽しい時を過ごす。
そこにサミュエルが帰宅し、シェリダンの紹介者だとエリザベスから言われて来客に会うのだが、それが酒場で揉めたカスターだったために驚く。
激怒したサミュエルから追い出されたカスターは、キャリーから夜の9時に来るようにと言われる。
その夜、庭で待っていたキャリーに見張られながら、二階のバルコニーに上ったカスターは、エリザベスにキスする。
命令が下ったために部隊に戻るとエリザベスに伝えたカスターは、将軍になり結婚すると言って、それを彼女に承諾してもらいその場を去る。
戦況が悪化する中、ゲティスバーグに部隊を総動員する決断をしたスコットは、指揮官を指名するようテイプに命ずる。
それを文書にさせたテイプは、第二騎兵隊のカスターを旅団長ににする命令書を誤って作成してしまったことに気づかない。
少尉のカスターは将軍と言われてからかわれるが、准将に任命するという命令書が届いたために驚く。
仕立て屋に特注の軍服を作らせたカスターは、戦地に向かい指揮を執る。
自軍が劣勢であることを知ったスコットは、送り込んだ義勇軍に頼るしかなくなり、テイプは、その指揮官がカスターであることにようやく気づく。
部隊を指揮して勇敢に戦うカスターだったが、テイプは手違いを修正して彼を少尉に戻そうとする。
しかし、カスターは”ゲティスバーグの戦い”などで大きな戦果を挙げ、テイプの考えとは裏腹に、その戦いぶりにスコットは満足する。
北軍は勝利し、英雄としてモンローに帰郷したカスターは、自分を恨んでいたサミュエルにも歓迎されて、迎えに来たエリザベスを抱きしめる。
サミュエルに婚約したことを伝えたカスターとエリザベスは、その日のうちに結婚式を挙げる。
1866年。
サミュエルも世を去ったある日、ネッドが父ウィリアム(ウォルター・ハムデン)と共に屋敷を訪れ、二人を迎えたカスターは、年棒1万ドルでダコダ準州を開発する鉄道会社の社長になる話を持ち掛けられる。
自分の名前を利用するだけの話に乗ろうとしないカスターだったが、エリザベスの財産に頼り生活している現状を追及されたために、憤慨して二人を追い払う。
苦悩するカスターの気持ちを察したエリザベスはスコットを訪ね、夫を軍務に戻してほしいことを伝える。
苦しむ夫を何とか救いたいエリザベスは、カスターが酒の力に頼り何とか生きている現状を伝えて、スコットを納得させる。
その後、軍からの命令書が届き、リンカーン砦の騎兵隊中佐で復帰することになったカスターは、屋敷を手放すことを決めたエリザベスと共に赴任することになる。
カリフォルニア・ジョー(チャーリー・グレイプウィン)の幌馬車に荷物を載せて移動するカスターとエリザベスは、先住民が現れたことを知らされる。
馬を奪ったスー族の戦士クレイジー・ホース(アンソニー・クイン)に襲い掛かったカスターは武器を奪い、馬を返せば処刑はしないと言伝えて、60日間、拘束することを伝える。
砦に着いたカスターは、軍紀が乱れていることを気にしながら、クレイジー・ホースを留置場に連行させる。
その場にいる先住民が武器の取引をしていると言われたカスターは、それをネッドが仕切っていることを知る。
酒がその場の者達をダメにしていると考えたカスターは、それを経営しているネッドを脅して店を閉めさせる。
仲間に救い出されたクレイジー・ホースは砦から脱出し、カスターは、銃の取引を中止させて先住民を追い出すよう命ずる。
自ら手本を示し酒を断ったカスターは、人としての誇りを取り戻し最高の部隊にする決意を部下に語る。
そこに、モンローで会ったバトラー中尉が現れ、自分を追って来たと言われる。
故郷の酒場で歌った”Garryowen”が気になっていたと言うカスターは、それをバトラーに歌ってもらう。
連隊歌となった”Garryowen”と共に部隊は変貌し、不滅の”第7騎兵連隊”が誕生する。
カスターは先住民の一掃作戦を始め、やがて、平和を求めるクレイジー・ホースから休戦の申し出がある。
自分を捕えても処刑しなかったカスターを信頼し”兄弟”と呼ぶクレイジー・ホースは、草原と川沿いの土地とバッファローの猟場は渡すが、聖なる地であるブラックヒルズだけは譲れないと伝える。
白人の首長がそれを認めれば自分がブラックヒルズを守ることを約束するカスターに、それを破った場合は、他の部族と共に戦いを再開して滅ぼすと警告したクレイジー・ホースは、その場を去る。
アメリカ合衆国とスー族との条約は交わされ、それが事業展開の妨げになるウィリアムは、テイプを特別顧問として招いたことをネッドに伝える。
テイプが先住民の保護区で民間人と軍の対応をしている間に、ブラックヒルズを突破することを考えるウィリアムだったが、第7騎兵隊がその場を守っているので無理だとネッドが意見する。
自分達だけでは無理だが、金鉱があるという噂を流せば数千人もの入植者が集まると考えるウィリアムは、たネッドを納得させる。
その入植者が襲われるのを、軍が見過ごせない状況を作るのがテイプの役目だった。
ネッドは、そのために邪魔者となるカスターを片付ける方法を考える。
ネッドとウィリアムと共に砦を訪ねて来たテイプを一応、歓迎したカスターは、誇りのために戦う部隊を自慢するものの、酒を飲んだ兵士達の行動は乱れる。
酒場に向かったカスターはネッドを叩きのめし、飲酒を許可したと言うテイプにも襲い掛かり、彼を烈に非難する。
その場で暴れるカスターを更迭したテイプは、彼を軍法会議にかけようとする。
エリザベスと共に砦を去ったカスターは、汽車で古郷に向かう途中、ブラックヒルズで金鉱が見つかったという新聞記事を目にする。
それが陰謀だと気づいたカスターは、スー族との条約が破られれば惨劇になると考え、テイプを告発して逮捕状を要求し、連邦議会の聴聞会が開かれることになる。
しかし、カスターは訴えを聞き入れられず、将軍となっていたシェリダンから、戦いに参加する第7騎兵隊も犠牲になると言われる。
軍法会議を延期して指揮官に戻してほしいとカスターから頼まれたシェリダンは、死にに行かせるわけにはいかない伝える。
その権限もないと言うシェリダンから、グラント大統領なら可能だと知らされたカスターは、ホワイトハウスに向かう。
面会を断られるものの強引に執務室に入ったカスターは、グラント(ジョゼフ・クレハン)を説得することができる。
砦に戻ったカスターは酒場に向かい、ネッドと話をしながら、禁酒していた酒を酌み交わす。
名誉にこだわるカスターの任務を馬鹿げた行為だと言うネッドは、金のために生きることを伝える。
名誉は死ぬ時に持っていけるとカスターから言われたネッドは、彼が覚悟を決めていることに気づきながら酔い潰れる。
カリフォルニアにネッドを拘束させたカスターは、出撃の準備を始め、エリザベスと共に身支度をする最中、記念の懐中時計をわざと壊して置いていく。
エリザベスの写真入りのペンダントは身につけ、日記帳を見つけたカスターは、彼女が不安を抱いていることを知る。
涙するエリザベスにキスして、共に人生を歩めて幸せだったと伝えたカスターが去った後で、彼女は気を失ってしまう。
第7騎兵隊を率いるカスターは出撃し、クレイジー・ホースは、部隊がブラックヒルズに向かったという報告を受ける。
戦況の悪化をカリフォルニアから聞いたカスターは、リトルビッグホーン川にクレイジー・ホースらが集結していることを知る。
外国人であるバトラーを救いたいカスターは、彼に砦への伝令を任せようとするものの、共に戦うと言われる。
その頃クレイジー・ホースは、各部族長を集めて戦いの準備を始める。
拘束していたネッドを解放したカスターは、リトルビッグホーン川近くにいることを知り動揺する彼に、去るのも戦闘に参加するのも自由だと伝える。
1876年6月25日。
出撃したカスターと第7騎兵隊は、現れた先住民に向かい突撃するものの、敵に包囲されてしまう。
襲い掛かって来た敵と戦うカスターは、カリフォルニアの死を見届け、銃弾を受けた瀕死のネッドから、名誉ある死に方が出来そうだと言われる。
弾がなくなり剣を手にしたカスターだったが、クレイジー・ホースに射殺される。
第7騎兵隊のお陰で全滅を免れたことをテイプに伝えたシェリダンは、カスターの告発が正しかったと世間が考え始めていることを話す。
それを認めようとしないテイプに、カスターは死んだものの書き残したものがあると伝えたシェリダンは、その場にエリザベスを招き入れる。
カスターから国に宛てた手紙があると言うエリザベスは、死ぬ覚悟で書いたその内容が立派な証言になることをテイプに伝える。
それが公表されては困るテイプは、その場にいたウィリアムに意見を求める。
第7騎兵隊と共に死を選んだ息子ネッドのことを思うと、ウィリアムにはどうでもいいことだった。
会社を解散してテイプを辞任させることを、手紙を渡す条件としたエリザベスは、クレイジー・ホースと先住民の権利も政府に認めさせることをシェリダンに求め、それを約束してもらう。
署名したテイプに手紙を渡したエリザベスは、勇者は最後の戦いにも勝ったと言うシェリダンと共に、カスターと第7騎兵隊の勇姿を想いながらその場を去る。