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殺人容疑で逮捕された友人の息子を救おうとする弁護士の闘いを描く、監督ジョン・スタージェス、主演スペンサー・トレイシー、パット・オブライエン、ダイアナ・リン、ジョン・ホディアック、ジェームズ・アーネス他共演のフィルム・ノワール。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：ジョン・スタージェス
製作：ウィリアム・Ｈ・ライト
原作：エリーザー・リプスキー”The People Against O’Hara”
脚本：ジョン・モンクスJr.
撮影：ジョン・アルトン
編集：ジーン・ルッジェーロ
音楽：カーメン・ドラゴン
出演
ジェームズ・カーテイン：スペンサー・トレイシー
ヴィンセント・リックス刑事：パット・オブライエン
ジニー・カーテイン：ダイアナ・リン
ルイス・バラ地方検事：ジョン・ホディアック
ジョニー・オハラ：ジェームズ・アーネス
ナックルズ・ランゼッタ：エドュアルド・シャネリ
フランキー・コルヴァック：ウィリアム・キャンベル
カトリーナ：イヴェット・デュゲイ
スヴェン・ノルソン：ジェイ・C・フリッペン
ジェフ・チャップマン：リチャード・アンダーソン
キーティング判事：ヘンリー・オニール
オハラ：アーサー・シールズ
ペグ・オハラ：ルイーズ・ロリマー
アンジェロ・コルヴァック：チャールズ・ブロンソン
アメリカ 映画
配給 MGM
1951年製作 102分
公開
北米：1951年9月1日
日本：未公開
製作費 $1,000,000
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
バーで飲んでいた船員のスヴェン・ノルソン（ジェイ・C・フリッペン）は、店を出た際に銃撃事件を目撃する。
警察は犯行に使われた車を見つけ、事件を担当するヴィンセント・リックス刑事（パット・オブライエン）は、車に残された指紋から、前科のあるフランキー・コルヴァック（ウィリアム・キャンベル）と、車の所有者ジョニー・オハラ（ジェームズ・アーネス）を逮捕して連行しようとする。
リックスは、ジョニーの家に向かい家宅捜査を始め、ジョニーの父親（アーサー・シールズ）と妻ペグ（ルイーズ・ロリマー）は驚く。
ギャングのナックルズ・ランゼッタ（エドュアルド・シャネリ）の妻カトリーナ（イヴェット・デュゲイ）に呼び出されたジョニーは、車が盗まれたことを話し、関係している彼女と別れようとする。
翌朝、帰宅しようとしたジョニーは、張り込んでいたリックスらに逮捕される。
地方検事のジェームズ・カーテイン（スペンサー・トレイシー）は、かつては優秀な検察官だったが、酒のせいで身を滅ぼしそうになる経験をした。
娘のジニー（ダイアナ・リン）と暮らしていたカーテインは弁護士して活動を続けていたが、刑事から身を引き民事に転身していた。
カーテインは、問題ばかり起こすジョニーの親から電話があったことをジニーから知らされ、それが気になる。
オフィスに向かったカーテインは、その場で待っていたオハラとペグに、刑事事件は扱っていないことを伝える。
カーテインは、友人である2人が困っている様子なので話を聞き、ジョニーがリックスに逮捕されたことを知る。
容疑が明らかでないオハラ夫妻は、ジョニーの仕事を訊かれ、市場でウィリアム・シェフィールドに雇われていることをカーテインに話す。
リックスが殺人課だと知ったオハラ夫妻は驚き、カーテインは、2人に弁護士を紹介しようとする。
ドラッグストアを経営するオハラ夫妻が、昨年、店が火事に遭ったために、弁護士費用が払えそうもないことを知ったカーテインは、仕方なく、友人のために弁護を引き受けるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
エリーザー・リプスキーの小説”The People Against O’Hara”を基に製作された作品。
「ミステリー・ストリート」（1950）などのジョン・スタージェスが監督し、主演はスペンサー・トレイシー、パット・オブライエン、ダイアナ・リン、ジョン・ホディアック、ジェームズ・アーネスなどが共演している。
殺人容疑で逮捕された友人の息子を救おうとする弁護士の闘いを描くフィルム・ノワール。
魅力的なキャスティングと、そのそれぞれの演技を生かしたジョン・スタージェスの演出は見もので、悲哀や人間味を感じさせる内容も興味深い。
主演のスペンサー・トレイシーは、友人のために弁護を引き受ける人間味のある弁護士を好演している。
主人公に協力する事件を担当する殺人課の刑事パット・オブライエン、主人公の娘ダイアナ・リン、主人公に対する地方検事のジョン・ホディアック、殺人容疑で逮捕される青年ジェームズ・アーネス、街を仕切るギャングのエドュアルド・シャネリ、その妻でありジョニー（ジェームズ・アーネス）と関係するイヴェット・デュゲイ、事件に関わり逮捕され、ジョニーに罪をなすりつけるウィリアム・キャンベル、事件を目撃する船員のジェイ・C・フリッペン、ジニー（ダイアナ・リン）の恋人リチャード・アンダーソン、判事のヘンリー・オニール、ジョニーの両親アーサー・シールズとルイーズ・ロリマー、フランキー（ウィリアム・キャンベル）の兄チャールズ・ブロンソンなどが共演している。
