実際に起きた”モスマン”事件を題材にした、主演リチャード・ギア、ローラ・リニー、ウィル・パットン他共演、監督マーク・ペリントンによるホラー・サスペンス。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:マーク・ペリントン
製作総指揮
テリー・A・マッケイ
テッド・タネンバウム
リチャード・S・ライト
製作
ゲーリー・W・ゴールドスタイン
ゲーリー・ルチェシ
トム・ローゼンバーグ
原作:ジョン・A・キール
脚本:リチャード・ヘイテム
撮影:フレッド・マーフィ
音楽:トムアンドアンディ
出演
ジョン・クライン:リチャード・ギア
コニー・ミルズ:ローラ・リニー
ゴードン・スモールウッド:ウィル・パットン
デニース・スモールウッド:ルシンダ・ジェニー
メアリー・クライン:デブラ・メッシング
アレキサンダー・リーク博士:アラン・ベイツ
エド・フライシュマン:デヴィッド・エイゲンバーグ
アメリカ 映画
配給 スクリーン・ジェム
2002年製作 119分
公開
北米:2002年1月25日
日本:2002年11月2日
製作費 $32,000,000
北米興行収入 $35,228,700
世界 $55,157,540
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ワシントンD.C.、クリスマス。
ワシントン・ポスト紙の人気記者ジョン・クライン(リチャード・ギア)は、社内のクリスマス・パーティーの誘いを断り、妻のメアリー(デブラ・メッシング)と購入予定の家を見に行く。
その家を買うことに決めたクラインは、帰宅途中、運転するメアリーがハンドルを誤って事故を起こし、彼女は頭を打ち重傷を負ってしまう。
意識を取り戻したメアリーは恐怖に怯え、「あれを見た?」とクラインに語りかけ、その後の診察を受ける。
そして、メアリーは”グリア芽主腫”という難病が見つかり、治療の甲斐もなく亡くなってしまう。
事故の日から何かを感じていたクラインは、メアリーが病院で不気味な天使のような絵を描いていたことを知る。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
”ワシントン・ポスト”紙の人気記者ジョン・クラインは、妻メアリーの運転する車で事故に遭う。
重傷を負ったメアリーは、治療の甲斐もなく、”あれを見た?”と言い残して亡くなってしまう。
クラインは、メアリーが事故の日から不気味な、天使のような絵を描いていたことを知る。
2年後、クラインは、導かれるように、ある田舎町にたどり着き、車の故障など奇怪な現象に遭遇してしまう。
そしてクラインは、行き着いた民家の主人ゴードンに、いきなり銃を向けられてしまう。
ゴードンは、保安官ミルズを呼び、クラインが、3日連続で夜中に現れたことを彼女に伝える。
ミルズは、その場の騒ぎを鎮めるが、やがてクラインは、体験した現象が。妻メアリーの死と結びついていることを知る。
そしてクラインは、その現象を操る生物である”モスマン”の存在を知り、自分が惨事を予知し、その町に導かれたことに気づくのだ・・・。
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1975年に発表された、超常現象研究家ジョン・A・キールの同名著書を基に製作された作品。
斬新さには欠けるが、事実に忠実な場面と脚色をうまくミックスさせた展開は、面白味はある。
ロケは、実際の事件が起きたことで有名なポイント・プレザントではないが、超常現象の有名地としての雰囲気も良く出ている。
1967年12月15日、ポイント・プレザントで実際に起きた、謎のシルバー・ブリッジ崩落事故などを再現した場面などは、かなりリアルに描かれていて、緊迫感もある。
*その崩落事故は、劇中の死亡者は36人となっているが、実際は46人だった。
主演のリチャード・ギアは、妻の死のトラウマに悩みながらも、無意識のうちに惨事の予知をする者として現場に導かれる記者を、心理的な苦悩を表現する演技に重点を置きつつ熱演している。
妻を忘れられない主人公に惹かれながら、彼をサポートする保安官のローラ・リニー、予言を聞く町の住民役ウィル・パットン、妻ルシンダ・ジェニー、主人公の妻デブラ・メッシング、主人公が助言を求める学者アラン・ベイツなどが共演している。