1972年に公開された主演チャールズ・ブロンソン、監督マイケル・ウィナーコンビによる同名作品「メカニック」のリメイク。 監督サイモン・ウェスト、主演ジェイソン・ステイサム、ベン・フォスター、トニー・ゴールドウィン、ドナルド・サザーランド他共演の犯罪アクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:サイモン・ウェスト
製作総指揮
アーウィン・ウィンクラー
ロバート・チャートフ
アヴィ・ラーナー
ダニー・ディムボート
トレヴァー・ショート
ボアズ・デヴィッドソン
製作
デヴィッド・ウィンクラー
ウィリアム・チャートフ
レネ・ベッソン
原案:ルイス・ジョン・カリーノ
脚本
ルイス・ジョン・カリーノ
リチャード・ウェンク
撮影:エリック・シュミット
編集
トッド・E・ミラー
T・G・ハリントン
音楽:マーク・アイシャム
出演
アーサー・ビショップ:ジェイソン・ステイサム
スティーヴ・マッケンナ:ベン・フォスター
ディーン・サンダーソン:トニー・ゴールドウィン
ハリー・マッケンナ:ドナルド・サザーランド
サラ:ミニ・アンデン
ヘンリー:ランス・E・ニコルズ
フィンチ:マーク・ナッター
レイモンド:ジョシュア・ブリッジウォーター
キャリバン:J.D.エヴァーモアー
バーク:ジェフ・チェイス
アンドリュー・ヴォーン:ジョン・マッコーネル
ラルフ:スチュアート・グリアー
ケリー:クリスタ・キャンベル
セバスチャン:デヴィッド・リーチ
フィンチ夫人:ララ・グライス
アメリカ 映画
配給 CBS Films
2011年製作 92分
公開
北米:2011年1月28日
日本:2011年8月13日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $29,121,500
世界 $51,070,810
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
コロンビア。
”メカニック”の異名を持つ殺し屋アーサー・ビショップ(ジェイソン・ステイサム)は、麻薬王を殺して逃亡する。
ルイジアナ州、ニューオーリンズ。
仕事を終え、自宅に戻ったビショップは、麻薬王の資料を焼却する。
師匠であり、友人のハリー・マッケンナ(ドナルド・サザーランド)から、手に負えない息子スティーヴ(ベン・フォスター)の話を聞かされたビショップは、今回の仕事の報酬を受け取る。
その夜、クラブで知り合ったサラ(ミニ・アンデン)とベッドを共にしたビショップは、その後、次のターゲットがハリーだと知り驚く。
それを、組織のボス、ディーン・サンダーソン(トニー・ゴールドウィン)に確かめたビショップは、ハリーが裏切り者だということは明らかで、早急の抹殺を命ぜられる。
...全てを見る(結末あり)
:参考
・「メカニック」(1972)
・「メカニック」(2011)
・「メカニック:ワールドミッション」(2016)
*(簡略ストー リー)
”メカニック”の異名を持つ、凄腕の殺し屋アーサー・ビショップは、師匠でもある友人ハリーの抹殺を命ぜられ、思い悩みながらもそれを実行する。
ビショップは、ハリーへの恩から、彼の息子スティーヴに殺し屋としての教えを伝授する。
手を組んだ二人は、次々とターゲットを抹殺していくのだが、ビショップは、ハリーを殺すための偽装計画で、自分が利用されたことを知る。
組織のボス、ディーンは、ビショップとスティーブに殺し屋を差し向けるが、二人はそれを撃退する。
その後スティーヴは、父ハリーを殺害したのがビショップだと気づく。
そしてビショップとスティーヴは、ディーンを追い詰めて殺害するのだが・・・。
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約40年ぶりのリメイクということで、旧作を知っている者にとっては期待の作品。
その旧作のプロデューサーの、アーウィン・ウィンクラーとロバート・チャートフが、息子達のデヴィッド・ウィンクラーとウィリアム・チャートフと共に製作を担当している。
内容は、旧作と大筋では似ているが、結末などは全く違う展開で、新鮮味がある作品に仕上がっている。
サイモン・ウェストの演出自体は平凡だが、当時(旧作)の人気アクション・スターだったチャールズ・ブロンソンの魅力を上回れるかがポイント。
主人公を演ずるジェイソン・ステイサムは、ブロンソンとは違う魅力で、個性を活かし寡黙な殺し屋を期待裏切ることなく好演している。
ジェイソン・ステイサムに比べると、腕白坊主程度にしか見えないベン・フォスターは、当然、殺し屋としての凄みなども感じられないが、短い出演ながら、その父親を演ずるドナルド・サザーランドの出演で、ドラマに重みが加わっている。
完璧な殺し屋を操る者にしては、やや威厳が感じられないトニー・ゴールドウィン、主人公と付き合う女性ミニ・アンデン、他の組織の殺し屋で巨漢のジェフ・チェイス等が共演している。