テレビ・ドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」の前日譚。 抗争が激化し始めるマフィアの内部を描く、監督アラン・テイラー、主演アレッサンドロ・ニヴォラ、レスリー・オドム、ジョン・バーンサル、コリー・ストール、マイケル・ガンドルフィーニ、ミケーラ・デ・ロッシ、レイ・リオッタ、ヴェラ・ファーミガ他共演の犯罪ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:アラン・テイラー
製作
ローレンス・コナー
ニコール・ランバート
製作総指揮
マイケル・ディスコ
マーカス・ヴィシディ
トビー・エメリッヒ
リチャード・ブレナー
原作:デヴィッド・チェイス(キャラクター)
脚本
デヴィッド・チェイス
ローレンス・コナー
撮影:クレイマー・モーゲンソー
編集:クリストファー・テレフセン
出演
ディッキー・モルティサンティ:アレッサンドロ・ニヴォラ
ハロルド・マクブレイヤー:レスリー・オドムJr.
ジョニー・ソプラノ:ジョン・バーンサル
ジュニア・ソプラノ:コリー・ストール
トニー・ソプラノ:マイケル・ガンドルフィーニ
トニー・ソプラノ(少年期):ウィリアム・ルートヴィヒ
ポーリー・ウォルナッツ:ビリー・マグヌッセン
ジュゼピーナ:ミケーラ・デ・ロッシ
シルヴィオ・ダンテ:ジョン・マガロ
サルヴァトーレ”サリー”モルティサンティ/“ハリウッド・ディック”モルティサンティ:レイ・リオッタ
リヴィア・ソプラノ:ヴェラ・ファーミガ
ジャレッキ:タリア・バルサム
クイーン・イゾラ:パティナ・ミラー
ブッダ:ジョーイ・ココ・ディアス
シリル:ジャーマー・テレル・ガードナー
クリストファー・モルティサンティ(声):マイケル・インペリオリ
プッシー・ボンペンシエロ:サムソン・モエアキオラ
ジャニス・ソプラノ:アレクサンドラ・イントレーター
ジャニス・ソプラノ(少女期):マテア・コンフォルティ
ジョアン・モルティサンティ:ガブリエラ・ピアッツァ
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2021年製作 120分
公開
北米:2021年10月1日
日本:未公開
製作費 $50,000,000
北米興行収入 $8,237,400
世界 $13,037,400
■ ストーリー ■
1967年、ニュージャージー州、ニューアーク。
イタリア系犯罪組織”ディメオ・ファミリー”を仕切るディッキー・モルティサンティ(アレッサンドロ・ニヴォラ)は、甥トニー・ソプラノ(ウィリアム・ルートヴィヒ)と共に、父“ハリウッド・ディック”(レイ・リオッタ)とイタリア人の妻ジュゼピーナ(ミケーラ・デ・ロッシ)を迎える。
ディッキーは、トニーの父ジョニー(ジョン・バーンサル)、その弟ジュニア(コリー・ストール)、シルヴィオ・ダンテ(ジョン・マガロ)、ポーリー・ウォルナッツ(ビリー・マグヌッセン)、プッシー・ボンペンシエロ(サムソン・モエアキオラ)その父親ブッダ(ジョーイ・ココ・ディアス)らと共に組織を構成していた。
ディッキーの手下で黒人のハロルド・マクブレイヤー(レスリー・オドムJr.)は、組織の金を奪った者を殺害する。
同じ頃、黒人のタクシー運転手が白人警官に暴行を受けたことをきっかけにして、大規模な暴動(ニューアークの暴動)が起きる。
ハロルドはノースカロライナに逃亡することになり、ディッキーは彼に500ドルを渡す。
その後、賭博場でジョニーとジュニアが逮捕され、トニーと姉ジャニス(マテア・コンフォルティ)はそれを目撃する。
ジョニーの妻リヴィア(ヴェラ・ファーミガ)は、夫が暴行罪で懲役4年の判決を受けたためにショックを受ける。
ジュゼピーナは、言葉が話せず土地にも馴染めず、ハリウッド・ディックとの関係が悪化し、彼に階段から蹴り落とされる。
ジュゼピーナに惹かれていたディッキーはそれを知り、その件をハリウッド・ディックに追及し、口論の末に父を殺害してしまう。
父の遺体を倉庫に運んだディッキーは、建物ごとを焼き払う。
罪悪感に駆られたディッキーは、父の双子の弟で殺人で服役中のサリー(レイ・リオッタ)と面会するようになる。
学校で賭博行為をしたトニーは停学となり、ディッキーは、まともに生きることを彼に約束させる。
1972年。
待望の息子クリストファーが生まれたディッキーは、出所したジョニーを迎える。
その頃、ハロルドがニューアークに戻り、いとこのシリル(ジャーマー・テレル・ガードナー)と共に黒人の組織を構成して活動を始めるのだが・・・。
テレビ・ドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」の前日譚。
テレビ版も手がけたアラン・テイラーが監督し、主演はアレッサンドロ・ニヴォラ、レスリー・オドム、ジョン・バーンサル、コリー・ストール、マイケル・ガンドルフィーニ、ミケーラ・デ・ロッシ、レイ・リオッタ、ヴェラ・ファーミガなどが共演した作品。
抗争が激化し始めるマフィアの内部を描く犯罪ドラマ。
「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」の主人公トニー・ソプラノの少年期を同シリーズのジェームズ・ガンドルフィーニの息子マイケル・ガンドルフィーニが演じ、彼の視点から、叔父ディッキー・モルティサンティが仕切るファミリーの内情が描かれている。
また、同シリーズでディッキーの息子クリストファー・モルティサンティ役を演じたマイケル・インペリオリがナレーションを担当している。
1967年に起きた”ニューアークの暴動”をきっかけとした、イタリア人と黒人コミュニティとの緊張が背景にあり、1970年代の抗争に至る物語として、当時を見事に再現している。
脚本にやや難ありという意見もあるが、主人公ディッキー・モルティサンティを演じたアレッサンドロ・ニヴォラと、その甥トニー・ソプラノ役のマイケル・ガンドルフィーニの演技は高く評価された。
5000万ドルの予算で製作された本作は、北米興行収入は約800万ドル、全世界では約1300万ドルに終わるものの、ストリーミング配信では成功し、多くの視聴者を獲得した。
”ディメオ・ファミリー”の一員だったものの、その後、黒人の組織を作り対立するレスリー・オドムJr.、ファミリーの一員ジョニー・ソプラノのジョン・バーンサル、その弟ジュニアのコリー・ストール、ジョニーの息子トニーの少年期ウィリアム・ルートヴィヒ、ファミリーの一員ポーリー・ウォルナッツ役ビリー・マグヌッセン、シルヴィオ・ダンテのジョン・マガロ、主人公の父と叔父の二役を演ずるレイ・リオッタ、そのイタリア人妻ミケーラ・デ・ロッシ、ジョニーの妻ヴェラ・ファーミガ、学校の校長タリア・バルサム、ハロルド(レスリー・オドムJr.)の妻パティナ・ミラー、ファミリーの一員プッシー・ボンペンシエロ役サムソン・モエアキオラ、その父親ジョーイ・ココ・ディアス、ジョニーの娘ジャニス役アレクサンドラ・イントレーター、その少女期マテア・コンフォルティ、ディッキーの妻ガブリエラ・ピアッツァなどが共演している。