妻の死で創作意欲を失った老作家と隣人の母子一家の交流を描く、製作、監督ロブ・ライナー、主演モーガン・フリーマン、ヴァージニア・マドセン、ケヴィン・ポラック他共演による心温まる感動のドラマ。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ロブ・ライナー
製作
ロブ・ライナー
アラン・グライスマン
サリ・ニューマン
デヴィッド・ヴァルデス
リル・マクレアリー
脚本:ガイ・トーマス
撮影:リード・ロマノ
編集:ドリアン・ハリス
音楽:マーク・シェイマン
出演
モンテ・ワイルドホーン:モーガン・フリーマン
シャーロット・オニール:ヴァージニア・マドセン
ヘンリー:キーナン・トンプソン
ジョー・ヴィオラ:ケヴィン・ポラック
ウィロー・オニール:マデリン・キャロル
フィネガン”フィン”オニール:エマ・フールマン
フローラ・オニール:ニコレット・ピエリーニ
アル・カイザー:フレッド・ウィラード
カレン・ループ:ジェシカ・ヘクト
カール・ループ:アシュ・クリスチャン
ルーク・フォード:ボイド・ホルブルック
アメリカ 映画
配給 マグノリア・ピクチャーズ
2012年製作 109分
公開
北米:2012年7月6日
日本:未公開
製作費 $5,000,000
北米興行収入 $102,390
■ ストーリー ■
著名なウエスタン・ノベリストのモンテ・ワイルドホーン(モーガン・フリーマン)は、6年前に最愛の妻を亡くし、酒に溺れ創作意欲を失っていた。
甥のヘンリー(キーナン・トンプソン)の勧めで、湖畔の家を借りて夏の間暮らすことになったモンテは、シングル・マザーのシャーロット(ヴァージニア・マドセン)とその娘ウィロー(マデリン・キャロル)、フィン(エマ・フールマン)、フローラ(ニコレット・ピエリーニ)らの隣人となる。
想像力を養いたいフィンは、車いす生活を送るモンテに興味を持ち彼を訪ねる。
話の作り方を教えてもらうことになったフィンは、想像を膨らませることの難しさに気づきながらも、彼との親交を深める。
シャーロットは、離婚調停中の夫との問題を抱えるものの、娘達を甘やかすことなく、また、温かく見守りながらの日々を続ける。
そして、心を閉ざしていたモンテは、シャーロットや子供達との触れ合いで、酒の量も減り、タイプに向かう気にもなるのだが・・・。
ハリウッドを代表するベテランの実力派モーガン・フリーマンと、彼とは「最高の人生の見つけ方」(2007)でもコンビを組んだロブ・ライナーの、落ち着いた雰囲気で描かれた感動作。
ビッグ・ネームの顔合わせにも拘らず、商業的な考えを排除している。
このような作品も製作する、映画を文化として愛する国民性は羨ましい。
何の変哲もない地味な物語なのだが、セリフを噛みしめるように発し、落ち着いた物腰のモーガン・フリーマンは、ユーモアを交えた、説得力のある確かな演技を見せてくれる。
”想像”のテクニシャンである老作家が、本音かどうかが不明な言動を描写する映像など、ロブ・ライナーがクレジットなしで加わっている脚本も、なかなか凝っている。
問題を抱えながらも、子供達の幸せを願う母親を好演するヴァージニア・マドセン、娘達マデリン・キャロル、エマ・フールマン、ニコレット・ピエリーニ、主人公の甥キーナン・トンプソン、編集者ケヴィン・ポラック、隣人フレッド・ウィラード、ジェシカ・ヘクト、その息子アシュ・クリスチャン、主人公の著書の映画化権を買うボイド・ホルブルックなどが共演する。