ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの運命を懸けた戦い描く、製作、監督レニー・ハーリン、主演ケラン・ラッツ、ガイア・ワイス、スコット・アドキンス、クサンヌ・マッキー、リアム・ギャリガン他共演のファンタジー・アクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:レニー・ハーリン
製作
ダニー・ラーナー
レス・ウェルドン
ボアズ・デヴィッドソン
レニー・ハーリン
製作総指揮
アヴィ・ラーナー
トレヴァー・ショート
ジョン・トンプソン
撮影:サム・マッカーディ
編集:ヴァンサン・タベロン
脚本
ショーン・フッド
ダニエル・ジアト
音楽:トゥオマス・カンテリネン
出演
ヘラクレス/アルケイデス:ケラン・ラッツ
ヘベ姫:ガイア・ワイス
アンピトリュオン王:スコット・アドキンス
アルクメネ王妃:クサンヌ・マッキー
イピクレス:リアム・ギャリガン
ソティリス:リアム・マッキンタイア
ケイロン:ラデ・シェルベッジア
タラク:ジョナサン・シェック
アガメムノン:ルーク・ニューベリー
カキア:マライア・ゲイル
タラス王:ニコライ・ソティロフ
ルシウス:ケネス・クラナム
サフィラ:サライ・ギヴァティ
アメリカ 映画
配給 サミット・エンターテインメント
2014年製作 99分
公開
北米:2014年1月10日
日本:2014年9月6日
製作費 $70,000,000
北米興行収入 $18,848,540
世界 $61,279,450
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
紀元前1200年、古代ギリシャ。
アルゴスを侵略したティリンスのアンピトリュオン王(スコット・アドキンス)は、他国への圧政も強めていた。
王妃アルクメネ(クサンヌ・マッキー)は、そんなアンピトリュオンの考えを受け入れられず、助言者ケイロン(ラデ・シェルベッジア)に相談して女神ヘラに助けを求める。
現れたヘラ(マライア・ゲイル)は、それを聞き入れたことをアルクメネに伝え、救世主となる、全知全能の神ゼウスの息子を産むことを受け入れられるかを問う。
それを承知したアルクメネは、その子が”ヘラクレス/ヘラの贈り物”だと言われる。
その夜、アルクメネはゼウスと愛し合い、現れたアンピトリュオンは、悶えている王妃を見て相手は誰だと言って激怒する。
やがて男子が誕生し、アンピトリュオンはアルケイデスと名付け、第一子イピクレスと同等に扱うことは許さなかった。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
紀元前1200年、古代ギリシャ。
ティリンスのアンピトリュオン王の暴政を止めようと考えた王妃アルクメネは、女神ヘラに助けを求め、救世主となる、全能の神ゼウスの子”ヘラクレス”を産み、アルケイデスと名付けられる。
20年後、王子イピクレスとは同等には扱われなかったアルケイデスだったが、逞しく成長してクレタの王女ヘベと恋に落ちる。
イピクレスとの政略結婚をアンピトリュオンに強要されたヘベは、それを拒みアルケイデスと共に逃亡する。
捕えられたアルケイデスは、遠征軍のソティリスと共にエジプトに向かわされ、アンピトリュオンの陰謀で殺されそうになる。
生かされて奴隷として売られたアルケイデスとソティリスは、剣闘士となりギリシャに戻る。
無敵の相手を倒したアルケイデスは、救世主”ヘラクレス”として民達の希望となり、ヘベの元に向かおうとするのだが・・・。
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ギリシャ神話の英雄ヘラクレスの出生、アンピトリュオン王の暴政から民達を守る戦い、そして王女ヘベとの恋を描く物語。
他の作品を連想させるような物語やアクションなどに新鮮味もなく、荘厳な雰囲気を映し出そうとする映像や、全体的にパンチに欠けるレニー・ハーリンの演出も平凡であり、酷評されてしまった作品。
ラジー賞では主要部門にノミネートされてしまい、北米興行成績は約1900万ドルという惨憺たる結果となり、全世界でも約6100万ドルに終わり、製作費の7000万ドルを回収することもできなかった。
体力的な見栄えはするものの、精悍、逞しさに欠ける表情が主人公ヘラクレスのイメージではないケラン・ラッツのキャスティングも失敗で、スーパーモデルのようではあり美しいが、今一、品格を感じないヒロインのヘベ役のガイア・ワイスとのマッチングも宜しくない。
暴君アンピトリュオン王のスコット・アドキンス、ヘラクレスの母アルクメネ王妃のクサンヌ・マッキー、王子イピクレスのリアム・ギャリガン、主人公と共に戦う軍司令官リアム・マッキンタイア、主人公に協力する助言者ケイロンのラデ・シェルベッジア、王の命令により行動する軍司令官ジョナサン・シェック、ミケーネの王アガメムノンのルーク・ニューベリー、カキアのマライア・ゲイル、クレタ王ニコライ・ソティロフ、奴隷商人のケネス・クラナムなどが共演している。