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幸せがおカネで買えるワケ The Joneses (2010)

理想のライフスタイルを送る商品販売を促進する偽装家族の顛末を描く、デヴィッド・ドゥカヴニーデミ・ムーアアンバー・ハード共演のドラマ。

■ アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■
監督:デリック・ボルテ

製作
クリスティ・ズィー
デリック・ボルテ
原案:ランディ・T・ディンズラー
脚本:デリック・ボルテ
撮影:ヤーロン・オーバック
編集:ジャニス・ハンプトン
音楽:ニック・ウラタ

出演
スティーヴ・ジョーンズ:デヴィッド・ドゥカヴニー
ケイト・ジョーンズ:デミ・ムーア
ジェン・ジョーンズ:アンバー・ハード
ミック・ジョーンズ:ベン・ホーリングスワース
ラリー・サイモンズ:ゲイリー・コール
サマー・サイモンズ:グレン・ヘドリー
KC:ローレン・ハットン
ビリー:クリス・ウィリアムズ
ナオミ・マドセン:クリスティーン・エヴァンゲリスタ

アメリカ 映画
配給 Roadside Attractions
2010年製作 95分
公開
北米:2010年4月16日
日本:未公開
製作費 $5,000,000
北米興行収入 $1,474,510
世界 $7,022,730


ストーリー ■
ある町の郊外の邸宅に、人も羨む理想の家族ジョーンズ一家が越して来る。
夫スティーブ(デヴィッド・ドゥカヴニー)と妻ケイト(デミ・ムーア)、子供達のミック(ベン・ホーリングスワース)とジェン(アンバー・ハード)、実は彼らは、高級品などの販売促進を目的に、”ステルスマーケティング”のために雇われていた偽装家族だった。
ジョーンズ家のライフスタイルは、たちまち話題になり、周辺地域の住民達は、一家が身に着けている物などを購入し、リーダーのケイトらは成績を上げる。
やや出遅れた新人のスティーヴは、会社側担当者のKCに見込みなしと判断されるが、ケイトは様子を見ることにする。
やがて、スティーヴは実績を積み、売り上げを伸ばすが、事務的に仕事をこなすケイトと違い、実際の家族ではなくても、親交以上のものを求め始め、偽りの生活に疑問を抱き始める・・・。


解説 評価 感想 ■

コメディタッチで始まるストーリーは、実際の家族のようなトラブルが生じ始める辺りから、虚栄心の追求により、人間らしさを失っていく者達の愚かさを、社会の問題として訴える、皮肉を込めたシリアス・ドラマに変貌する。

デヴィッド・ドゥカヴニーデミ・ムーアの共演ということで、興味深い作品ではあるが、拡大公開はされず、日本でも劇場未公開に終わった。

序盤は面白味があるのだが、かつてハリウッドの頂点に立ったデミ・ムーアの動向ばかりが気になり、インパクトにかける彼女の演技はやや残念。

ロボットのように思える偽装家族の面々の中で、人間の本来の生き方に気づく、デヴィッド・ドゥカヴニーの素朴な演技は注目だ。

偽装家族の子供役アンバー・ハードベン・ホーリングスワース、物欲に走る隣人夫妻ゲイリー・コールグレン・ヘドリー、会社側の担当者ローレン・ハットン、美容師クリス・ウィリアムズ、ミック(B・ホーリングスワース)の友人クリスティーン・エヴァンゲリスタなどが共演している。


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