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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ The Holdovers (2023)

居残り組としてクリスマス休暇を寄宿学校で過ごすことになった教師と生徒らの絆を描く、監督アレクサンダー・ペイン、主演ポール・ジアマッティドミニク・セッサダヴァイン・ジョイ・ランドルフ他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)

クリスマスにお勧めの映画


スタッフ キャスト
監督:アレクサンダー・ペイン
製作
マーク・ジョンソン
ビル・ブロック
デヴィッド・ヘミングソン
製作総指揮
アンドリュー・ゴロヴ
トム・ザドラ
クリス・スティンソン
トム・ウィリアムズ
脚本:デヴィッド・ヘミングソン
撮影:アイジル・ブリルド
編集:ケヴィン・テント
音楽:マーク・オートン

出演
ポール・ハナム:ポール・ジアマッティ
アンガス・タリー:ドミニク・セッサ
メアリー・ラム:ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
リディア・クレイン:キャリー・プレストン
テディ・クンツェ:ブレディ・へプナー
アレックス・オラーマン:イアン・ドリー
イェジュン・パク:ジム・カプラン
ジェイソン・スミス:マイケル・プロヴォスト
ハーディ・ウッドラップ博士:アンドリュー・ガーマン
ダニー:ナヒーム・ガルシア
トーマス・タリー:スティーヴ・ソーン
ジュディ・クロットフェルター:ジリアン・ヴィグマン
スタンリー・クロットフェルター:テイト・ドノヴァン
エリス:ダービー・リリー
エンディコット:ビル・ムートス
ローゼンスウィッグ:ダスティン・タッカー
ペギー:フアニータ・パール
ケネス:ダン・エイド
ヒュー・キャヴァノー:ケリー・オーコイン
キャヴァノー夫人:コリーン・クリントン
合唱団リーダー/オルガン奏者:ピーター・クラシンスキー

アメリカ 映画
配給 フォーカス・フィーチャーズ
2023年製作 133分
公開
北米:2023年10月27日
日本:2024年6月21日
製作費 $13,000,000
北米興行収入 $20,355,380
世界 $45,635,030


アカデミー賞
第96回アカデミー賞
・受賞
助演女優賞(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
・ノミネート
作品
主演男優(ポール・ジアマッティ
脚本・編集賞


ストーリー
1970年12月17日、クリスマス・シーズン、ニューイングランド
名門寄宿学校バートン・アカデミーの生徒たちは、大半が家族と過ごすため帰郷するのだが、家庭の事情により学校で過ごさなければならない者もいた。
偏屈で嫌われ者の古代史の教師ポール・ハナム(ポール・ジアマッティ)は、元教え子の校長ハーディ・ウッドラップ博士(アンドリュー・ガーマン)に呼ばれ、今年の居残り組の4人の生徒の名前を知らされる。
ハナムは、体育館を寄付してくれた議員の息子を落第させた罰として、居残り組の世話をウッドラップに指示され従うしかなかった。
反抗的な生徒アンガス・タリー(ドミニク・セッサ)は、休暇を利用して母親とセント・キッツ島に行く予定だった。
料理長のメアリー・ラム(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)は、最近、同校の生徒だったひとり息子カーティスをベトナム戦争亡くした。
生徒たちは、最後の授業を終え、教会で祈りを捧げて解散する。
アンガスは母ジュディ(ジリアン・ヴィグマン)からの電話で、再婚相手スタンリー・クロットフェルター(テイト・ドノヴァン)と新婚旅行に行くことになり、学校に残る。
アンガスは、居残り組の自分と仲が悪いテディ・クンツェ(ブレディ・へプナー)、親が”末日聖徒イエス・キリスト教会”の伝道師のアレックス・オラーマン(イアン・ドリー)、韓国人の留学生イェジュン・パク(ジム・カプラン)、フットボールチームのクォーターバック、ジェイソン・スミス(マイケル・プロヴォスト)の元に向かい、世話役のハナムに予定が変わり残ることを伝える。
ハナムは、普段通り学習してもらうことを4人に伝えて反感を買う。
メアリーの元に向かったハナムは、彼女が、カーティスと2人で過ごしたこの場所に残ることを知り、クリスマスの過ごし方などを話し合うのだが・・・。


解説 評価 感想

ファミリー・ツリー」(2011)、「ネブラスカ」(2013)などのアレクサンダー・ペインが監督し、主演はポール・ジアマッティドミニク・セッサダヴァイン・ジョイ・ランドルフなどが共演した作品。

居残り組としてクリスマス休暇を寄宿学校で過ごすことになった教師と生徒らの絆を描くコメディ・ドラマ。

嫌悪や対立だけでなく、相いれない者たちが、時間の経過と共に打ち解けて絆で結ばれるドラマが展開する。

好評価を得た「サイドウェイ」(2004)以来となる、アレクサンダー・ペインポール・ジアマッティが組んだことで注目された作品。

アレクサンダー・ペインの繊細な人物描写と、ポール・ジアマッティの確かな演技は今回も絶賛され、第96回アカデミー賞では助演女優賞(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)を受賞し、作品、主演男優(ポール・ジアマッティ)、脚本、編集賞にノミネートされた。

主演のポール・ジアマッティは、偏屈で嫌われ者の古代史の教師を、喜怒哀楽、変幻自在の演技で見事に演じている。

主人公に反発しながらも親交を深める仲になる反抗的な生徒ドミニク・セッサ、学校の料理長で、一人息子をベトナム戦争で亡くしたダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、校長の助手キャリー・プレストン、アンガス(ドミニク・セッサ)を嫌う居残り組の生徒ブレディ・へプナー、伝道師の息子イアン・ドリー、韓国人留学生ジム・カプラン、フットボールチームのクォーターバック、マイケル・プロヴォスト、校長のアンドリュー・ガーマン、清掃員のナヒーム・ガルシア、アンガスの精神を病んでいる父親スティーヴ・ソ、アンガスの母親ジリアン・ヴィグマン、その再婚相手テイト・ドノヴァン、アンガスとパーティーで親しくなる、リディア(キャリー・プレストン)の姪ダービー・リリー、教師のビル・ムートスとダスティン・タッカー、メアリー(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)の妹フアニータ・パール、ベトナム退役軍人ダン・エイド 、主人公のハーバード大学時代の同級生ケリー・オーコイン、その妻コリーン・クリントン、合唱団リーダー/オルガン奏者のピーター・クラシンスキーなどが共演している。


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