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凶悪犯だったヒッチハイカーを車に乗せたために命を狙われる青年に襲いかかる恐怖を描く、監督ロバート・ハーモン、主演ルトガー・ハウアー、C・トーマス・ハウエル、ジェニファー・ジェイソン・リー他共演のスリラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：ロバート・ハーモン
製作
デヴィッド・ボンビック
キップ・オーマン
製作総指揮：エドワード・Ｓ・フェルドマン
脚本：エリック・レッド
撮影：ジョン・シール
編集：フランク・J・ユリオステ
音楽：マーク・アイシャム
出演
ジョン・ライダー：ルトガー・ハウアー
ジム・ハルジー：C・トーマス・ハウエル
エスターリッジ警部：ジェフリー・デマン
ナッシュ：ジェニファー・ジェイソン・リー
スター巡査部長：ジョン・M・ジャクソン
ドナー：ビリー・グリーンブッシュ
プレストン：ジャック・シボー
尋問巡査部長：アーミン・シマーマン
ドッジ：ジーン・デイヴィス
ハプスコム：ジョン・ヴァン・ネス
ハンコック：ヘンリー・ダロウ
コナーズ：トニー・エッパー
所有者：トム・スプラトリー
アメリカ 映画
配給 トライスター・ピクチャーズ
1986年製作 97分
公開
北米：1986年2月21日
日本：1986年5月3日
製作費 $6,000,000
北米興行収入 $5,844,870
■ ストーリー ■
シカゴからサンディエゴまで車を配達する青年ジム・ハルジー（C・トーマス・ハウエル）は、テキサス西部でヒッチハイカーの男（ルトガー・ハウアー）を乗せる。
ジョン・ライダーと名乗る男は、停車していた車を通り過ぎると態度を一変させる。
ナイフでジムを脅したライダーは、何が目的か訊かれる。
”俺を止めて欲しい”と答えたライダーのシートベルトが外れていて、助手席が半ドアだと気付いたジムは、彼を車外に突き飛ばす。
安心したジムは先を急ぎ順調に走行するが、近づいてきた家族の車にライダーが乗っていることに気づく。
並走して家族に警告したジムだったが、対向車線のバスに接触してしまう。
その後、家族の車を見つけたジムは、夫婦と子供が殺されていたために驚く。
動揺しながら閉鎖されているガソリンスタンドに立ち寄ったジムは、ライダーが現れたために焦るが、車のキーを渡されただけだった。
ライダーはピックアップトラックを止めて走り去り、ジムも出発する。
しばらくすると、車を奪ったライダーがジムに迫り、脅して走り去る。
次のガソリンスタンドで電話をかけようとしたジムは、ガレージに隠れていたライダーの車に襲われる。
給油機に衝突してガソリンを噴出させたライダーは、ジムを見つめながらマッチを点けて引火させる。
大爆発が起きるが、ジムは何とかその場から逃れる。
街道のダイナーに寄ったジムは、開店の準備をするウェイトレスのナッシュ（ジェニファー・ジェイソン・リー）に出会い、警察に電話する間にランチを作ってもらう。
着替えたジムは、ナッシュと話しながら食事をするが、フライドポテトの中の切断された指に気づく。
ライダーが近くにいることに気づいたジムは焦って外に出るが、駆け付けた警官に殺人犯と間違えられて逮捕される。
ジムを取り調べたスター巡査部長（ジョン・M・ジャクソン）は、話の内容から彼は無実だと思うものの、さらなる尋問のために拘留する。
留置場で眠っていたジムは目覚め、扉が開いていることを不思議に思いながらオフィスに向かい、スターら3人の警官が殺されていることに気づく。
取り乱したジムはパニックになり、拳銃を奪って砂漠に逃げるのだが・・・。
現在は主にテレビ界で活躍するロバート・ハーモンの初期の監督作品で、ルトガー・ハウアー、C・トーマス・ハウエル、ジェニファー・ジェイソン・リーなどが共演した。
凶悪犯だったヒッチハイカーを車に乗せたために命を狙われる青年に襲いかかる恐怖を描くスリラー。
話の辻褄が合わない内容と、おぞましい描写が多々あるB級映画的な作品。
普通の人々に容赦なく襲いかかり惨殺する、サイコパスの異常で残虐な犯行の連続は見るに堪えないという意見が多く評価は低かった。
主演のルトガー・ハウアーは、出会った者を片端から惨殺する、不気味な凶悪犯を異様な雰囲気で演じている。
トラブルに巻き込まれる青年を熱演するC・トーマス・ハウエル、真犯人を特定して青年に協力を求める警部のジェフリー・デマン、青年と出会い協力するものの惨殺されるダイナーのウエイトレス役ジェニファー・ジェイソン・リー、犯人に殺される巡査部長ジョン・M・ジャクソン、警官のビリー・グリーンブッシュ、ジャック・シボー、ジーン・デイヴィス、ヘンリー・ダロウ、トニー・エッパー、犯人を尋問する巡査部長アーミン・シマーマンなどが共演している。
