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ハーヴェイ・ガールズ The Harvey Girls (1946)

実業家フレッド・ハーヴィのレストラン・チェーン”ハーヴィ・ハウス”のウエイトレス”ハーヴェイ・ガールズ”の奮闘を描く、製作アーサー・フリード、監督ジョージ・シドニー、主演ジュディ・ガーランドジョン・ホディアクレイ・ボルジャーアンジェラ・ランズベリープレストン・フォスター他共演のミュージカル。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ミュージカル

ジュディ・ガーランド / Judy Garland / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ジョージ・シドニー
製作:アーサー・フリード
原作:サミュエル・ホプキンス・アダムスThe Harvey Girls
原案
エリノア・グリフィン
ウィリアム・ランキン
脚本
エドモンド・ベロイン
ハリー・クレイン
ナサニエル・カーティス
ジェームズ・オハンロン
サムソン・ラファエルソン
撮影:ジョージ・J・フォルシー
音楽
ジョニー・マーサー
ハリー・ウォーレン
レニー・ヘイトン

出演
スーザン・ブラッドリー:ジュディ・ガーランド
ネッド・トレント:ジョン・ホディアク
クリス・モール:レイ・ボルジャー
エム:アンジェラ・ランズベリー/(歌声)ヴァージニア・リース
サム・パービス判事:プレストン・フォスター
アルマ:ヴァージニア・オブライエン
テリー・オハラ:ケニー・ベイカー
ソノラ・キャシディ:マージョリー・メイン
H・H・ハーツィ:チル・ウィルス
ブリス:セレーナ・ロイル
デボラ・アンドリューズ:シド・チャリシー/(歌声)マリオン・デンジュ
エセル:ルース・ブレイディ
マーティ・ピーターズ:ジャック・ランバート
ジェド・アダムズ:エドワード・アール
クラゲット牧師:モリス・アンクラム
”ゴールドダスト”マクリーン:スティーブン・マクナリー
ジョン・ヘンリー:ベン・カーター
特別出演:メアリー・モダー

アメリカ 映画
配給 MGM
1946年製作 102分
公開
北米:1946年1月18日
日本:未公開
製作費 $2,524,320
北米興行収入 $4,112,000


アカデミー賞
第19回アカデミー賞
・受賞
歌曲賞
On the Atchison, Topeka and Santa Fe
・ノミネート
ミュージカル音楽賞


ストーリー
1890年代。
フレッド・ハーヴィが経営するレストラン”ハーヴィ・ハウス”の新人ウェイトレス”ハーヴェイ・ガールズ”たちが、”アチソン・トピカ&サンタフェ鉄道”でアリゾナ準州のサンドロックに向かう。
スーザン・ブラッドリー(ジュディ・ガーランド)は、新聞広告で結婚相手を募集し、返事をくれた牧場主のH・H・ハーツィ(チル・ウィルス)と結婚するために同じ目的地に向かい、ハーヴェイ・ガールズと行動を共にすることになる。
サンドロックに着いたスーザンは、ハーツィが、想像していた男性とまったく違う中年男性だったためにショックを受ける。、
スーザンは、手紙を書いたのが酒場”アルハンブラ”のオーナーであるネッド・トレント(ジョン・ホディアク)で、それがジョークだったことを知る。
結婚を諦めたスーザンは、仕方なくハーヴェイ・ガールズに加わることにする。
トレントのビジネス・パートナーの判事サム・パービス(プレストン・フォスター)は、酒場のライバルになるハーヴェイ・ガールズを追い出すことを考える。
ハーヴェイ・ガールズのリーダー格になったスーザンは、トレントに惹かれる歌手エム(アンジェラ・ランズベリー)らがパービスの指示で嫌がらせを始めたため、それに対抗しようとするのだが・・・。


解説 評価 感想

実業家フレッド・ハーヴィのレストラン・チェーン”ハーヴィ・ハウス”のウエイトレス”ハーヴェイ・ガールズ”を主人公にした、1942年に発表されたサミュエル・ホプキンス・アダムスの小説”The Harvey Girls”を基に製作された作品。

ラナ・ターナー主演作品として予定されていたものの、ウエスタン・ミュージカルとして企画が変更され、MGMは、ジュディ・ガーランドのために特別な作品として製作した。

主人公らが”アチソン・トピカ&サンタフェ鉄道”で目的地に到着するシーンは見ものだ。
西部の町を舞台にしたスケール感ある躍動感みなぎる映像は、流石にMGM映画と思わせる迫力で、第19回アカデミー賞で歌曲賞を受賞した”On the Atchison, Topeka and Santa Fe”を歌うハーヴェイ・ガールズジュディ・ガーランドのミュージカル・パフォーマンスは圧巻だ。
*アカデミー賞ノミネート:ミュージカル音楽賞

ジュディ・ガーランドにとっては、ヴィンセント・ミネリと結婚したばかりの時期の撮影で、翌1946年、本作公開の1か月半後の3月にライザ・ミネリを出産している。
既に神経症と薬物中毒の影響でトラブル続きだったジュディ・ガーランドだが、それを全く感じさせない美しさで、快活な女性を熱演している。

デビュー間もない撮影当時19歳のアンジェラ・ランズベリーは、ショーガールのリーダーとして貫禄さえ感じさせる演技を見せてくれる。
歌手ではあるものの、酒場の女的な歌声ではなかっために、ヴァージニア・リースが吹き替えをした。

ハーヴェイ・ガールズの一員を演ずるシド・チャリシーも、同じく歌は吹き替え(マリオン・デンジュ)で、彼女にとっては、始めてセリフを与えられた作品でもある。

主人公と惹かれ合うようになる酒場のオーナー、ジョン・ホディアク、見事なタップダンスを披露してくれる、町で鍛冶屋を始めるレイ・ボルジャー、酒場の共同経営者で、ハーヴェイ・ガールズを町から追い出そうとする判事のプレストン・フォスターハーヴェイ・ガールズヴァージニア・オブライエン、酒場のピアニスト、ケニー・ベイカーハーヴェイ・ガールズの世話係マージョリー・メイン、主人公が結婚する予定だった牧場主チル・ウィルスハーヴェイ・ガールズのリーダー、セレーナ・ロイル、判事と共にハーヴェイ・ガールズに嫌がらせをするジャック・ランバート、牧師のモリス・アンクラム、エム(アンジェラ・ランズベリー)に惹かれるスティーブン・マクナリー、他エドワード・アールベン・カーターメアリー・モダーなどが共演している。


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