5168 Movies

摩天楼 The Fountainhead (1949)

1943年に発表された、アイン・ランドの小説”水源”を基に製作された作品。
理想主義者である建築家と女性記者の恋を描く、 監督キング・ヴィダー、主演ゲイリー・クーパーパトリシア・ニールレイモンド・マッセイケント・スミスロバート・ダグラス他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:キング・ヴィダー
製作:ヘンリー・ブランク
原作:アイン・ランド水源
脚本:アイン・ランド
撮影:ロバート・バークス
編集:デヴィッド・ウェイスバート
音楽:マックス・スタイナー

出演
ハワード・ローク:ゲイリー・クーパー
ドミニク・フランコン:パトリシア・ニール
ゲイル・ワイナンド:レイモンド・マッセイ
ピーター・キーティング:ケント・スミス
エルスワース・M・トゥーイー:ロバート・ダグラス
ヘンリー・キャメロン:ヘンリー・ハル
ロジャー・エンライト:レイ・コリンズ
銀行の頭取:モローニ・オルセン
アルヴァ・スカーレット:ジェローム・コーワン
法廷書記官:クレイトン・ヘイル(クレジットなし)
取締役会メンバー:ラッセル・ヒックス(クレジットなし)
採石場の現場監督:ジャック・モワー(クレジットなし)
ガス・ウェッブ:ジョン・ドーセット(クレジットなし)
警官:ポール・ニューラン(クレジットなし)
ディレクター:チャールズ・トロウブリッジ(クレジットなし)
歩行者:レオ・ホワイト(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1949年製作 114分
公開
北米:1949年7月2日
日本:1950年12月31日
製作費 $2,375,000
北米興行収入 $2,179,000
世界 $2,986,000


ストーリー
ニューヨーク
建築家のハワード・ローク(ゲイリー・クーパー)は、芸術性を追及する理想主義者であり、決して妥協しなかった。
そのために様々なトラブルを起こし、新聞社バナーの建築評論家エルスワース・M・トゥーイー(ロバート・ダグラス)は、彼の設計と考えを批判する。
その後ロークは、唯一の理解者ヘンリー・キャメロン(ヘンリー・ハル)が病に倒れて窮地に立たされる。
そんなロークは、成功している学友のピーター・キーティング(ケント・スミス)の援助の申し出も断ってしまう。
出版界の大物であるバナーの社主ゲイル・ワイナンド(レイモンド・マッセイ)は、同社の建築コラムの記者ドミニク・フランコン(パトリシア・ニール)に惹かれていた。
ロークの設計を称賛するドミニクは、トゥーイーらの彼に対する批判に賛同できなかった。
ドミニクはピーターと婚約していたのだが、ワイナンドはそれを強引に解消させてしまう。
そんな時ドミニクは、採石場で日雇い労働者として働く男性に惹かれ、ロークと知らずに運命的に出会うのだが・・・。


解説 評価 感想

理想主義者である建築家と女性記者の恋を描くドラマ。

原作者のアイン・ランドは脚本も担当したが、編集やデザイン、役者の演技を批判した。

主人公他登場人物の言動や表現は哲学的でもあり、その大袈裟なセリフや演出は批評家に酷評されたたものの、近年は再評価されている。

予定されたいたマーヴィン・ルロイに代わりキング・ヴィダーが監督し、彼が起用しようとしたハンフリー・ボガートが、アイン・ランドの希望によりゲイリー・クーパーの主演となり、原作のファンであるバーバラ・スタンウィックがヒロインを切望するものの、パトリシア・ニールに交代したという経緯がある。
そして、親子ほど年齢差のあるゲイリー・クーパーパトリシア・ニールは不倫関係が知られてスキャンダルとなった。

理想主義者である建築家を演ずるゲイリー・クーパーは、上記のように不倫関係にあるパトリシア・ニールと惹かれ合う役柄であり、美しく洗練された雰囲気の彼女を相手に、特別な感情で演技しているようにも見える。

強かに状況を見守るものの、妻となったヒロインと主人公を護ろうとする新聞社社主である富豪レイモンド・マッセイ、主人公の学友であるヒロインの婚約者ケント・スミス、主人公を徹底的に批判する新聞社の建築評論家ロバート・ダグラス、唯一の主人公の理解者で病に倒れるヘンリー・ハル、主人公を信頼する実業家レイ・コリンズ、新聞社の編集長ジェローム・コーワン、銀行の頭取モローニ・オルセン、法廷書記官のクレイトン・ヘイル、取締役会メンバーのラッセル・ヒックスジョン・ドーセット、採石場の現場監督ジャック・モワー、警官のポール・ニューランチャールズ・トロウブリッジレオ・ホワイトなどが共演している。


Translate / 翻訳
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2022