5168 Movies

紐育の波止場 The Docks of New York (1928)

荒くれ者の船員と彼に命を救われた女性との恋を描く、製作、監督ジョセフ・フォン・スタンバーグ、主演ジョージ・バンクロフトベティ・カンプソンオルガ・バクラノヴァ他共演のサイレント映画。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ジョセフ・フォン・スタンバーグ
製作:ジョセフ・フォン・スタンバーグ
原作:ジョン・モンク・サウンダース”The Dock Walloper”
脚本:ジュールス・ファースマン
撮影:ハロルド・ロッソン
編集:ヘレン・ルイス
音楽:ドナルド・ソシン

出演
ビル・ロバーツ:ジョージ・バンクロフト
メイ:ベティ・カンプソン
ルー:オルガ・バクラノヴァ
”シュガー”スティーヴ:クライド・クック
アンディ:ミッチェル・ルイス
”ヒム・ブック”ハリー:グスタフ・フォン・セイファーティッツ
ルーの恋人:リチャード・アレクサンダー(クレジットなし)
クリンプ夫人:メイ・フォスター(クレジットなし)
ナイトコート判事:ジョージ・アーヴィング(クレジットなし)
バーフライ:ジョン・ケリー(クレジットなし)
警官:チャールズ・マクマーフィー(クレジットなし)
クリンプ:ガイ・オリヴァー(クレジットなし)
裁判所の廷吏:ボブ・リーブス(クレジットなし)
スティーヴの女:リリアン・ワース(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1928年製作 76分
公開
北米:1928年9月28日
日本:1929年1月


ストーリー
ニューヨーク
港に停泊する不定期船内では、火夫のビル・ロバーツ(ジョージ・バンクロフト)らが炉を閉め、休暇のために下船する。
三等機関士のアンディ(ミッチェル・ルイス)は、出航時に酔って戻ったら罰するとビルらに警告する。
船を降りたアンディはダンスホール兼酒場に向かい、そこで、別居中だった妻ルー(オルガ・バクラノヴァ)と再会する。
言葉を交わしたアンディとルーだったが、当然、2人の間に愛はなかった。
その後ビルは、身投げしたメイ(ベティ・カンプソン)を助ける。
メイのことが気になるビルは、相棒の”シュガー”スティーヴ(クライド・クック)の忠告を無視して、彼女を酒場の上の部屋に運ぶ。
酒場の店主クリンプ(ガイ・オリヴァー)の妻(メイ・フォスター)は迷惑に思うが、ビルはそれを無視してメイをベッドに寝かせる。
それに気づいたルーは、メイの冷え切った体を温めようとする。
酒場から温かい飲み物を運んだビルは、メイが着替える服を調達するために質屋に向かう。
店が閉まっていたためにドアを壊して入ったビルは、古着を持って戻る。
意識が戻ったメイは、ビルが酒場に誘ってくれたために、彼から受け取った洋服を着る。
酔ったビルは、現れたメイとテーブルを共にする。
ビルを追い払おうとしたアンディは殴り倒され、その場は騒ぎになり、ルーらが2人を制止する。
そんなビルを見て、メイは、乱暴だが逞しい彼に惹かれるのだが・・・。


解説 評価 感想

ジョン・モンク・サウンダースの原作”The Dock Walloper”を基に製作された作品。

製作、監督ジョセフ・フォン・スタンバーグジョージ・バンクロフトベティ・カンプソンオルガ・バクラノヴァ共演によるサイレント映画。

荒くれ者の船員と彼に命を救われた女性との恋を描くドラマ。

前年の「暗黒街」(1927)に続きジョセフ・フォン・スタンバーグと組んだジョージ・バンクロフトは、乱暴者ではあるが愛すべきキャラクターを豪快に演じて、評価、人気ともに急上昇し、冒頭で身投げする女性を演ずる、サイレント映画のスター、ベティ・カンプソンとの共演も話題になった。

夜の港を舞台に、荒くれ者の主人公が暴れ回るシーンとは対照的に、立ち込める霧を効果的に使ったソフトなタッチの映像は注目だ。

1999年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

主人公の2人に関わる酒場の女を魅力的に演ずるオルガ・バクラノヴァ、別居中のその夫で、主人公と同じ船の三等機関士ミッチェル・ルイス、主人公の相棒クライド・クック、神父のグスタフ・フォン・セイファーティッツ、ルー(オルガ・バクラノヴァ)の恋人リチャード・アレクサンダー、酒場の主人ガイ・オリヴァー、その妻メイ・フォスター、判事のジョージ・アーヴィング、船員のジョン・ケリー、警官のチャールズ・マクマーフィー、裁判所の廷吏ボブ・リーブス、スティーヴ(クライド・クック)の女リリアン・ワースなどが共演している。


Translate / 翻訳
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2022