1986年に発表された、ロバート・ラドラムの小説”The Bourne Supremacy”を基に製作された作品で、小説”ジェイソン・ボーン”3部作の2作目。 恋人を殺されたCIA工作員”ジェイソン・ボーン”が、失った記憶をたどりながら自分が殺し屋となった真相を暴こうとする姿を描く、監督ポール・グリーングラス、主演マット・デイモン、ジョアン・アレン、カール・アーバン、フランカ・ポテンテ、クリス・クーパー、ブライアン・コックス、ジュリア・スタイルズ他上演のスパイ・サスペンス・アクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ポール・グリーングラス
製作総指揮
ダグ・リーマン
ヘンリー・モリソン
製作
フランク・マーシャル
ポール・サンドバーグ
原作:ロバート・ラドラム”The Bourne Supremacy”
脚本
トニー・ギルロイ
ブライアン・ヘルゲランド
撮影:オリヴァー・ウッド
編集
リチャード・ピアソン
クリストファー・ラウズ
音楽:ジョン・パウエル
出演
ジェイソン・ボーン/デヴィッド・ウェッブ:マット・デイモン
パメラ・ランディ:ジョアン・アレン
ウォード・アボット:ブライアン・コックス
マリー・ヘレナ・クルーツ:フランカ・ポテンテ
ニコレット・パーソンズ:ジュリア・スタイルズ
キリル:カール・アーバン
ユーリ・グレツコフ:カーレル・ローデン
ダニエル・ゾーン:ガブリエル・マン
ヤルダ:マートン・チョーカシュ
マーティン・マーシャルCIA次官:トーマス・アラナ
トム・クロニン:トム・ギャロップ
キム:ミシェル・モナハン
デッド・コンクリン:クリス・クーパー
イリーナ・ネスキー:オクサナ・アキンシナ
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2004年製作 108分
公開
北米:2004年7月23日
日本:2005年2月11日
製作費 $75,000,000
北米興行収入 $176,049,130
世界 $288,500,220
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
あれから2年、インド、ゴア。
ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は、マリー・ヘレナ・クルーツ(フランカ・ポテンテ)との生活を続けていたが、未だに記憶が完全には戻らず、毎晩のように悪夢にうなされていた。
ベルリン。
CIA副局長パメラ・ランディ(ジョアン・アレン)の指揮下、7年前にCIAから2000万ドルが奪われた事件の証拠となる、”ネスキー”のファイルと300万ドルを、あるルートと交換しようとする作戦が実行されようとしていた。
予算のことを気にするマーティン・マーシャルCIA次官(トーマス・アラナ)は、作戦の実行に懐疑的な考えだったものの、ランディに許可を出す。
ランディの指揮下で作戦は実行され、同じビルの地下に侵入したFSB/ロシア連邦保安庁の工作員キリル(カール・アーバン)が、ボーンの指紋を残して配電盤を爆破する。
テーゲル空港。 報酬の半分を受け取ったキリルは、ボーンの居場所の情報は確かだとグレツコフに伝える。 ゴア。 しかし、運転していたマリーがキリルに狙撃され、車は橋から川に転落する。 ボーンはマリーを助けようとするが、息を引き取った彼女が沈む姿を見守るしかなかった。 ランディは、ベルリンの爆破現場の指紋からボーンの情報を入手し、”トレッドストーン”という暗号名を知り帰国する。 モスクワ、シェレメーチエヴォ国際空港。 マリーを救えなかったボーンは、彼女との写真一枚以外の所持品を処分して旅立つ。 ヴァージニア州、ラングレー、CIA本部。 手掛かりである”トレッドストーン”で行き詰まることを伝えたランディは、それを知るために、内部資料へのアクセスの許可をマーシャルに求める。 全て報告するという条件で、マーシャルはそれを許可する。 ”トレッドストーン”とボーン、作戦中に死亡したデッド・コンクリン(クリス・クーパー)のことなどを詳しく調べたランディは、局長のウォード・アボット(ブライアン・コックス)のオフィスを訪ねる。 アボットから、”トレッドストーン”は2年前に終了したと言われたランディは、厳し過ぎたコンクリンの元から、ボーンが姿を消したことを知らされる。 事態を混乱させ、それを収拾できなかったコンクリンが始末されたことも知ったランディは、今回の事件の犯人はボーンだとアボットに伝えて席を立つ。 ロンドン、CIA支部。 7年前にモスクワ経由のCIAからの送金2000万ドルが消失した件で、ロシアの政治家ウラジミール・ネスキーから電話があった。 犯人はCIAの内部スパイだとネスキーから知らされるものの、接触する前に彼は妻に殺された。 会議の席でランディは、その殺しに関するファイルをベルリンで渡すという情報に対応した作戦だったことを、マーシャルら高官に説明する。 ファイルを持っていた男を殺したのがジェイソン・ボーンだと言うランディは、コンクリンの個人用のパソコンに、他の部署の情報が大量に保存されていたことを伝える。 スイスの銀行口座も見つかり、コンクリンの個人口座には76万ドルもの預金があったこともランディは付け加える。 コンクリンが自由に使える予算の大きさを説明するアボットだったが、ランディは、何か裏があるはずだと意見する。 それをアボットに否定されたランディは、コンクリンと組んでいたボーンが、その情報を恐れて男たちを殺した可能性を話す。 そこに、ボーンがナポリで拘束されたという連絡が入り、ランディは、連絡できる現地要員を手配する。 現れたアメリカ領事館のネヴィンスはボーンに質問するのの、何も答えないためにCIA本部に連絡を入れる。 その直後、一瞬にしてネヴィンスらを叩きのめして銃を奪ったボーンは、ネヴィンスの携帯電話のクローンを作り逃亡する。 ランディからの連絡を受けたネヴィンスは、ボーンが逃げたことを伝える。 その通話を聴いたボーンは、”ランディ”という名と電話番号をメモする。 ボーンは、自分がベルリンで2人殺し、一人は諜報員だということになっていると話したランディがベルリンに向うことを知り、ネヴィンスの車を奪い現地に向かう。 言い争うランディとアボットを黙らせたマーシャルは、ベルリンに向かうよう2人に指示し、ボーンを見つけて始末することを命ずる。 車を止めて休んでいたボーンは、”これは訓練ではない”というコンクリンの声とネスキーの夢を見て目覚め、ドイツに向かう。 オランダ、アムステルダム。 作戦の内容やボーンについて訊かれたパーソンズは、コンクリンが死んだ夜に現場にいたため、ランディの指示でベルリンに同行することになる。 ベルリンに着いたランディは、本部から送られてきたナポリでのボーンの映像をチェックする。 ランディの部下トム・クロニン(トム・ギャロップ)は、ボーンが映像に撮られるミスを犯したと考えるが、パーソンズは、決して失敗しない、思いつきもないボーンは、必ず目的を持って行動すると指摘する。 その目的を与えているのは誰かとランディから訊かれたパーソンズは、彼自身だと答える。 ミュンヘン。 帰宅したヤルダに銃を向けて手を縛ったボーンは、”トレッドストーン”が終了したことを知り、ランディとベルリンの件について聞きだそうとする。 何も知らないというヤルダが通報したことに気づいたボーンは、襲い掛かってきた彼と格闘になる。 ヤルダを殺したボーンは、ガス管を外してトースターに雑誌を挟み、その場を去る。 3人の男が現れるものの、建物は爆発して吹き飛ばされる。 ベルリン東駅。 ”ウェスティン・グランド・ベルリン”。 部屋から出たランディを追ったボーンは、支部に着いた彼女を、向いのビルの屋上からライフルで狙い電話をかける。 ”トレッドストーン”のことを訊いたボーンは、2年前に終わっていると言われ、指揮官は誰で、なぜ自分を追うのかをランディに問う。 ベルリンで2人殺したと言われたボーンは、一瞬”ネスキー”のことを思い出して、出頭したいことを伝える。 ボーンは、2年前にパリの件で関係したパーソンズがその場にいることを知り、彼女を連絡係として指名して、”アレクサンダー広場”の”世界時計”の下に1人で来させるようランディに指示する。 パーソンズを捜さねばならないと言うランディに、ボーンは横に立っていると伝える。 警戒態勢に入りスナイパーを配備しようとするアボットに、ネスキーのことを知るボーンを殺す訳にはいかないと伝えたランディは、意見が対立する。 アボットが何かを隠していると考えるランディは、仕方なくスナイパーを配備し、何かあればボーンを殺すよう部下に指示する。 ”アレクサンダー広場”。 地下に向かい、ランディのことを聞き出そうとするボーンは、特殊任務のチーフだと答えるパーソンズから、彼女が”トレッドストーン”には関係していないことを知る。 自分を追う理由を訊いたボーンは、先週、実行された作戦で、ファイルを手に入れようとした諜報員を自分が殺したと言われて戸惑う。 指紋が見つかったと言われたボーンはそれを信じようとせず、先週はインドにいて、マリーが殺されたことをパーソンズに伝える。 自分が狙われマリーが殺されたと伝えたボーンは、片を付けると言いながらパーソンズを密室に連れて行き、自分を犯人にしようとする理由を聞き出そうとする。 ボスのアボットに呼ばれただけだと言うパーソンズは、彼はコンクリンの上司だと伝える。 ファイルはコンクリンのもので、ロシアの政治家に関することだと知ったボーンは、その政治家が、断片的な記憶にでてくる”ネスキー”であることに気づく。 ”トレッドストーン”の任務で、自分がいつからここにいたのかをパーソンズに問うボーンは、ここには来ていないと言う彼女に、最初の任務はベルリンだったはずだと伝える。 最初の任務はジュネーブだったというパーソンズに銃を向けたボーンは、自分は覚えていると伝えて、混乱しながら彼女を残してその場を去る。 パーソンズの盗聴マイクでボーンの会話を傍受していたランディは、彼が何かを知っていると考えるものの、アボットはボーンの策略だと言い張る。 その間ボーンは、ロシアの政治家ウラジミール・ネスキーのことをネットで調べ、彼が民主派の理想化で、石油の私有化を批判し、腐敗を非難して、妻と共にベルリンで射殺体で発見されていたことなどを知る。 ボーンは、妻がネスキーを射殺して自殺したブレッカー・ホテルに向かおうとする。 アボットは、部下のダニエル・ゾーン(ガブリエル・マン)から話があると言われて、配電盤の爆破現場に向かう。 ゾーンは不自然な爆破の仕掛けなどを指摘し、コンクリンとボーンの事件の関与に疑いを持つが、アボットに刺殺される。 ホテルに着いたボーンは、ネスキー殺害をコンクリンから命ぜられた記憶を断片的に思い出す。 殺害現場の部屋に侵入したボーンは、ネスキーと予定外の妻まで殺し、自殺に見せかけ、2人が娘のイリーナと撮った写真のことなどを思い出す。 ボーンの手配書に気づいたフロント係は警察に通報し、それがCIAに伝わる。 警察の特殊部隊が部屋に突入するものの、ボーンは逃走し、駆けつけたランディは状況を知らされる。 警察に気づかれて追われたボーンは、何んとか逃げ切る。 部屋を調べたランディは、ネスキーが殺された現場だと気づき、ゾーンの死体が発見されたことを知らされ、アボットの元に向かう。 ホテルの部屋に戻ったアボットは、通じていたグレツコフに連絡を入れて、ボーンを始末するよう指示する。 関係を絶つことを伝えたグレツコフだったが、CIAの2000万ドルで石油権を手に入れられた貸しがあると言うアボットに、分け前は払ったと伝えて電話を切る。 待ち伏せていたボーンに気づいたアボットは、構うなと警告したにも拘わらず追い、罠にはめてマリーまで殺したと言う彼に銃を向けられる。 アボットの会話を録音していたボーンは、その場に銃を置いて立ち去る。 その後アボットは、現れたランディに、自分は愛国者であり国に尽くしたと伝えて、ゾーンのことを訊かれ、犠牲者だと答える。 後悔はないと言うアボットは、ランディの前で自殺する。 1枚だけ残していたマリーとの写真を見つめながら、ボーンは列車でモスクワに向かう。 アボットとの会話を録音したテープをボーンから受け取ったランディは、全てを知る。 監視カメラ映像で、ボーンが列車でモスクワに向かったことを知ったランディは、ロシア内務省と連絡を取る。 グレツコフに呼ばれたキリルは、ボーンが生きていることを知らされる。 モスクワ。 連絡を受けたキリルは、ボーンがタクシーに乗ったことを知り追跡する。 イリーナがアパートに引っ越したことを知ったボーンは、警察に居場所が知られたことに気づき、その場を離れる。 川沿いを歩くボーンを橋の上で見つけたキリルは、銃撃する。 駆けつけた警官に取り押さえられたキリルは、FSB/ロシア連邦保安庁であることを伝え、解放されてボーンを追う。 タクシーに近づくボーンは、現れた警官を殴り倒し、タクシーを奪い逃走する。 それに気づいたキリルも車を奪い、ボーンを追う。 激しい追跡の末にキリルは、トンネル内で激突事故を起こす。 ボーンは、キリルが助からないことを確認して、その場を去る。 その後、不正が発覚したグレツコフは、ランディらの前で逮捕される。 ネスキーの一人娘イリーナ(オクサナ・アキンシナ)はアパートに帰宅し、部屋にいたボーンから話があると言われ、両親と撮った写真のことを訊かれる。 イリーナは、父を殺したのは母でないと話すボーンの言葉に戸惑う。 母も自殺でないと言うボーンは、自分が任務で両親を殺したとイリーナに伝える。 イリーナは、父が1人でいるはずだったのだが、母が現れたために計画が狂ったことをボーンから知らされる。 涙するイリーナに謝罪したボーンは、その場を去る。 ニューヨーク。 ランディは、電話を切ろうとするボーンに、本名が”デヴィッド・ウェッブ”で、ミズーリ州のニクサで1971年4月15日に生まれたことを伝える。 詳しい話をしたいと伝えたランディは、”少し休んだ方がいい、疲れているようだ”と言うボーンが自分を監視していることに気づき、窓の外を見つめる。 ビルから出て通りに出たボーンは、人ごみの中に姿を消す。
”ネスキー”のファイルを奪ったキリルは、それをロシアのペコス石油CEOのユーリ・グレツコフ(カーレル・ローデン)に渡す。
...全てを見る(結末あり)
見慣れない男(キリル)に気づいたボーンは殺し屋だ考え、マリーと共に車で逃亡する。
グレツコフに会ったキリルは、ボーンを始末したことを伝えて、報酬の残りを受け取る。
2名が殺されてファイルも手に入れられず、300万ドルも消えて事件も公になったことをマーシャル次官から非難されたランディは、犯人の指紋は入手したことを伝える。
ボーンがナポリからイタリアに入国したことが分かり、報告を受けた現地の当局は彼を連行する。
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元”トレッドストーン”のメンバー、ニコレット・パーソンズ(ジュリア・スタイルズ)は、現れたアボットと共にランディの元に向かう。
ボーンは、元”トレッドストーン”のメンバーであるヤルダ(マートン・チョーカシュ)の家に侵入する。
車を乗り捨てたボーンは、ランディの滞在先のホテルを突き止める。
携帯電話からランディの部屋に電話をしたボーンは、フロントからも彼女を呼び出してもらい、部屋の番号を知る。
デモ行進のために群衆が集まる中、ボーンからの電話で路面電車に乗るよう指示されたパーソンズは、混乱を利用して現れた彼と共に姿を消す。
タクシーに乗ったボーンは、警察が動きだしたことを気にしながら、ネスキーの家に向かい娘のイリーナに会おうとする。
キリルの銃弾を受けたボーンは、自分を追って来た警備員を叩きのめす。
ボーンからの電話を受けたランディは、アボットの件に感謝して謝罪する。
参考:
・「ボーン・アイデンティティー」(2002)
・「ボーン・スプレマシー」(2004)
・「ボーン・アルティメイタム」(2007)
・「ボーン・レガシー」(2012)
・「ジェイソン・ボーン」(2016)
*(簡略ストー リー)
あれから2年、インド、ゴア。
ジェイソン・ボーンはマリーとの生活を始めていが、完全には戻らない記憶と悪夢に悩まされていた。
ベルリン、CIA副局長ランディの指揮下で、かつて、CIAから2000万ドルが奪われた事件の証拠となる、あるファイルと300万ドルを交換する作戦が実行される。
FSB/ロシア連邦保安庁の工作員キリルは、ボーンの指紋を残して爆破事故を起こし、ファイルを奪いロシアの石油王グレツコフに渡す。
その後、インドに現れたキリルはボーンを襲い、マリーが犠牲になってしまう。
ベルリンの現場の指紋から”トレッドストーン”という暗号名を知ったランディは、それに関係するボーンについて調べ、局長のアボットから作戦の詳細を聞き出す。
マーシャル次官命令で、ボーンの抹殺司令が出る。
イタリアからベルリンに向かったボーンは、ランディに連絡を入れて、同僚だったパーソンズを連絡係に指名する。
パーソンズと接触したボーンは、悪夢がこの事件に関係していることを知る。
そしてボーンは、”トレッドストーン”のリーダー、コンクリンから受けた、ファイルに関係するロシアの政治家ネスキー殺害の任務を断片的に思い出すのだが・・・。
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前作の内容を継承するストーリーは非常に解り易く、断片的な記憶が次第に解明されていく展開など、前作を上回るスリリングで上質なサスペンスに仕上がっている。
クライマックスのモスクワ市内でのカーチェイスも、前作を凌ぐ迫力と斬新な映像だ。
興行収入も北米、世界共に前作を上回るヒットとなった。
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北米興行収入 $176,049,130
世界 $288,500,217
監督はポール・グリーングラスに代わり、前作のイメージを受け継ぎ、スピード感溢れるシャープな演出は見応え十分。
前作の監督ダグ・リーマンは、製作に参加している。
主演のマット・デイモンは、前作では、演技派らしく主人公の人物像を深く掘り下げて演じ、本作では、更にスケールの大きなハードなアクション・シーンもこなして、キャラクター・イメージを定着させた。
前作で機密作戦”トレッドストーン”を指揮したクリス・クーパー(本作でもカメオ的出演)に代わる存在として登場する、CIA副局長ジョアン・アレンの演技は注目だ。
統率力のある知的な指揮官役は本作で重要な役割を占め、前作から”トレッドストーン”計画に関わってきた黒幕ブライアン・コックスと共に、重厚な演技を見せてくれる。
冒頭の20分足らずで命を落としてしまう、前作に続く出演の主人公の恋人フランカ・ポテンテ、凄腕の殺し屋でみあるFSB/ロシア連邦保安庁の工作員カール・アーバン、再びボーン捜索に巻き込まれる元同僚のジュリア・スタイルズは、前作よりかなり重要な存在として印象深い役柄を好演している。
CIA次官トーマス・アラナ、ロシアの石油王カーレル・ローデン、アボット(ブライアン・コックス)に殺される部下ガブリエル・マン、他、ランディ(ジョアン・アレン)の部下トム・ギャロップ、作戦チームのミシェル・モナハン、”トレッドストーン”の殺し屋マートン・チョーカシュ、主人公に殺されたロシアの政治家の娘オクサナ・アキンシナなどが出演している。